まずは無料体験

ブログBlog

起業家教育とは?自分らしい働き方を実現するために学校や家庭でできること

目次目次

    企業家教育とは、個人が起業家精神や経営スキルを学ぶための教育プロセスを指します。企業の一社員としてではなく、自らスタートアップ企業の立ち上げを行ったり、フリーランスとしてクライアントの案件に携わることを学ぶのが主な目的です。起業家教育が注目されている理由や、実際に行ううえでのポイントを年齢や時期ごとに解説します。終身雇用の崩壊が始まりつつある現代社会において、起業家教育における事前知識を取り入れたい方は、是非参考にしてくださいね。

    「起業家教育」とは

    起業家精神や教育が注目されているのには、社会の動向や内閣府における意向が背景にあります。

    起業家精神とは、従来の考え方や働き方に囚われず、新しいアイデアやビジネスを考え、実現するための取り組みに対する積極的な姿勢を指します。

    起業家精神を持つためには、イノベーションに対する興味関心だけでなく、理想の実現に向けたステップを踏むうえでの知識や教育が必要不可欠です。

    内閣府の「スタートアップ育成5か年計画」

    内閣府は2022年11月より、日本の起業家精神およびスタートアップ企業立ち上げの促進を目指す「スタートアップ育成5か年計画」を打ち出しています。

    新たなビジネスを生み出す起業家の育成や、様々な業界・職種におけるイノベーションを促進する環境づくりの支援が主な目的です。

     

    起業家教育が注目される背景

    起業家教育が注目されている背景には、日本の現状や国としてのスタートアップ企業増加促進における取り組みが挙げられます。それぞれ見ていきましょう。

    スタートアップは国家成長のブースター

    スタートアップ企業の誕生および成長は、経済を活性化させる起爆剤となりやすいことから、国家成長のブースターとも呼ばれています。

    イノベーションを通して新たなアイデアを産み出し、世の中に浸透させる流れが実現されることで、ビジネスの多様化や国家としての成長が期待されるのです。

    日本はスタートアップに対して消極的

    終身雇用や大企業への就職が一般的な理想の形でもある日本では、まだまだスタートアップに対して消極的です。

    日本では多くの方々における安定志向や、収入が途切れるリスクへの恐怖心により、起業への関心度が高い人材はまだまだ少なくなっています。

    日本はユニコーン企業が少ない

    ユニコーン企業とは、評価額が10億ドル以上に達する創業10年未満のスタートアップ企業の総称です。

    東南アジアや中国など、一部の国々ではユニコーン企業が多く誕生し、各国のイノベーション力や起業家文化を象徴しているものの、日本ではまだまだ数が多くありません。

    世界で注目されるユニコーン企業が誕生しない現状を踏まえて、国内では政府や多くの民間団体がスタートアップ企業の支援や、人材育成の一環となる起業家教育に力を入れています。

