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高校生のなりたい職業・なりたくない職業ランキング【2023年版】
目次
「高校生がなりたい職業1位は?」社会進出が近くなるにつれ、職業選択について悩む高校生も少なくありません。本記事では、2023年発表の「高校生がなりたい職業ランキング」や「なりたくない職業ランキング」について解説しています。最後には大学生を対象としたランキングも紹介しています。高校生と大学生でなりたい職業に違いはあるのか、比較しながらお読みください。
高校生のなりたい職業ランキング【2023年版】
まずは、最新の「高校生がなりたい職業」トップ10を見ていきましょう。
- 公務員
- 教師・教員
- YouTuberなどの動画投稿者
- 看護師
- ITエンジニア・プログラマー
- 保育師
- 会社員
- 歌手・俳優・声優などの芸能人
- デザイナー(ファッション・インテリアなど)
- 学者・研究者
特に1位から5位までの職業について、仕事の特徴やどういった人が向いているのか、解説していきます。
第1位「公務員」
公務員として働くためには、公平性や公共の利益を重んじる精神や、社会に貢献したいという意識が必要です。
公務員は、事務や保健・福祉・教育など多岐にわたる業務を担当し、国民の生活に密着する仕事であるため、責任感や使命感を持った人が向いています。
学識や専門的な知識や資格を持っている人は有利であり、公務員試験を受けるためには、継続した学習が必要ですが、安定的な給与や福利厚生、生涯雇用制度があるため、将来的に安定した職場を求める人にとっては魅力的な職業と言えるでしょう。
第2位「教師・教員」
教師・教員として働く人には、子どもたちに対して理解を示し、寄り添いながら指導できるコミュニケーション能力が必要です。
また、情報や知識がアップデートされる現代社会では、教育のプロとして最新のトレンドや専門性の高い知識を持っていることも求められます。
相応の学識や資格の取得が必要であり、資格取得の要件は科目によって異なる場合もあるため注意しましょう。
第3位「YouTuberなどの動画投稿者」
YouTuberなどの動画投稿者として成功するには、広報やプロデュース、自分自身の表現が得意であることが重要です。
また、独自性のあるアイデアや独特なセンスを持ち、クリエイティブな思考力も求められます。広告タイアップや、人気YouTuberとのコラボレーションなどをする場合は、自分以外の人とビジネスをすることになります。そのため、スケジュール管理やビジネススキルも必要になります。
第4位「看護師」
看護師には、人々への思いやりや、責任感、コミュニケーション能力が求められます。
また、臨機応変な対応力や、患者を見て異変を感じる洞察力もときには大切です。
健康や命にまつわる知識や技術を学ぶため、学習意欲が必要不可欠と言えます。
第5位「ITエンジニア・プログラマー」
ITエンジニア・プログラマーとして成功するには、論理的に考え、解決策を導き出す能力が必要です。
また、コードを読むこと、新しい技術を学ぶことに興味を持って、常にアップデートされた技術を使えるようにし続けることが求められます。
プロでも度重なるエラーメッセージは避けられないため、忍耐力のある人が向いている職業と言えます。
なりたくない職業ランキング【高校生対象】
ここからは、逆に「高校生がなりたくない職業」トップ5を紹介します。
- 飲食店員
- 看護師
- 介護福祉士
- エンジニア
- 営業
「職業に貴賎なし」とは言え、実際に就くとなると敬遠される職業もあります。
それぞれの特徴となりたくない職業に選ばれた理由を見ていきましょう。
第1位「飲食店員」
飲食店員は、接客技術やコミュニケーション能力が求められる職業です。
また、体力的にも厳しく、長時間の立ち仕事や荷物の運搬が必要で、そうしたストレスからなりたくない人が多いようです。
ほかにも、クレームやゴミ拾いなどの雑用が多い点、労働環境や待遇が良くないイメージがある点が理由として挙げられています。
一方で、私たちの生活に近いサービス業として、大きなやりがいを感じる人もいます。
第2位「看護師」
看護師が高校生のなりたくない職業にランクインするのは、責任重大かつストレスが多い職業であるためです。
