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高校生必見!課外活動とは?部活は含まれる?活動例や受験における重要性を解説

目次目次

    課外活動をやった方が良いとは聞くものの、「具体的な方法が分からない」「実際に始めるにしても何から始めたら良いのか分からない」と感じる方は多いのではないでしょうか。あるいは、そもそもなぜ課外活動をする必要があるのか疑問に思っている高校生やその保護者の方もが多いのではないかと思います。

    この記事では、そのような方々に向けて、高校生の頃に課外活動を通じて総合型選抜(AO入試)で大学合格を勝ち取った私が、「課外活動とは何か」から、その重要性や具体的な活動例に至るまで、合格に向けたノウハウを全てお伝えします。

    この記事を読めば明日から受験に向けた課外活動ができるようになり、圧倒的に合格に近づくこと間違いなしです。

    そもそも課外活動って何?

    課外活動とは、学業以外で自分が主体的に活動した経験を指します。具体的には、学校として必ず行う勉強ではなく、プラスで部活動やボランティア活動、外部のプログラムなど、自身が主体的に取り組み、リーダーシップやチームメンバーとの共同作業などの行動を起こした経験が課外活動に含まれます。

    高校生の学内での課外活動の例

    学内での主な活動には以下のようなものがあります。

    ・部活動
    ・生徒会活動
    ・実行or運営委員(文化祭・体育祭)
    ・行事リーダー

    部活動や委員会活動などでは、自分が担当した役職での頑張りや実績が求められます。学内の活動は学外の活動と比べ、他の学生と内容が似ることがあるため、優れた実績や特別な経験が特に必要になってきます。

    高校生の学外での課外活動の例

    学外での主な活動は下記のようなものがあげられます。

    ・プログラム(留学・起業家育成など)
    ・アルバイト
    ・コンテスト
    ・ボランティア活動
    ・地域の活動

    学外での活動は学校で実施される学内の活動と異なり、他の学生と差別化できる特別な経験が得られます。また、自分から意欲的に活動に参加したことも評価につながるでしょう。

    高校生の課外活動の重要性

    高校生のとき、私も「課外活動が求められている」「受験に役立つ」と先生や先輩から言われても、「どのように役立つのか?」「なぜそんなに重要なのか?」と疑問に思っていました。 同じように疑問を抱いている受験生や保護者の方も多いのではないでしょうか。 そこで、課外活動が重要視され受験でも役立つ理由とその背景をご紹介します!!

    課外活動が受験に役立つ理由

    課外活動は大学受験、特に総合型選抜(AO入試)で必要とされる志願理由書や面接で役立ちます。 役立つ理由は、他の学生よりもオリジナルで具体的なエピソードを語れるからです。 例えば、100人が「勉強を頑張ってきました!」とアピールする中で、自分は「ビジネスコンテストに出場し、難しかったけれど考え続けた結果、3位になりました」とアピールすれば、どちらが面接官にとって魅力的かは一目瞭然です。

    さらに、下記の画像にもあるとおり課外活動を通じて慶應SFCなどの一部の大学では、対象のコンテストで受賞すると一次選考が免除されます。実績がなくても活動証明書を取得すれば、大学に実績としてアピールでき受験を有利に進めることが可能です。

    ▼対象コンテスト一覧  (*慶應義塾関連)
    ・小泉信三賞全国高校生小論文コンテスト*
    ・三田文学新人賞*
    ・日本数学オリンピック
    ・高校生・高専生科学技術チャレンジ (JSEC)
    ・化学グランプリ
    ・日本生物学オリンピック
    ・全国物理コンテスト 物理チャレンジ
    ・日本情報オリンピック
    ・日本地学オリンピック
    ・科学地理オリンピック日本選手権
    ・日本学生科学賞 物理、化学、生物、地学、広領域
    ・日本学生科学賞 情報・技術、応用数学
    ・情報処理推進機構 未踏IT人材発掘・育成事業
    ・一般社団法人未踏 未踏ジュニア
    ・ファブ 3D コンテスト
    ・全国高校生マイプロジェクトアワード
    ・高校生ビジネスプラン・グランプリ
    ・全国高校生ドイツ語スピーチコンテスト(第3部)
    ・実用フランス語技能検定試験
    ・福澤諭吉記念全国高等学校弁論大会*
    ・高校生バイオサミット in 鶴岡*

