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将来が見えない高校生必見!おすすめの進路や進学先の選び方
目次
将来が見えない高校生のあなたへ。本記事では、将来の夢がまだ決まっていないときの大学の選び方や進路の考え方、やりたいことの見つけ方について解説します。大人と子どものはざまとも言われる高校生、将来を思い悩む人も少なくないでしょう。最後には夢の根本論も紹介しています。ぜひご一読ください。
高校生で将来の夢がない場合の進路3選
まずは、将来の夢やなりたい職業がない高校生の進路について解説します。
選択肢として考えられるのは以下の3つです。
- 就職
- 起業
- 大学進学
それぞれ特徴やおすすめ具合を解説していきます。
進路1.就職
高校生のうちから夢を持ち、それに向かって進路を決めることは理想的ですが、夢がない場合は就職をするのも選択肢の一つです。
ただし、大学進学率の高い現代で早々に就職することは、経歴や将来の年収に悪く影響することもあります。
むしろ就職は、夢があり、向かうべき職種や業界がある程度イメージできている人こそ向いていると言えます。
もしも夢がない場合でも、自分が将来どういう道を進みたいのか考え、それにつながる仕事やスキルを身に付けるなど、将来に向けての経歴を築くことが大切です。
進路2.起業
高校生で将来が見えない場合、起業を選択することも考えられます。
その場合「やりたいことがない」は一種の強みです。
こだわりや好みに左右されることなく、市場のニーズを探り「勝てるビジネス」に取り組めます。
その過程で、自分に合った分野やスキルを見つけることもできるかもしれません。
さらに、起業は自由度が高く、自分でビジネスを創り上げることで社会に貢献することもできます。
ただし、十分なマーケットリサーチやビジネスプランの策定など、事前の準備が必要で、難易度は高いでしょう。
進路3.大学進学
高校生で将来が見えない場合にもっともおすすめなのは「進学」です。
というのも、大学ではさまざまな分野について学ぶことができるため、夢を見つけるための探究の場となります。
また、就職や起業の道は進学した後でも遅くなく、リスクの少ない進路と言えます。
さらに、大学で得た知識やスキルは、就職や起業における財産や自己実現のための基盤となります。
もちろん、ぼんやりとでも就きたい職業が決まっている人は、専門学校への進学もおすすめです。
将来が見えない高校生の大学の選び方3選
次に、将来が見えないときの大学の選び方を紹介します。
おすすめしたい方法は以下の3つです。
- やりたいことを見つけて大学や学部を選ぶ
- とにかく高偏差値の大学や学部を選ぶ
- 人文学系の学部を目指す
それぞれ異なった長所があるので、本人に合ったものを検討してください。
方法1.やりたいことを見つけて大学や学部を選ぶ
やりたいことがなく悩んでいる場合、まずはやりたいことを見つけましょう。
もしかすると、やりたいことを見つける方法を知らないだけかもしれません。
まずは授業や行事などを利用して、自分が興味を持てることや楽しめることへのセンサーを広げてみましょう。
また、アルバイトやボランティア活動などを通じて、社会や人々のニーズに寄り添った仕事や活動に出会うことも一つの手です。
ほかにもやりたいことの見つけ方は存在するので、詳しくは後ほど解説します。
方法2.とにかく高偏差値の大学や学部を選ぶ
将来の夢が見つからない場合、高偏差値の大学や学部を選ぶことも良いでしょう。
将来の選択肢を広げる賢い選択肢の一つです。
当然、学歴がすべてではありませんが、高偏差値の大学出身者に社会的な信頼性や一定の就職優位性があるのは確かです。
今後やりたいことが見つかった際、有利に働くことがあるでしょう。
方法3.人文学系の学部を目指す
人文学系の学部は、文学や歴史、哲学、言語など、人文的な分野に特化した学問を扱います。
こうした学問は、ビジネスやマーケティング、マスコミ、教育、国際関係など、多様な職業に役立つスキルを身に付けることができるため、就職先の選択肢に制限が少なく、現状夢がない人にとっては、汎用性が高いと言えます。
また、自分自身の視野を狭めないという利点もあります。
たとえば、薬学部であれば薬剤師に、法学部であれば弁護士をはじめとする法律家に、と入学時から決めている学生は多くいます。
しかし、文学部に入学した時点で文学に関する職業を目指している人は少ないでしょう。
在学中にも、おのずと多くの職業に視点を映せるかもしれません。
