ブログBlog
AO入試(現・総合型選抜)における活動レポートの書き方とは?ポイントやコツを徹底解説
目次
大学受験の入試方法のひとつであるAO入試(現・総合型選抜)(総合型選抜)を受験する際に提出を求められるのが活動レポート(活動報告書)です。活動レポートの内容や充実度は、AO入試(現・総合型選抜)の合格率に大きく影響します。本記事では、AO入試(現・総合型選抜)における活動レポートを書く際の、ポイントやコツについて分かりやすく解説します。これからAO入試(現・総合型選抜)を受験しようとしている方やその保護者、関係者は必見の内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください。
AO入試(現・総合型選抜)に必要な活動レポートとは?
AO入試(現・総合型選抜)における活動レポートとは、自分がこれまでにやってきた活動や成功体験などを大学側にアピールするために必要な書類です。活動報告書には自分が持っている資格や達成してきたこと、その成果をあげるまでに工夫したことについて記載しましょう。場合によっては、大学側から活動レポートの記載内容やテーマについて指定されることもあります。その際は、テーマや課題に沿って記載します。
AO入試(現・総合型選抜)で高評価を受ける活動レポート構成例
ここからは実際にAO入試(現・総合型選抜)において高評価をもらえる活動レポートの構成例をご紹介します。あくまで構成例なので、順番の入れ替えや差し引きなど、レポートのテーマや書きたい内容に応じて、活用してみてください。
はじめに動機を示す
まずはじめに、自分が行った活動の動機について記載しましょう。自分がどんなことに興味があり、どんな想いを持ち活動していたのかを示します。読み手に共感を与えると同時に、活動している意味に説得力を持たせることができます。
課題やテーマを明示する
あらかじめ大学側から課題やテーマ設定がされている場合があります。テーマや課題について事前に指定がある場合には、課題が設定されている背景を考えて汲み取り、それについてはっきりと自分の考えを示すことが重要です。
課題解決のための行動と実績について記載する
レポートで最も大切な部分ですが、課題に対して、どんな工夫や行動をして解決に導いたかを詳しく記載しましょう。大学側は自分で考えて行動できる人材を求めています。課題解決のエピソードを盛り込むことで、大きなアピールにつながります。また、自分が大学でやってきた活動実績についても記載することも、自分の評価獲得につながります。
たとえうまく課題が解決できなかったとしても、自分の頭で考えて戦略的に行動したこと自体に価値があります。自ら思考し、行動したことをしっかりと大学にアピールしましょう。
今後の動きや展望について記載する
活動の実績や課題解決のエピソード以外にも、今後の展望についても言及しましょう。過去の実績も重要ですが、将来に向けてどう動くのかといった計画も重要視されます。大学入学後にどんな姿勢で学ぶのか、何を成し遂げたいのかを記載することで、大学で学ぶ意味がより明確になり、合格率が高まります。
データを示す場合には出典や根拠をしっかりと添付する
レポート内で具体的な数字やデータを活用した場合には、最後に参考にした資料や出典を付けます。場合によっては、出典や根拠、参考資料がなければ不可となるケースもあるので、必ず活動レポートの規定は事前にチェックしておくようにしましょう。
AO入試(現・総合型選抜)で評価される活動レポートを書く5ステップ
続いて、AO入試(現・総合型選抜)で評価される活動レポートを書くためのステップを紹介します。主に5つのステップがあります。
ステップ1.書きやすそうな内容を選ぶ
活動レポートのテーマや課題の指定がない場合には、書きやすそうな内容を選ぶことをおすすめします。基本的には、自分で意欲的に取り組んだ経験をもとに書くのが良いですが、テーマや課題が決まっている場合にはそのテーマに沿って記載しましょう。
以下が、テーマの参考例になります。
【テーマや課題例】
・部活動での経験 ・留学経験 ・インターン活動の内容など ・資格取得 |
ステップ2.書きたい内容が決まったら深掘りする
書きたい内容が決まったら、それについて深掘りして記入する内容を書き出していきます。深掘りする際には、なるべく他の人がしていないような経験や、自分が活動を通して成長したことや学んだこと、達成したことなどを軸に考えると良いでしょう。
ステップ3.活動報告書のコピーをとって下書きする
活動レポートに書きたい内容が決まったら、いきなり記入するのではなく、原本をコピーして必ず下書きをするようにしましょう。いきなり本番の用紙に記入すると、誤字脱字や内容の修正に対応できないためです。
ステップ4.活動レポートを再度見直してブラッシュアップする
活動報告書の下書きが完成したら、自分が活動レポートを受け取る側の気持ちに立って読んでみましょう。客観的に活動レポートを読むことで、もっと良い言い回しが思いついたり、文法のおかしさや誤字脱字に気づいたりすることがあります。活動レポートを最良の状態でミスなく提出するためにも、客観的に見返してブラッシュアップすることが重要です。学校の先生や親、友人に見てもらうのもいいでしょう。
ステップ5.活動レポートに直接記載する
ここまで来たら、あとは誤字脱字やミスがないように直接活動レポートに記載していきます。下書きを見ながら、一文字ずつ丁寧に書いていきましょう。
AO入試(現・総合型選抜)の活動レポートを書くときのポイント4つ
最後に、AO入試(現・総合型選抜)における活動レポートを記載するときに意識する4つのポイントについて説明します。
1.自分の実績以外の情報も積極的に記載する
1つ目のポイントは、実績はもちろん、それ以外の情報も積極的に記載することです。例えば、活動中に失敗した経験や、自分が感じたことなどです。また、活動していくなかで起きた気持ちの変化や、そこから学んだことなどについても積極的に記載していきましょう。
2.大学側が求めている情報を推測して丁寧に記載する
大学側が活動レポートをとおして、何を知りたいのか、どんな情報を求めているのかを推測します。そのうえで、嘘のない範囲で自分の活動と、大学側が求めていることを関連付けて活動レポートを記載することで、より良い評価を得られる可能性が高まります。
3.主観ではなく、客観的に評価して事実を述べる
活動レポートにおいては、自分のやってきたことを誇張せず、客観的に事実を述べて評価して書くほうが良いと言われています。頑張ったかどうかは自分ではなく周りが判断することなので、「〇〇について頑張りました」というような書き方よりも、「〇〇をした結果、〇〇の結果が得られました」といった事実を述べる書き方がおすすめです。
4.自分が志望する大学や学科に即して記載する
なぜその大学を志望しているのかや、なぜその分野で学びたいのかについて、頑張ってきた活動と関連付けて活動レポートを記載するとより良いです。関連性があることで、これまで活動してきたことに対して大学との接点を作ることができ、志望理由に説得力が増します。
AO入試(現・総合型選抜)の活動レポートを充実させて合格率を高めよう
AO入試(現・総合型選抜)を受験する際に提出を求められる活動レポートの書き方や書く際のポイントについて解説しました。活動レポートのテーマや課題が決まっている場合はそれに沿って、もし決まっていない場合には自分が実際にやってきた活動や成果を出した出来事について客観的に事実を書くのがおすすめです。
また、実際に大学に入って学びたいことと、やってきた活動を関連づけて説明することで、活動レポートの内容がより充実します。これからAO入試(現・総合型選抜)の活動レポートを記載する場合には、ぜひ本記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。
はたらく部LOG編集部
はたらく部LOG編集部は、中高生のみなさまやその保護者の方々に役立つ情報を発信していきます。