    課外活動が求められてきている背景

    そもそも総合型選抜(AO入試)自体が一般入試と比べ倍率が低く大学に受かりやすいこともあり、上の画像からわかるように最近、課外活動が重要視される背景には、多くの大学で総合型選抜(AO入試)を受験する学生が増えていることが挙げられます。

    その一例として東北大学では受験方式を総合型選抜のみを目指すと発表しております。また高校では探究学習などの必修科目など自身が興味あることにチャレンジした経験がそのまま大学受験の評価に繋がるようになってきているなど、教育界全体としても勉強以外の能力が求められてきています。

    まとめると将来を見据え、大学側が求めている人材も「与えられた勉強ができる人材」から「主体的に考え行動できる人材」へと変わってきています。その第一歩が課外活動だと考えられます。

    ▼出典:国公立大の受験でも増える「総合型選抜」 約8割が実施、いち早く導入の東北大に狙いを聞いた
    https://www.asahi.com/thinkcampus/article-100807/

    大学受験で書く内容は?課外活動を効果的にアピールする方法

    「課外活動をしてきたけれど実際に受験の面接や志願理由書でどうアピールすればいいかわからない!もっと魅力的に伝えたい!」と悩んでいる学生向けに、効果的なアピールをするためのポイントを伝授します。

    課外活動に参加した背景や理由

    まずは、課外活動に参加した理由やきっかけを考えてみましょう。 具体的には自分自身がテーマに関して興味を持ったきっかけを、実体験を元にしたエピソードで示せると良いでしょう。さらにテーマに関してどれほどの課題感や熱量を持っているのかを示すことで面接官に本気度をアピールでき、以降の話にも関心を持って聞いてくれるでしょう。

    活動の中での経験と苦労して乗り越えたエピソード

    次に重要なのが、課外活動を通して得た経験です。 課外活動に参加した中で実際に自分がチームの中でどんな役割を持って、どう具体的に活動したのか、どのように貢献したのかといった内容を書きましょう。 また、活動の中で苦労したことや難しかったことをチームや個人で考えてどのように乗り越えたかが大事になります。面接官側は活動の経験もそうですが、苦労した経験から何を学び、どう諦めず乗り越えてきたのかの過程を確認することで再現性があるのかどうかを見ています。

    課外活動の経験を今後どう生かしていけるか

    最後のポイントは「大学生活のどの場面で課外活動を通して得た経験が活かせるか」ということです。再現性の話が重要なことを2つ目のポイントで伝えましたが、あくまで大学の面接官が求めているのは大学で生徒が課外活動で得た経験を元に在学中にどのように活躍してくれるのかということです。なので過去の経験が将来のやりたいことに対してどのように紐付いてくるのかを締めとして盛り込むと統一感が出るので意識しましょう。

    実際の課外活動を盛り込んだ志願理由書(自己推薦書)の例

    下記は去年自身の課外活動での経験を盛り込み慶應に合格した学生の志願理由書の一例です。しっかりと前述した内容が盛り込めており内容も一貫性があり読みやすいのでぜひ参考にしてみてください。

    ▼実際の志願理由書(自己推薦書)

    探究によって高校生の魅力を引き出し、それを認めてもらうことで高校生が胸を張って生きることができる居場所をつくりたい。なぜなら、学校等の社会に居場所を感じていなかった私が探究によって自分の潜在能力を知り、自信が持てるようになったからだ。そしてさらに、孤独感も解消できた。しかし今の日本には、高校生が自分の魅力に気づく機会が少ない。この問題意識は、学校の探究の授業を通してさらに深まった。そのため私はメンタルヘルスや教育心理学を学び、探究活動における自身の成長と孤独感の関係について学ぶことができる貴校に進学したい。

