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中学生からビジネススキルを身につけるには実践あるのみ
目次
ビジネススキルとは、社会に出て仕事をするときに必要になる知識や技術、能力の総称のことを指します。中学生にとっては身近に感じられないかもしれませんが、今からでも身につけることは可能です。社会人に必要なビジネススキルから基本的なビジネスマナーまで種類は豊富ですが、簡単なスキルから取り入れて実践してみましょう。
ビジネススキルとは
社会に出て働くときに必要になる知識や技術、能力の総称のことをビジネススキルといいます。
中学生は、社会に出て仕事をしているわけではありませんが、中学生の今からでもビジネススキルを身につけたり、それを日常生活で活かすことはできます。
ビジネススキルの種類
アメリカの経営学者であるロバート・リー・カッツは、ビジネスに必要なスキルを3つに分類した「カッツ理論」を唱えました。
テクニカルスキル
1つ目は、仕事をこなすうえで必要となる基本的な知識や技術のことを指すテクニカルスキルです。担当する業務によって異なりますが、自分の職種の基本的な知識のことを指しています。テクニカルスキルに含まれる3つのスキルについて紹介します。
1.情報収集スキル
仕事をこなすうえで、必要な情報を素早くあつめる事ができるスキルのことを情報収集スキルと言います。インターネットやSNSの普及により膨大な情報が溢れているため、その中でも質の高い情報を見つけ出すことが必要です。
2.分析スキル
集めた情報から関連性を見出し、まとめる事ができるスキルを分析スキルと言います。業務上で判断が求められたとき、確実性のある選択や素早い意思決定をするために必要なスキルです。
3.資料作成スキル
いかに分かりやすく早く資料が作成できるかどうかが問われるのが資料作成スキルです。様々なビジネスシーンにおいて資料が用いられますが、相手に伝わりやすい資料を使って説明をすることで認識の違いを防ぐことが可能です。
ヒューマンスキル
2つ目は、他者とより良い関係を築き業務を円滑に進める事ができるヒューマンスキルです。仕事をこなすうえで、基本的な業務の知識や技術があったとしても、社内のチームとのやり取りや社外のお客様とのやり取りができていなければ、より良い関係性を築くことはできません。ヒューマンスキルに含まれる4つのスキルについて紹介します。
1.コミュニケーションスキル
自分の気持ちを伝え、相手の気持ちも理解して関係性を深める事ができるスキルをコミュニケーションスキルと言います。仕事は一人で完結するものではなく、複数の関係者と協働して達成するものです。お互いがもつ能力が相互作用され、チームとして良い成果を上げるためにもコミュニケーションスキルは欠かせません。
2.リーダーシップ
組織や部署などチームを引っ張る力をリーダーシップと言います。目標のためにチームを導き、時には決断したりモチベーションを維持するための施策を打つことも必要となります。
3.プレゼンテーションスキル
自分が伝えたい内容を分かりやすく相手に伝え、合意や賛同を得るために必要なスキルがプレゼンテーションスキルです。会議や商談の場で契約をとるには、話に説得力を持たせ相手に納得してもらう必要があります。
4.交渉スキル
ビジネスにおいて利害関係が異なる相手と、意見や条件の違いを調整し、お互いが納得できる案を見つけ出すためには交渉スキルが必要です。社外の相手との交渉の際にも用いられますが、社内で対立が起きた際にも場をまとめて1つの目標に導くために必要なスキルとなります。
コンセプチュアルスキル
3つ目は、複雑な事柄を分析し本質を捉える事ができるコンセプチュアルスキルです。仕事をしていくうえで、難しい問題や出来事が起こり、複数の選択の中から最も適した答えを選び抜かなければならない場面で考える力が必要となります。コンセプチュアルスキルに含まれる3つのスキルについて紹介します。
1.ロジカルシンキング
根拠と結果を繋げ、「AだからBである」と論理的に考えを構築するスキルをロジカルシンキングと言います。様々な事象を体系的に捉えながら、筋の通った説明ができるようになります。
2.クリティカルシンキング
物事を批判的に捉えて判断することをクリティカルシンキングと言います。批判的な見方は、先入観に縛られることなく物事の本質を見極める時に役立ちます。
3.ラテラルシンキング
