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【大学進学の費用】学費・生活費・入学金それぞれいくらかかるのか徹底解説

目次目次

    将来大学に進学しようと考えている中高生の中には、「大学の学費はどれくらいかかるんだろう?」と気になる人もいるのではないでしょうか。この記事では大学進学にあたって係る学費や生活費、節約のポイントなどを徹底解説します。文部科学省の「令和4年度学校基本調査(確定値)公表について」によると2022年度の大学進学率は60.4%と過去最高を記録しました。今や過半数が大学に進学する時代となったわけですが、大学の学費がどれくらいかかるのか気になる方もいるのではないでしょうか。

    この記事では大学の費用や節約のポイントについて解説します。

    参考URL:学校基本調査-令和4年度 結果の概要-:文部科学省 (mext.go.jp)

    大学進学の費用はいくらかかるのか

    大学にかかる費用は国立・私立、学部学科、通学方法によって大きな差があります。大学にかかる費用を事前に把握しておき、計画的にお金の準備を進めましょう。

    大学の学費は主に入学金・授業料・設備費

    大学の学費は、入学時に支払う入学金、前期・後期の授業料、学校の施設を維持するための設備の3つに分けることができます。

    入学金は大学の合格発表から1〜2週間を納付期限としている大学が多いです。支払期限に間に合わなかった場合は入学権利を失う可能性があるので注意しましょう。仮に併願受験等で複数の大学を受験する場合、複数の大学に入学金を支払わなければならない可能性もあります。

    授業料の支払は1年分を一括納付するほか、前期・後期の2回に分納して対応する大学も多いです。国公立大学は文系・理系を問わず年間50万円ほどで、私立大学は文系年間80万円、理系年間110万円、医歯系年間300万円程度かかります。

    設備費は建物やグラウンド、駐車場などの施設設備のほか、パソコンやサーバー管理維持費、実験・実習等に使われます。

    4年間でいくらかかる?

    詳しくは後ほど紹介しますが、大学・学部によって4年間でかかる学費の総額は大きく異なります。国公立大学が約240〜260万円なのに対し私立大学医歯系は約2,000万円以上もかかります。

    ただしこの金額はあくまでも目安の金額なので、各大学の年間の学費を調べ正しい数値を計算しましょう。

    大学の学費を支払うタイミングは?

    学費を支払うタイミングは各大学によって異なるので、大学合格後はきちんと支払期限を確認しましょう。一般的に入学金は合格発表から1〜2週間以内、授業料・設備費は一括納付の場合は例年4月頃、分割納付の場合は前期(4月頃)・後期(10月頃)が多いです。

    国公立大学の学費の目安

    ここでは国公立大学における大学別の学費の目安を紹介します。

    国立大学

    国立大学では学費の標準額が文部科学省によって定められているため、初年度の納付金額は入学金282,000円+授業料535,800円=合計817,000円で学部による差異はありません。

    参考URL:(参考2)国公私立大学の授業料等の推移 (mext.go.jp)

    公立大学

    公立大学では地元から進学する生徒と県外からくる生徒で入学金に差を設けている大学が多いです。そのため地域内の学生が初年度に納付する金額は約70〜80万円。地域外の学生は約90〜100万円です。

    参考URL:2022年度学生納付金調査結果 (mext.go.jp)

    私立大学の学費の目安

    ここでは私立大学における学部別の学費の目安を紹介します。

    参考URL:私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について:文部科学省 (mext.go.jp)

    理系学部の場合

    文部科学省の「私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」によると平成30年度私立大学入学者に係る初年度の納付金額は以下のとおりです。

    これを基に4年間に係る学費を計算すると

    225,651円+815,069円×4年+148,272円×4年=5,413,470円

    になります。

    文系学部の場合

    文部科学省の「私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」によると平成30年度私立大学入学者に係る初年度の納付金額は以下のとおりです。

    これを基に4年間に係る学費を計算すると

    251,029円+1,136,074円×4年+179,159円×4年=5,511,961円

    になります。

    医学・歯学部の場合

    文部科学省の「私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」によると平成30年度私立大学入学者に係る初年度の納付金額は以下のとおりです。

    これを基に4年間に係る学費を計算すると

    1,076,278円+2,882,894円×4年+931,367円×4年=16,333,322円

    になります。

    大学生の生活費の目安はどのくらい?

    大学の生活費はどれくらいかかるのでしょうか。ここでは1人暮らし・自宅通学の場合と2パターン紹介します。

    一人暮らしの場合

    全国大学生協連が2021年秋に行った調査によると、1人暮らし大学生の1か月あたりの支出は全国平均で12万5040円です。以下内訳になります。

    参考URL:大学生活にかかるお金は? 新生活準備早わかり -大学生活入門ー|全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連) (univcoop.or.jp)

    自宅から通学する場合

    全国大学生協連が2021年秋に行った調査によると、自宅通学の大学生の1か月あたりの支出は全国平均で6万2970円です。以下内訳になります。

    参考URL:大学生活にかかるお金は? 新生活準備早わかり -大学生活入門ー|全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連) (univcoop.or.jp)

     

    大学への進学費用を節約する方法

    大学進学には学費に加え生活費と多額のお金が必要です。少しでも費用の負担を減らすためにも、大学進学の費用を節約する方法を解説します。

    奨学金制度を活用する

    大学進学の費用を捻出する方法として多く用いられるのが奨学金です。奨学金制度は提供元によって異なりますが、返済不要の給付型奨学金と返済が必要な貸与型奨学金の2種類にわかれます。

     

    給付型奨学金は返済の必要がない代わりに、世帯収入や所有資産に要件があります。また貸与型には返済する際に利息が掛からない第一種奨学金と、利息が掛かる第二種奨学金があります。利用するには大学での学力基準や家計基準があるのでよく確認しておきましょう。

     

    参考URL:独立行政法人日本学生支援機構 | JASSO

    各大学の学費免除制度を活用する

    各大学でも学費を免除する制度を設けています。学費免除制度を利用できる要件や免除額は生徒の学力や世帯収入によって、授業料の全額または一部を免除してもらえます。しかし、在学中の成績が良くない場合は制度が適用される場合があるので注意しましょう。

    自宅から通える大学に進学する

    進学費用を節約する方法の1つとして「自宅から通える大学に進学する」があります。自宅通学となれば生活費や食費も1人暮らしの学生と比べてかなり節約できます。

     

    もちろん1番いいことは通学可能か気にせず第一志望の大学に行くことですが、もし第一志望の大学が自宅から通える範囲にある場合は自宅通学を検討してもよいでしょう。

    大学進学にかかる費用を把握して、親子で共有しておこう

    大学への進学費用は国公立大学でも4年間で約240万円以上もかかります。さらに遠方の大学に進学するとなれば1人暮らしの生活費がかかるので、仕送り代などの費用もかかるかもしれません。

     

    早い時期から大学に進学したときの費用を計算しておき、保護者の方と情報共有をしておきましょう。

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    この記事を書いた人

    はたらく部LOG編集部

    はたらく部LOG編集部は、中高生のみなさまやその保護者の方々に役立つ情報を発信していきます。

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