    私が参加していたはたらく部の存在は、私を積極的な性格へと変えた。はたらく部とは、キャリアについて学ぶオンラインサロンである。そこで私は探究を行い、初めて自分の潜在能力に気づけた。初めてのピッチイベントでは、元々人前で話すことが苦手で練習では全く言いたいことが言えなかったが、その悔しさから特訓を重ねた結果、プレゼン後にははたらく部の人達から努力を認められ、自分でもやればできることを知り嬉しさを感じた。この経験は私に自信を与え、探究という場に居場所を感じさせた。

    この自己変容の過程で重要だったものは、探究活動がもたらすエンパワーメントであった。エンパワーメントとは、自身の潜在能力に気づき自己を磨く過程と定義され、探究では他者との協力の中で自身の魅力を見つけ、自信をつけていくことを指す。しかし現在、社会の中では学生のエンパワーメントの機会が少ない。これは、私の学校内の探究活動の経験から指摘できる。私は学校の探究で、王子本町アパートを活動の対象とした「団地グループ」に所属した。私はそこで、高齢者15人を対象にしたライフヒストリー調査を行った。この活動では、高齢者と会話することで他者の役に立てた嬉しさを感じた。しかしこの探究で私は居場所を感じられず、エンパワーメントも実感できなかった。

    これが、私が体験した学校内の探究の現状である。エンパワーメントの機会が少ないというこの状況は、高校生に悪影響を及ぼす一因となる。実際、令和4年度の内閣官房の調査によると、約40%の高校生が孤独感を抱えていることが分かっている。また、令和元年度の内閣府の調査からも、社会に居場所を感じていない高校生が多いことが分かる。

    エンパワーメントは、孤独感を緩和させる。安田節之の論文によると、自らの強みや長所を知ること自体が、少なくとも大学生にとってはウェルビーイングの向上につながることが分かっている。しかし、エンパワーメントには潜在能力に気づく顕在化、その力の活用、そしてそれを社会に役立たせる社会化という三つの過程があるが、探究がもたらすエンパワーメントによって具体的にどのタイミングでより孤独感が緩和されるのかはまだ分かっていない。そのため私は貴校で、探究で高校生が自分の潜在能力に気づいていく過程で孤独感がどう変化するのか研究したい。

    そこで、私はエンパワーメントの一要素である人のつながりと孤独感の相関関係を秋山美紀研究会に入り学ぶ。探究での仲間との協働は、潜在能力を顕在化することが私のはたらく部の経験から分かる。しかし、学校内の探究による経験から、エンパワーメントを促す仲間との協働には条件があるのではないかと推測する。そこで、この研究会では探究の仲間との協働に注目し、同時に顕在化の過程において孤独感がどれ程解消されるのか研究する。また、高校生が探究で自分の潜在能力を認知する過程を知るため、今井むつみ研究会に入る。ここではエンパワーメントの活用、そして社会化の過程に注目し、高校生が自ら潜在能力に気づくような探究プログラムをどうつくるか学ぶ。実際、探究の場の先行事例や私の経験から、高校生自身がやりたい活動ができる場は少ないと感じる。もちろん、エンパワーメントには探究による仲間との関わりも大切であるが、自ら自分の未知の能力を切り開くことが重要である。そこで、この研究会で潜在能力の認知を測る方法を学び、高校生自身によるエンパワーメントと孤独感の相関関係を学びたい。これらの学びから探究によるエンパワーメントのどの段階に焦点をおいた探究活動が最も効果的なのかを知ることができ、よりよい探究の場づくりができるようになる。

    また、現在私は高校生のエンパワーメントを促す探究の場を作るために、「東京レモンプロジェクト」の学生リーダーを務めている。しかし、学生が現場から情報を持ち帰り、自身の探究にその情報を活かす仕組みづくりをどうつくるかが分からない。そのため、玉村雅敏教授の元でソーシャルマーケティングを学び、プロジェクトに持続性を持たせたい。また、鳳雛塾等の先行事例調査を飯盛義徳教授の元で行い、非営利団体の経営システムについて学びたい。