多角的な視点から捉えて判断することをラテラルシンキングと言います。固定概念に縛られず水平方向に発想を広げることで、新しいアイデアを生み出せます。
ビジネスマナー
中学生の皆さんが実践して身につけて欲しいスキルがビジネスマナーです。普段の生活から意識して取り組めるものはたくさんあります。ビジネスマナーは、社会人が働くうえで必要とされているマナーのことで、ビジネススキルのうちの「ヒューマンスキル」にも分類されます。ビジネススキルは能力として身につけていくものですが、ビジネスマナーはコミュニケーションをとるうえで必須となる基本的マナーです。
中学生の今からでも実践できるビジネスマナー4選
中学生の皆さんが今からでも意識すれば簡単に身につけられるマナーは以下の4つです。
・元気な挨拶
・言葉遣い
・身だしなみを整える
・時間を守る
すでに知っており、普段からできている中学生もいるかもしれません。しかし、時々挨拶ができていなかったり言葉遣いが正しいのか不安になったりするときもあるのではないでしょうか。また、相手にとって不快な気持ちにさせないこともマナーとして大切なことです。今一度振り返って意識してみましょう。
中学生が自分でビジネススキルを身につける4つの方法
中学生が自らビジネススキルを磨く方法が4つあります。
1.読書する
読書は効率的に知識を得る事ができる情報源です。ビジネス書や自己啓発本などからビジネススキルの基本やノウハウを効率よく学べます。中学生向けの分かりやすい本も出版されているので、初めて読む人は中学生向けの易しい本から読んでみるといいでしょう。
企業の社長や海外の経営者が出版している本も沢山あるので、お気に入りの本を見つけてみてください。
2.普段の生活から意識してみる
本からビジネススキルの知識が少しでも取り入れられたら、普段の中学生活で活かしてみると本当のスキルとして身についていきます。頭の中に知識があったとしても、それを実行できなければ能力があるとは言えません。簡単なことからでもいいので、実践してみましょう。
3.セミナー・勉強会・教育プログラムに参加する
民間の企業が開催する中学生向けのセミナー・勉強会・教育プログラムがあります。基本的なビジネススキルからビジネスを生み出すスキルまで広い範囲にわたって様々なイベントが開催されています。自分が身につけたいスキルを学べるか調べてみましょう。
4.商業高校進学を検討する
商業高校では、ビジネス基礎という科目やビジネスコミュニケーションなどビジネススキルを学べる授業があります。普通科の高校とは違い、社会に少し踏み込んだ学びが得られるため、中学生の進路選択の1つとして検討してみるのもいいかもしれません。
参考:高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 商業編|文部科学省
今から動き出せば周りの中学生より一歩リードできる
中学生にとってビジネススキルは身近でないと感じていたかもしれませんが、今からでも身につけられるスキルがあると紹介してきました。今から意識して行動できれば、周りの中学生より一歩リードしたかっこいい中学生になれるのではないでしょうか。ぜひ、できることからビジネススキルを実践的に取り入れてみてください。
その方法のひとつとしておすすめなのが、働き方や生き方を学べる教育プログラム「はたらく部」です。
「学校でも塾でもない、学生のためのサードプレイス」をコンセプトに、部活のような感覚で生きる力を身につけていけます。
ゲームのようなメタバース空間での講義や対話、オフラインのワークショップなどを通して、自分らしい働き方や行き方を探せるでしょう。
講義やワークショップでは第一線で活躍する現役社会人がコーチです。幅広い業界・業種の会社員・起業家からYouTuberまでさまざまなコーチがおり、彼らとの対話を通して自分らしい生き方を模索していけます。
受講者同士のコミュニケーションが活発なのも魅力です。中学生から高校生までが集まる、男女比6:4の多様性の高いコミュニティに飛び込むことで、価値観や考え方の幅を広げていけるでしょう。オンラインで参加できる無料体験会もあります。全国どこからでも都合の良いタイミングで参加できるので、ぜひ一度遊びに来てください。
詳しくはこちら:はたらく部 | 放課後集まる、未来の選択肢。
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