将来が見えない高校生にすすめたいやりたいことの見つけ方
ここからは、実際に「やりたいこと」を見つける方法について解説しましょう。
ここでは以下の2つの方法を紹介します。
- 「やりたくない」から考える
- 「得意」から考える
「やりたい」が見つからないときは「やりたい」以外を足がかりにすることが大切です。
それぞれくわしく見ていきましょう。
方法1.「やりたくない」から考える
自分がやりたくないことを考えることで、逆説的に自分がやりたいことは見えてきます。
たとえば「夜勤が嫌だから看護師になりたくない」と思ったとき、その反対に昼間に働ける仕事が向いているかもしれません。
ほかにも「人並み以上に人混みが嫌い」という場合は、平日に休みが取れる仕事を選べば、休日の旅行は人混みを避けられ、心身豊かに過ごせるでしょう。
自分が嫌だと感じることや、嫌いなことを考えることで、自分自身がどんな価値観を持ち、どんなことに興味を持っているかを再確認できます。
この方法で見つけた自分がやりたいことを追求することで、将来の進路や自分自身の人生設計を立てることができます。
方法2.「得意」から考える
「やりたい」や「好き」ではなく、ひたすらに自分が得意なことを分析し、その能力やスキルを活かせる仕事や活動を探すことも一つの方法です。
自分が得意なことを見つけるためには、周りからのフィードバックをもらったり、自分自身で評価してみたりすると良いでしょう。
また、得意なことは、日々の習慣や趣味、授業の成績などから見つけることもできます。
これについては、より詳しく解説していきます。
才能の見つけ方
「自分には才能がない」と嘆く高校生は多いですが、それは往々にして才能に気づけていないだけです。
そして「才能に気づけない」というのは、実は至極当然。
たとえば、買い物中の暗算に時間がかかったことがない経験と暗算で何度も躓いた経験は、後者の方が本人の印象に残ります。
才能は「自分が当たり前にできること」に潜んでいます。
褒められたことはないが作文で訂正されたこともない、得点したことはないがスポーツで苦手意識を抱いたこともない、それらはいまだ気づいていない「伸び代のある才能」かもしれません。
「どうしてこんなこともできないの」と人に苛立ちを覚えることにも、才能が潜んでいる確率は高いです。
才能が見つからないという方は、人よりも楽にこなせていること、できない人にイライラしてしまうことを探してみてください。
将来が見えないのは高校生なら当たり前
最後に少し「将来が見えない」という不安について話します。
思い切って言ってしまえば、これは高校生ならば当たり前のことです。
ここからは、その理由と、夢の本質について解説します。
「どこの大学・職場に進むか」だけが進路ではありません。
やりたいこと、いわば広い意味での「夢」を追い掴むため、何をすべきか考えながら読んでみてください。
高校生はまだ10数年しか生きていない
人生100年時代とも言われる現代。
16〜18歳の高校生は、およそ人生の17%しか生きていません。
その時点で残りの83%を考えろと言われても難しいのは明白でしょう。
高校生時点での選択がその後すべてに影響するわけでもなく、卒業後に舵を切る時間は十分あります。
将来が見えないことを、そこまで不安がる必要はありません。
夢は見つけるのではなく見つかるもの
そもそも、夢は能動的に見つけるものではありません。
好きなことや楽しいこと、理想や得意などを軸に、自ずと見えてくるものです。
そして、夢が見つかるには何が必要か。
月並みですが、多様な経験があなたに夢を見せてくれます。
サッカーを見たこともしたこともない人は、サッカー選手を志しません。
のめり込むかどうかは触れてからしかわからないため、さまざまな学問や娯楽に触れてください。
将来が見えない高校生は合理的に進路を決めよう
将来が見えない高校生は、自分自身に合う進路を探すために合理的に検討しましょう。
「やりたい」「なりたい」は感情ですが、自分の好きなことや得意なことを考慮し、将来的な職業や環境、社会情勢などを調べ、自己分析を地道に行うことで、その輪郭がくっきりと見えてきます。
また、進路に関する情報収集や相談を積極的に行うことも重要です。
将来が見えなくても、自分自身の選択に合わせた進路を選ぶことが、自分自身の未来を築くための第一歩となるでしょう。
はたらく部LOG編集部
はたらく部LOG編集部は、中高生のみなさまやその保護者の方々に役立つ情報を発信していきます。