    実際の課外活動の内容や具体的な流れ

    学外での課外活動に興味があるけれど、具体的にどのような活動が行われているのか分からず不安に感じている方に向けて、実際の課外活動の種類や内容について解説します。

    課外活動の種類と実態 課外活動には大きく分けて3つの種類があります。それぞれの基本的な内容や流れを理解した上で、自分に合った活動を選ぶことが大切です。

     

     

    1. トークセッション形式

    トークセッション形式は、イベントの講師やゲストが特定のテーマについて話す講義形式のイベントです。興味のある分野のトークイベントがあれば、ぜひ参加してみると良いでしょう。

    この形式のイベントは、初めての参加者にとっては比較的気軽に参加できる反面、聞くだけで終わる受動的な体験になりがちです。慣れてきたら、より積極的に参加できるワークショップ形式のイベントや、長期プログラムに挑戦してみるのも良いでしょう。トークセッションはあくまで初めの一歩として考えましょう。

     

    2. ワークショップ形式

    ワークショップ形式のイベントは、2時間程度の短いオンラインイベントから、3日間の合宿形式まで様々です。イベントの流れとしては、まず講師による講義が行われ、その後、参加者がグループに分かれて特定のテーマに取り組み、最後に発表を行います。

    キャリアやデザインなど、自分の興味のある分野で実際に手を動かして体験することができるため、受験にも役立つ内容となるでしょう。

     

    3. 長期プログラム形式

    長期プログラム形式は、その名の通り、半年以上にわたって実施される内容の濃いプログラムです。毎月テーマに沿った講義が行われ、それに対する課題が出されます。参加者は長期的に取り組み、最終的には発表やコンテストに挑戦することが多いです。

    社会人の講師から長期間のサポートを受けることで、メンタル面やスキル面での成長が期待でき、受験やその後のキャリアに活かせる貴重な経験となるでしょう。

    ▼参考プログラム例
    https://fuji-innovator.shizuoka.jp/

    中高生が参加できる課外活動掲載サイト

    <引用>
    https://qulii.jp/

    キュリーは私が高校生の時、課外活動のプログラムを見つけるのに使っていたサイトです。中高生向けの学校外での課外活動プログラムが一覧でまとまっており、1日、1週間などの短期のプログラムから半年ほどの長期のプログラムまで様々なプログラムが揃っています。

    プログラム内容も国際交流や起業、地方創生、社会人交流など受験でアピールができる課外活動のプログラムが盛りだくさんです。

    私のおすすめとしては3日間でビジネスアイデアを0から作る合宿型のプログラムです。合宿型のプログラムはとっつきやすく、社会人との交流が行えるのはもちろん、合宿を通して他校の学生と様々な意見を出し合いながら交流を深め、最後には形にしてやり切る体験ができます。その体験を元にビジネスコンテストなど今後の課外活動に参加するきっかけになると思うのでぜひ体験して欲しいなと思います。

    継続的に参加できる課外活動

    多くの学生が継続的に参加している課外活動として、NTTドコモの新規事業として始まった「はたらく部」があります。現在はスピンアウトして株式会社RePlayceが運営しています。

    「はたらく部」は、オンライン上でキャリアや学びたい分野について、上場企業や起業家など、最前線で活躍する社会人から直接学べる課外活動のサービスです。また、受験生向けに活動証明書を発行することも可能で、受験に有利な身近な課外活動として多くの学生が参加しています。

    ▼はたらく部サービスサイト
    https://hatarakubu.jp/

    ▼実際に発行できる活動証明書

     

    ▼参考:【保護者必見】総合型選抜で受かるために必要なこと教えます!
    https://youtu.be/l4sYbUhGJLw?si=nUVsIH7Lnjy2YzX6

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    この記事を書いた人

    篠原 佑介

    はたらく部卒業生 第一号 はたらく部インターン次世代創造部 部長 営業担当 勉強が好きではなかったので、高校生の頃から外部のプログラムやビジネスコンテストなどに出場、社会人を相手に準優勝するなど、課外活動に力を入れてきました。

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