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職業診断サイトや診断結果の正しい見方を紹介【中学生・高校生向け】
目次
「職業診断を高校生や中学生がうまく使うポイントは?」社会進出が近くなるにつれて、職業選択について悩む学生も自ずと増えていきます。本記事では、中学生・高校生向けに、職業診断の意義や活用方法、診断を受ける際のポイントについて解説しています。おすすめの適職診断サイトの紹介もしているので、ぜひお読みください。
職業診断は高校生になる前に受けても意味がある
そもそも「職業診断って大学生や早くても高校生が受けるものじゃないの」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、中学生でも職業診断を受ける意義は十分あります。
その理由は以下の3つ。
- 職業の種類を知れる
- 自己理解が深まる
- 進路を考えるきっかけになる
なかには、高校選びに影響しうるものもあります。
中学生の方は、自分に職業診断がどう活きるか考えながら読み進めてください。
理由1.職業の種類を知れる
職業診断を受けることで、自分自身が興味を持つ職業やその職業に必要なスキルや能力を知ることができます。
また、自分が今後進むべき道を見つけるために、さまざまな職業やその仕事内容を知ることにも役立つでしょう。
職業の種類を知ることで、自分自身の適性や性格に合った職業を見つけることができ、未来のキャリアにつなげられます。
理由2.自己理解が深まる
職業診断を受けることで、自身の性格や能力、価値観などが客観的に評価されるため、自己理解が深まります。
自分の強みや弱みを知ることで、自分に合った職業を見つけることができ、将来の進路選択にも役立つでしょう。
さらに、自分の適性や志向性を把握することで、自己成長のための方向性を明確にすることもできます。
理由3.進路を考えるきっかけになる
職業診断は、もちろん中学生にとっても将来の進路を考えるうえで重要なきっかけとなります。
自分の能力や興味について客観的に把握することで、自分に合った進路が見えてきます。
また、職業診断では自分が興味を持つ職業に関する情報が得られるため、それを参考に進路の方向性を考えることができます。
適職診断ができるおすすめサイト3選
職業診断(適職診断)の意義がわかったところで、実際に診断ができるサイトを紹介します。
なかでも以下の3つがおすすめです。
- Benesse マナビジョン「適職・適学診断」
- 求人ボックス「適職診断」
- マイナビ転職「ジョブリシャス診断」
それぞれ特徴を解説していきます。
サイト1.Benesse マナビジョン「適職・適学診断」
Benesse マナビジョンの「適職・適学診断」における最大の特徴は「性格を診断する」と「適性を診断する」の2通りの診断が行える点です。
それぞれの特徴は以下の通り。
- 性格診断:自分の性格から診断する
- 適性診断:自分の興味関心や得意なことから診断する
気になる方のみ診断するのはもちろん、どちらの診断も受けたうえで、複合的に自己分析を行うのもおすすめです。
サイト2.求人ボックス「適職診断」
は、30の質問からタイプと適職を診断してくれます。
適職診断には珍しい五件法(5択から回答するアンケート形式)を採用しており、信ぴょう性が高いのも特徴です。
結果は、文章のほかにも「協調性」「誠実性」「外向性」「情動性」「創造性」の5項目についてグラフで示してくれるため、情報量が多い点もおすすめです。
サイト3.マイナビ転職「ジョブリシャス診断」
マイナビ転職の「ジョブリシャス診断」は、20の質問に答えることで27タイプのジョブタイプ別に適職を紹介してくれます。
基盤になっている診断プログラムは、ディグラム・ラボ代表の木原誠太郎が開発したもので、延べ37万人、数万項目を超えるアンケート調査から得られたデータをもとに作成されています。
行きたい高校が見つかっていない人の職業診断活用法【中学生向け】
中学生の方のなかには「職どころか進学する高校すら決まっていない」という方もいるでしょう。
