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短大 大学 違い

短大と大学の違いは給料だけじゃない!学歴・業界別の平均初任給を比較

目次目次

    短大卒と4年制大学卒では待遇面(主に給料)に差が生まれ、その違いは生涯賃金だけでなく、初任給における額面にも現れる傾向にあります。短大卒と大学卒それぞれの給料の違いに加えて、業界別の平均初任給や賃金以外の異なるポイントを解説します。4年制大学と専門学校どちらに進学するか迷っている方、お子様の将来について悩んでいる方は、事前知識としてポイントを押さえておきましょう。

    短大と大学の給料の違いは「約3万円」

    東京労働局が実施した「令和2年3月新規学校卒業者の 求人初任給調査結果」によると、短大と大学の給料の違いは約3万円とされています。

    (引用:https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/000609695.pdf

    短大と大学の給料の差は基本給だけでなく、ボーナスや手当てにも現れているのが現状です。短大卒と大学卒における給与の違いをそれぞれ解説します。どの項目でどのような違いが出るか知っておきましょう。

    基本給の違い

    基本給は、職種や業務内容に応じて企業から支給される給与の基本部分を指します。

    一つの会社における勤続年数に応じて基本給が上がっていく仕組みとなっており、基準や金額の幅は企業によってさまざまです。

    短大と大学卒の場合、多くの企業では基本給のスタート地点が異なるため、同じ昇給率でも大学卒の方が給料が高い状態が続くことになります。

    手当の違い

    手当は基本給に加えて支給される特別手当や資格手当を指し、実務経験や保有資格に応じて支給される一時支援金や奨励金のほか、家賃補助(住宅手当)や交通費も含まれます。

    短大と大学における給料の違いにおいて、手当ては一律である場合がほとんどですが、短大生は資格取得に必要な基礎知識の習得などの分野で不利になりがちです。

    ボーナス(賞与)の違い

    ボーナス(賞与)は、基本給や手当とは別に支給される報酬を指します。

    ボーナスの有無や支給金額は企業によって様々であり、一般的には「基本給の◯ヶ月分」であるパターンがほとんどです。

    短大卒と大学卒では基本給の最初の金額や伸び幅が異なるため、たとえボーナスが一律支給でも、金額に差が出てしまうことはは避けられません。

    給料には額面と手取りがある

    会社員における給与には、提示された金額そのものを指す額面と、税金や保険料が引かれた後に手元に残る手取りの2つの定義があります。

     

    額面の給与から引かれる項目は、主に次の4つです。

     

    • 所得税
    • 住民税(入社後2年目以降)
    • 各種保険料
    • 厚生年金

     

    額面の給与から、以上の項目における金額が天引きされた後に手元に残るお金を手取りと覚えておきましょう。

    総合職と一般職の違い

    短大卒と大学卒における給料の違いは、業界だけでなく職種によっても変わってきます。

    企業のリーダーとしての働きが求められる総合職と、決められた業務をする一般職では、業務量や責任範囲が大幅に異なるため、給料の上がり幅も違うのが特徴です。

    総合職と一般職の違いについて解説します。

    総合職とは

    総合職とは、企業の重点的な役割を担い、リーダー人材としての活躍が求められる職種です。

    多岐にわたる業務を覚え、責任を持って仕事に取り組むことが求められる分、給料は一般職よりも上がりやすくなっています。

    業界や職種によっては、手厚い研修プログラムが組まれていたり、大きな案件や国内外における出張に行ける機会があったりするので、様々な手当てもつきやすいのが特徴です。

    一般職とは

    総合職とは、特定業務における任務の遂行が求められる職種です。

    日々の業務内容が決まっていることがほとんどで、残業や難しい業務が発生しにくい分、給料は総合職ほど上がりにくいケースが多くなっています。

     

    短大卒の平均初任給を業界ごとに比較

    短大卒の平均初任給について業界・業種ごとに見比べてみましょう。

    業界名 平均初任給(千円)
    建設業 201.0
    製造業 190.0
    運輸業・郵便業 190.0
    卸売業・小売業 190.0
    金融業・保険業 184.2
    不動産業・物品賃貸業 207.0
    サービス業 194.8
    その他 190.0

    (参考:https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/000609695.pdf

    短大卒の平均初任給を業種ごとに比較

    職種名 平均初任給(千円)
    専門・技術198.0 198.0
    事務 190.0
    販売 190.0
    その他 195.0

    (参考:https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/000609695.pdf

    大卒の平均初任給を業界ごとに比較

    続いて、大卒の平均初任給を業界・職種ごとに比較します。

     