看護師には、体調管理や感染対策、医師・患者・家族との情報共有など、多岐にわたる業務が求められます。
また、医療現場は24時間体制で動いており、看護師は勤務中は常に緊張感を持ち続ける必要があります。
看護師は高い専門性が求められる反面、身体的・精神的な負担が大きく、給与や待遇面での不満の声も少なくないことから、なりたくない職業ランキングにランクインしています。
第3位「介護福祉士」
介護福祉士も、身体的・精神的にハードであることからランクインしています。
この職種では、高齢者や身体障がい者などの日常生活動作の介助や身体介護、生活指導、患者の症状に対する対処などが求められます。
また、その対象者によっては、暴言や暴力行為を受けることもあります。
そのため、集中力、ストレス耐性、忍耐力、十分な知識と技術、専門的な教育や資格などが必要です。
しかし、介護福祉士の重要性ややりがいは大きく、社会的にも需要が高いことから、社会貢献性が高い職業の一つと言えます。
第4位「エンジニア」
エンジニアが高校生のなりたくない職業にランクインする理由の一つとして、長時間労働が挙げられます。
また、専門的な知識やスキルが要求されるため、入社後も学習が継続的に必要です。
IT分野は情報の移り変わりがとくに速いため、サボり癖のある人はすぐに置いていかれるでしょう。
プロジェクトの進行管理やコミュニケーション能力も求められるため、責任感やコミュニケーション能力も必要です。
これらの要素が重なり、高校生から見るとハードルが高いため、ランキングに入っていると考えられます。
第5位「営業」
営業職がランクインしている理由は、個人の成果が目に見えやすいことや、人と接することが多くストレスがかかりやすい点が挙げられます。
また、定められた数値目標に達しなければならず、自分自身のスキルや能力に自信が持てない人には向かないでしょう。
しかし、営業職にはコミュニケーション能力が身に付き、自己成長の機会が多くあるため、適性がある人にはやりがいのある職業と言えるでしょう。
なりたい職業・業種ランキング【大学生対象】
最後に、大学生を対象とした「なりたい職業・業種」トップ3も紹介しておきましょう。
大学では、より専門化・細分化された学びが待っています。
それは同時に、より社会・職に近づくことも意味しています。
高校生のランキングと比較して、ぜひ自身の参考にしてください。
- 国内民間企業勤め
- 公務員
- 起業家
それぞれ簡単にランクインした理由を見ていきましょう。
第1位「国内民間企業勤め」
母数の多さはさることながら、安定した職業であることもランクインの理由です。
多くの企業が社員のキャリアアップや福利厚生などに力を入れており、将来の安心感があるという特徴もあります。
また、国内市場でのビジネスが主流であるため、身近な商品やサービスに携わることができる魅力があります。
第2位「公務員」
公務員がランクインする理由は、圧倒的な安定性が挙げられます。
公務員は公的機関で働く特性上、退職金や終身雇用制度がしっかりあり、年収も一定水準以上保証されることが多いため、安定した生活を送ることができます。
また、自身の住む地域や国の発展に貢献する仕事であることも魅力として挙げられます。
第3位「起業家」
起業家は進路を考えるうえで、自分のアイデアやビジョンを実現するための自由度がもっとも高く、自分の力で成功を手にできる魅力がある選択肢です。
また、今では昔よりも学生起業家が多く、成功事例から学ぶことも難しくありません。
とはいえ、起業家は業界の深い知識、経営や経理にまつわる法律や方法論、そしてチャレンジ精神が求められます。
高校生のなりたい職業第1位は「公務員」
高校生のなりたい職業第1位が公務員である理由は、安定した暮らしや働き方だと考えられます。
公務員は、給与や待遇、健康保険・年金等が安定していることが魅力で、また、定年退職後も安定して暮らせるメリットがあるため、多くの高校生に支持されています。
また、公務員は税金の運用や国民の福祉に関する責任を持つという社会的な意義もあり、やりがいを感じられる点も魅力の一つです。
今回は、ランキングを紹介しましたが、参考にしつつも、自分の適正を考えながら将来の夢や目標を決めていきましょう。
はたらく部LOG編集部
はたらく部LOG編集部は、中高生のみなさまやその保護者の方々に役立つ情報を発信していきます。