しかし、その場合でも職業診断は役立ちます。
主な活用法は以下の3つです。
- 職業の裏側の一端を知る
- 自分の長所や短所を知る
- なりたい職業を見つける
どれも冒頭に解説した「職業診断の意義」に通ずる内容ですが、ここではより「高校進学」にフォーカスして解説していきます。
活用法1.職業の裏側の一端を知る
職業診断を通じて、さまざまな職業やその詳しい仕事内容などを知ることができます。
その際、その職業についてさらに詳しく調べることで、その仕事に必要なスキルや知識、仕事内容や環境などもわかります。
こうした情報を通じて、今まで興味を持っていなかった職業についても興味が湧くきっかけになったり、より具体的なイメージを持つことができたりと、進路選択の参考になります。
活用法2.自分の長所や短所を知る
職業診断は、自分の持つ性格や能力を客観的に評価することもできます。
自分自身の長所や短所を知ることもでき、それは職業選択に直結せずとも、今後の生活に役立つことでしょう。
もちろん、自覚した長所や短所から、自分がどのような職業に向いているかを見つけ出すこともできます。
活用法3.なりたい職業を見つける
職業診断では、自分自身の性格や能力に合わせた職業候補を提示します。
そのなかから興味を持った職業を選び、実際に「なりたい職業」を決めてしまっても良いでしょう。
1つに絞る必要はありません。複数の「なりたい職業」から逆算すれば、自ずと進学するべき高校も見えてくるでしょう。
自分に向いている学部診断のポイント【高校生向け】
職業診断の他にも、高校生向けに「学部診断」というものが存在します。
「適学診断」とも呼ばれ、向いている専攻学部がわかるため、大学選びに役立ちます。
主なポイントは以下の3つです。
- 質問にはできるだけ素直に答えよう
- 迷ったときは「理想の自分」の答えを選ぼう
- 見るべきは「学部」ではなく「結果の根拠」
なお、これらは職業診断にも応用できるポイントです。
ぜひ、中学生の方や職業診断を行う高校生の方も実践してみてください。
詳しく解説していきます。
手順1.質問にはできるだけ素直に答えよう
学部診断では、自分について正直に評価し、質問には素直に答えることが重要です。
見栄を張ってできないことを得意と答えると苦手な分野の学部を紹介されたり、逆に自分が本当に興味を持っていることや得意なことを無理に隠すと「向いている学部」が見えてきません。
正確な診断結果を得るためには、客観的に自分を評価し、素直に回答するようにしましょう。
手順2.迷ったときは「理想の自分」の答えを選ぼう
「素直に答えよう」とした手前ですが、学部診断や適職診断で迷ったときには「理想の自分」の答えを選ぶのもおすすめです。
正しく理想を追えている場合「理想の自分」はすなわち「未来の自分」です。
大学進学後や就職後にどのような道を進んでいるか思い描き、それに合う答えを選ぶことで、自分の理想を「学部」や「職業」という形に置換できます。
手順3.見るべきは「学部」ではなく「結果の根拠」
学部診断でもっとも重要なのは、結果で「学部」ではなく「結果の根拠」を見ることです。
たとえば、数学が苦手にもかかわらず「理学部」をすすめられたとき、実際は、計算力ではなく論理的な思考が評価された可能性があります。
なぜその学部が向いていると評価されたのか、自分にはどのような能力や適性があるのかに着目しましょう。
職業診断は中学生や高校生のうちから活用しよう
職業診断は、自己分析を行い、将来の進路を考えるうえで非常に役立つツールです。
中学生や高校生はまだ将来に向けて具体的な進路を決定するという段階にはないかもしれませんが、自分自身の性格や興味、能力や将来の目標を把握することで、自己理解が深まり、将来の選択肢を広げることができます。
また、自己理解の深化は日々の学校生活を豊かにもしてくれます。
今回紹介したように無料で受けられる診断サイトは多数あるので、一度気軽に診断を受けてみてください。
はたらく部LOG編集部
はたらく部LOG編集部は、中高生のみなさまやその保護者の方々に役立つ情報を発信していきます。