    業界名 平均初任給(千円)
    建設業 217.0
    製造業 210.0
    運輸業・郵便業 203.9
    卸売業・小売業 204.0
    金融業・保険業 185.8
    不動産業・物品賃貸業 215.0
    サービス業 205.6
    その他 206.0

    (参考:https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/000609695.pdf

    大卒の平均初任給を業種ごとに比較

    職種名 平均初任給(千円)
    専門・技術 210.0
    事務 212.1
    販売 204.2
    その他 205.2

    (参考:https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/000609695.pdf

    専門卒の平均初任給を業界ごとに比較

    次は、専門卒の平均初任給における業界ごとの比較を見てみましょう。

     

    業界名 平均初任給(千円)
    建設業 200.0
    製造業 187.0
    運輸業・郵便業 186.0
    卸売業・小売業 190.0
    金融業・保険業 200.0
    不動産業・物品賃貸業 210.0
    サービス業 192.5
    その他 180.1

    (参考:https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/000609695.pdf

    専門卒の平均初任給を職種ごとに比較

    続いて、専門卒の平均初任給を職種ごとに比較します。

     

    職種名 平均初任給(千円)
    専門・技術 198.0
    事務 190.0
    販売 190.0
    その他 195.0

    (参考:https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/000609695.pdf

    高卒の平均初任給を業界ごとに比較

    続いて、高卒の平均初任給を業界ごとにチェックします。

     

    業界名 平均初任給(千円)
    建設業 186.5
    製造業 173.0
    運輸業・郵便業 180.0
    卸売業・小売業 175.0
    金融業・保険業 165.8
    不動産業・物品賃貸業 178.6
    サービス業 176.0
    その他 170.0

    (参考:https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/000609695.pdf

    高卒の平均初任給を職種ごとに比較

    続いて、高卒の平均初任給を職種ごとにチェックします。

     

    職種名 平均初任給(千円)
    専門・技術 180.0
    事務 173.2
    販売 176.0
    その他 181.0

    (参考:https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/000609695.pdf

    短大と大学の違いは給料だけじゃない

    短大と大学の違いは給料だけでなく、卒業までにかかる時間やお金、在学中の過ごし方など様々な方面において異なるポイントがあります。

    短大卒と大学卒それぞれのメリット・デメリットを解説しますので、どちらに進学するか迷っている方は目を通しておきましょう。

    短大のメリットは学費の安さと卒業の早さ

    短大へ進学するメリットは、学費の安さと卒業の早さです。

    短大は卒業までの期間が大学よりも2年早いぶん、学費も抑えられるほか、短い時間で特定分野における専門知識を学べるのが魅力となっています。

    短大のデメリットは自由度と給料の低さ

    短大へ進学するデメリットは、在学中における時間の自由度と就職後の給料の低さです。

    短大の教育プログラムは卒業時期の関係上、大学より もタイトになりやすくなっています。

    また多くの企業において、給与体系が大卒と短大・専門卒で分かれているパターンが多く、カテゴリーによって貰える額に差が出やすいのが現状です。

    大学のメリットは自由度と給料の高さ

    大学へ進学するメリットは、4年間にわたる在学期間と就職後の給料の高さです。

    大学では4年間の在学期間を活かして特定分野に関する学習やインターンシップ、留学やアルバイトなど、比較的自由に使える時間や選択肢が多くなっています。

    就職活動の時期に関しても、多くの企業が大卒以上限定で新卒採用を行っており、給料の額も高卒や短大卒に比べて高いのが特徴です。

    大学のデメリットは学費の高さ

    大学へ進学するデメリットは、学費の高さです。

    大学における学費は公立・私立によって大きく変化するものの、短大や専門学校に比べて2倍分の年数を通うことになるため、学費が嵩むことは避けられません。

    ベストな進学先は進路やキャリアプランによって変わる

    短大と大学の違いは就職後の給料だけでなく、在学中にできることや、卒業までに必要なお金や時間など様々です。

    短大卒と大学卒では入社後の待遇に差が出やすいものの、業界によっては学歴を問わず、ポテンシャルや成績重視で給与が決まることも珍しくありません。

    またエンジニアや営業職など、スキルや実績が重要視される職種の場合、現状の能力や成長意欲によって想像以上に高待遇の企業に出会える可能性も高まります。

    4年制の大学か、2年制の短大・専門どちらに進学するか迷っている方は、まずはおおまかでも良いので、今後のキャリアプランを立ててみましょう。

    大学と短大の違いやそれぞれに進学するメリット・デメリットを考慮しつつ、理想的なキャリアプランを立ててくださいね。

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    はたらく部LOG編集部

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