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やりたい仕事の見つけ方と自分らしく働くための心構え
目次
中高生のみなさんは、やりたい仕事はみつかっていますか。この記事ではやりたい仕事が見つからないという中高生向けに、やりたい仕事の見つけ方や、やりたい仕事がどうしても見つからないときにできることをお伝えします。本記事を読めば、やりたい仕事を見つけて、自分らしく働くための心構えが身につくはずです。
やりたい仕事が見つからない原因
やりたい仕事が見つからないよくある4つの原因を紹介します。自分に当てはまるものがないか確認してみましょう。
どんな仕事があるのか、情報不足になっている
やりたい仕事を見つけるためには、まずはどんな仕事があるのかを知らなくてはなりません。どんな職業があるのかを知ったうえで、その中から自分に合っていそうなもの、やりたいと感じる仕事を探してみましょう。
自分について理解できていない
自分がどんなことにやりがいを感じるのか、どんなことが得意なのか、自分について理解できていないことも、やりたい仕事が見つからない原因です。普段の生活や過去を振り返ってみて、一生懸命に取り組めたことや、好きだと感じたことを振り返ってみましょう。
自分の価値観や将来と向き合えていない
自分の価値観と向き合えていないことも、やりたい仕事が見つからない原因です。
保護者からのアドバイスを受け入れることも大切ですが、自分のやりたい仕事と「親が自分にやってほしいと思っている仕事」が違うこともあるでしょう。
保護者と意見が合わなかったりアドバイスを受け入れられないと感じるなら、家族以外の大人に相談するのがいいかもしれません。
また、たとえば親が「いい大学に進学して、大企業に就職することが大切」という考えだったとしても、「高校を卒業したらすぐに就職して、早く働きたい」「職人系の仕事について、とにかく腕を磨いていきたい」という人もいるでしょう。
進学したり、安定した仕事に就くことが必ずしも正解とは限りません。まずは自分がどんな仕事をしたいか、仕事に何を求めているのかを考えて、保護者や先生だけでなく、様々な大人に相談してみましょう。
やりたい仕事の見つけ方
ここからは、やりたい仕事の見つけ方を4つ紹介します。どれもすぐにできることなので、上から順番に試していきましょう。
まずは自分にとって大事なことをハッキリさせる
やりたい仕事を見つけようとする前に、まずは自分が仕事に何を求めているのかを明確にしましょう。
給料が多ければ残業や休日出勤が多くても構わないという人もいれば、毎日定時に帰れること、カレンダー通りに休めることが第一という人もいます。「やっていて楽しい」「社会の役に立つ」などのやりがいで仕事を選びたいという人も多いでしょう。
自分にとって大事なことをハッキリさせれば、やりたい仕事や向いている仕事も見えてきます。
これまでの学生生活について振り返る
自分が仕事に何を求めているのかわからないという人もいるでしょう。そんなときは、これまでの学生生活やアルバイトなどを振り返ってみてください。自分は何をしているとき、人からどんなことを言われたときに充実感を得ていたのかを思い出すのです。
たとえば人から感謝されるのが何よりやりがいにつながる、という人には、人の困りごとを解決してあげる仕事が向いているでしょう。
営業や接客職、看護などお客様に直接対応する仕事が向いてるかもしれません。
他にも「細かい作業が好きだから機械系の仕事に就く」「数字を扱うのが得意だからデータ分析の仕事がしたい」など、やりたい仕事の見つけ方は人それぞれです。
アルバイトで感じた不満や将来に対する不安を書き出してみる
やりたいことではなく、やりたくないことを軸に仕事を探す方法もあります。アルバイトをしていて感じた不満や、将来に対する不安を書き出してみて、それを解決できそうな仕事を探してみましょう。
たとえばコンビニのアルバイトをしていて「品出しは好きだけど接客は苦手」と感じているなら、お客さまと直接関わることのない仕事を探すといいかもしれません。
将来に対する不安がお金に関するものなら給料が高い仕事や安定した仕事、大企業への就職を目指すといいでしょう。「楽しくない仕事に就いて、長く続けられなかったらどうしよう」と思うなら、やっていて楽しいことや好きなことを軸に仕事を探すのもおすすめです。
適職診断を受けてみる
やりたい仕事を自分で見つけられないなら、適職診断を受けてみるのもいいでしょう。
自分では気づいていない自分の性格や能力を教えてくれたり、それを踏まえた適職をピックアップしてくれたりします。
診断で出てきた仕事の中にやりたい仕事がなくても、「やってみたら意外と向いていた」ということもあるかもしれません。
やりたい仕事がどうしても見つからないときは?
やりたい仕事がどうしても見つからないときに試したい3つのことを紹介します。
これらの方法を試していくうちにやりたい仕事が見つかることもあれば、見つからなくとも仕事や生活に対する不満が解消されることもあるでしょう。
やりがいではなく条件で仕事を選んでみる
仕事においてやりがいはとても大切ですが、それだけだと後悔するケースもあります。社会に出ると自分が稼いだお金で生活をしていくことを考えると、給料や福利厚生などの条件も重要になります。
仕事選びをする際に、条件面が合っていないと長く続けられない、という側面もあるため、条件面に目を向けると、意外と自分自身が大切にしているものが何か、も見えてくることがあります。
やりたい仕事はひとまず諦め、「向いてる仕事」を探してみる
やりたい仕事が見つからないなら、ひとまず諦め、まずは「向いてる仕事」を探してみるのもいいでしょう。
向いている仕事といっても、特別なスキルや才能を探す必要はありません。「人と話すのが好きだから、接客や営業の仕事に向いてるかも」「細かい作業が得意だから、工場の仕事ならできる」くらいで構いません。
向いていることやできることは、やっていて苦にならないでしょう。もしも今の仕事が向いておらず、それで溜まった不満からやりたい仕事探しをしていた場合、向いている仕事に転職するだけで満足できることもあります。
「自分の才能や適性をもっと活かしたい」という気持ちから、向いている仕事がやりたい仕事へと変わっていくこともあるでしょう。
誰もがうらやむ理想の仕事よりも、自分らしい働き方・生き方に目を向けよう
やりたい仕事の見つけ方は人それぞれです。深い自己分析を通してやりたい仕事を見つける人もいれば、何となく選んだ仕事が楽しくて、いつの間にか「これが自分のやりたい仕事だったんだ」と思えるようになる人もいます。
自分らしい働き方や生き方に目を向ける方と、やりたい仕事は見つかりやすくなります。
「給料が高くて毎日決まった時間に帰れて、世間体も良くて仕事内容も面白い仕事」などそうそうありません。何を面白いと感じるかは人それぞれだからです。
まずは自分が仕事に何を求めているのかを考え、それを満たせる「適職」を探してみましょう。
はたらく部LOG編集部
はたらく部LOG編集部は、中高生のみなさまやその保護者の方々に役立つ情報を発信していきます。