    政府が掲げる「起業家教育の3本柱」

    起業家教育の3本柱とは、スタートアップ自体の促進から実際に企業の立ち上げを行う際の具体的なステップについての内容を含む思想です。

    それぞれの柱における意味合いや、具体的な取り組みについて解説します。

    スタートアップ創出に向けた人材・ネットワークの構築

    起業家教育を行ううえでは、まずスタートアップ企業を創出するための人材や人脈が欠かせません。

    起業家教育における内容を考えるときは、教育機関における起業家教育プログラムを活用したイベントや、スタートアップを創出するうえで必要な知識を

    スタートアップのための資金供給の強化と出口戦略の多様化

    起業家教育では、スタートアップ企業を立ち上げてビジネスを行うための資金調達や出口戦略の多様化についての学習が必要です。

    お子様に対して起業家教育を行う際は、ビジネスにおけるお金の流れを理解したうえで、資金供給やゴールの決め方を習得するためのプログラムを組む必要があります。

    オープンイノベーションの推進

    起業家教育の一環として、オープンイノベーションの推進も大切な要素の一つです。

    オープンイノベーションとは、他社の優れた技術を取り入れて新たなビジネスや商品・サービスを創り出すことを指します。

    お子様へ起業家教育を行う際は、オープンイノベーションの概念や考え方について、企業の成功事例を踏まえて説明しつつ、自分の意見をアウトプットするよう促しましょう。

    起業家教育の学校教育における取り組み

    今や起業家教育は、社会人になってからでは遅いとの声もよく聞かれます。

    起業家精神やスタートアップ企業の立ち上げにおける基礎を学ぶためには、小中学校から大学での教育が必要不可欠です。起業家教育について、小中学校や大学で何を学び、何を教えるべきかを具体的に解説します。

    小中高校での取り組み

    小中高校における児童・生徒に対して起業家教育を行う際のポイントは、それぞれが世の中の動向に興味を持ち、自分の意見を持つ習慣を付けることです。

    それぞれが関心のある分野について、世界では何が起こっているかを具体的に解説しつつ

    情報収集や基礎知識の習得に繋げましょう。

    大学での取り組み

    大学生に対する起業家教育では、実際にビジネスを生み出すうえでのお金の流れやマーケティングの手法を具体的に学ぶことが求められます。

    経営学や金融に関する知識だけでなく、実際にビジネスを立ち上げるうえでの市場分析や時間・金銭におけるリソースに応じた行動プログラムの策定を促しましょう。

    起業家精神を育むために、家庭や自分でできること

    企業家精神を育むためには、企業や学校における教育をただ受けるだけでなく、ご家庭での取り組みや、自ら進んで行動することが必要不可欠です。

    企業家精神を身につけるうえで、家庭や自分自身で行える施策を解説します。

    家庭で仕事やキャリアの話をしてみる

    お子様の起業家精神を育むためには、まず家庭内で仕事やキャリアについての話題を積極的に振っていきましょう。

    ご飯の時間に食卓を囲む際に、自身の仕事に対するやりがいや目標を語ったり、将来の夢や叶えるために必要なアクションについて討論したりするのもオススメです。

    起業家の自伝や伝記を読んでみる

    お子様の起業家精神を促す際は、実際にビジネスで成功した方の書籍や自伝をオススメするのも良い方法です。

    成功者となった方が起業家としてどのような経験をして、道を歩んできたかを積極的に学習する機会を提供しましょう。

    SNSで起業家やアントレプレナーシップのある若者と交流する

    お子様の起業家精神を高めるためには、SNSを通して同じような目標を持つ方々との交流を促したり、関連するイベントへ誘ったりするのも良い選択肢です。

    自身の目標を語り、逆算して行動方針を立てている方の姿を実際に見せることで、お子様にとってもビジネスの創出に対する具体的なイメージが湧きやすくなりますよ。

    将来の選択肢に起業を加えてみよう

    現代社会では、会社員からの独立やフリーランスとしての開業におけるハードルは下がり続けています。

    終身雇用が崩壊し、給与が上がらず物価高が続く現代社会で成功するためには、会社に依存せず自らの力でビジネスを考え、産み出す能力が欠かせません。

    そして実際に起業家教育を行う際は、ただ知識を教えるだけでなく、自ら進んで行動する大切さを学ばせる必要があります。

    皆さんのお子様が自分らしい働き方を身につけるためにも、起業という選択肢を学生時代から取り入れ、視野を広げられるようサポートしましょう。

    この記事をシェアする

    • Twitter
    • Twitter

    この記事を書いた人

    はたらく部LOG編集部

    はたらく部LOG編集部は、中高生のみなさまやその保護者の方々に役立つ情報を発信していきます。

    関連記事

    • 自己推薦入試とは?総合型選抜(AO入試)との違いや実施大学を解説!!

    • 高校生のための小論文の書き方を解説!例文で書き出しや終わり方が分かる

    • 学校推薦型選抜(推薦入試)とは?仕組みやメリット、総合型選抜との違いを解説

    • TOP
    • はたらく部Log
    • 起業家教育とは?自分らしい働き方を実現するために学校や家庭でできること