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【大学群別】総合型選抜で受かりやすい大学と受験の注意点
目次
毎年受験生に人気の有名私立大学や難関国公立大学ですが、中には総合型選抜で比較的に受かりやすい大学も存在します。総合型選抜では大学の募集要項・アドミッションポリシーを十分に理解することが求められます。この記事では大学群別の受かりやすい大学と総合型選抜を受験する際の注意点を徹底解説します。人気の有名私立大学や難関国公立大学の中にも総合型選抜で受かりやすい大学は存在します。しかし受かりやすさだけで大学を選ぶことはあまりおすすめしません。各大学や学部の募集要項やホームページをしっかり確認しましょう。
総合型選抜で受かりやすい大学の特徴
大学のアドミッションポリシーに合致する人物を選抜する総合型選抜ですが、受かりやすい大学の特徴のひとつとして、出願条件に高校の評定平均がない学部が挙げられます。
高校時代の学業成績よりも、何に興味を持っているのか、なぜその大学を志望するのかを重視している大学・学部が狙い目です。特に私立大学の中には総合型選抜から6割近い合格者を出しているところもあります。
【旧帝国大学編】総合型選抜で受かりやすい大学・学部2選
旧帝国大学とは東京大学、京都大学、東北大学、九州大学、北海道大学、大阪大学、名古屋大学の7つで帝国大学の前身にあたる国公立大学のことを指します。これらの大学は国公立大学の中でも最難関と言われており、毎年人気の大学です。しかし、そんな難関大学であっても、総合型選抜で比較的受かりやすい大学もあります。
東北大学
1つ目は東北大学です。東北大学は総合型選抜に力を入れてきた国公立大学で、2022年度の全合格者2,516人のうち総合型選抜での合格者は631人と、全体の4分の1を占めています。多くの学部で総合型選抜に対応している点がおすすめのポイントです。
学部:文学部・教育学部・法学部・理学部・医学部・歯学部・工学部・農学部
東北大学 入試センター | AO入試 (tohoku.ac.jp)
九州大学
2つ目は九州大学です。2022年度のデータによれば、九州大学の「総合型選抜Ⅱ」は一般選抜より倍率が低い結果となっています。旧帝国大学に入学したい人はこうした穴場をチェックしておきましょう。
学部:文学部・法学部・芸術工学部
総合型選抜Ⅱ 学生募集要項を公開しました | 入試情報 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY) (kyushu-u.ac.jp)
【GMARCH編】総合型選抜で受かりやすい大学・学部6選
GMARCHとは学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の頭文字をとった名称です。有名私立大学で受験生には毎年人気の大学ですが、受かりやすい大学・学部もあるのでチェックしておきましょう。
学習院大学
1つ目は学習院大学・国際社会学部です。国際社会学部では、公募制推薦入学と総合型選抜を併願できないので、国際社会学部に進学したい学生のみが志望するので倍率が低い傾向にあります。
学部:国際社会学部
総合型選抜(AO)|学習院大学 (gakushuin.ac.jp)
明治大学
2つ目は明治大学理学部・機械情報工学科です。機械情報工学科では出願資格に「数学・理科・英語の3教科の履修科目の評定平均が3.8以上であること」という一定のルールを設けているので、出願者がかなり絞られています。
学部:理学部・機械情報工学科
総合型選抜・その他 各入試要項・出願書類ダウンロード|入試総合サイト|明治大学 (meiji.ac.jp)
青山学院大学
3つ目は青山学院大学地球社会共創学部です。私立大学の中でも特に人気の高い青山学院大学のなかで、地球社会共創学部の倍率は例年1.5倍と低い傾向にあります。また試験では評定平均が課されないため受かりやすい大学といえるでしょう。
学部:地球社会共創学部
入学者選抜要項ダウンロード | 青山学院大学 (aoyama.ac.jp)
地球社会共生学部 | 青山学院大学 (aoyama.ac.jp)
立教大学
4つ目は立教大学コミュニティ福祉学部です。立教大学の総合型選抜では、「人格及び学業意欲」が重視されているのでしっかり対策を行えば合格の可能性は高まります。
学部:コミュニティ福祉学部
2024年度 自由選抜入試 | 立教大学 (rikkyo.ac.jp)
コミュニティ福祉学部 | 立教大学 (rikkyo.ac.jp)
中央大学
5つ目は中央大学法学部です。中央大学では例年募集人数の倍の合格者を出している傾向にあります。どうしても中央大学に進学したいという人には法学部の受験もおすすめです。
学部:法学部
入学試験要項、出願書類(所定用紙)、前年度試験問題のダウンロード | 中央大学 (chuo-u.ac.jp)
法政大学
6つ目は法政大学文学部です。文学部には高校時代に有意義な学生生活を送った学生や留学経験のある学生に有利な枠があります。高校時代に周りとは違う特殊な経験をしていたり、活動実績に自信のある学生にはおすすめです。
学部:文学部
総合型選抜・その他 | 法政大学 入試情報サイト (hosei.ac.jp)
【関関同立編】総合型選抜で受かりやすい大学・学部4選
関関同立とは関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学の大学群の名称になります。知名度も難易度も高いですが、総合型選抜で受かりやすい学部も存在します。
関西大学
1つ目は関西大学システム理工学部です。システム理工学部は全学部の中で最も倍率が低い学部になります。試験内容も書類選考と面接なので十分チャンスがあるでしょう。
学部:システム理工学部
入試情報 | Kan-Dai web 関西大学 入学試験情報総合サイト (kansai-u.ac.jp)
関西学院大学
2つ目は関西学院大学教育学部です。教育学部は総合型選抜を実施している学部の中で、最も倍率が低い傾向にあります。
学部:教育学部
総合型選抜要項共通冊子 | 関西学院大学 入試情報サイト (kwansei.ac.jp)
同志社大学
3つ目は同志社大学文化情報学部です。文学部情報学部は倍率が3.1という結果ですが、倍率4.0超えが当たり前の同志社大学の中では比較的低いと言えるでしょう。
学部:文化情報学部
アドミッションズオフィス方式による入学者選抜(AO入試) |学部入試|同志社大学 (doshisha.ac.jp)
立命館大学
4つ目は立命館大学文学部です。関西私立大学の中ではトップクラスを誇ります。試験内容も論文やプレゼンテーションと特殊な分、念入りに対策を行えば十分に合格を狙えるでしょう。
学部:文学部
(総合型選抜)AO選抜入学試験|立命館大学 入試情報サイト (ritsumei.jp)
総合型選抜で大学を受ける際の注意点
ご紹介してきたように総合型選抜では、一般選抜より倍率が低い傾向にあります。しかし、倍率だけを見て受験を決めないようにしましょう。
出願条件に「評定平均4.0以上」や「指定の大会で優れた成績を修めた人」のように条件が難しいものもあるので、募集要項をよく確認してから受験する大学を絞りましょう。
「受かりやすい」という理由だけで大学を選ばないようにしよう
総合型選抜を受験する際に「受かりやすい大学だから」というだけで、大学を選ぶことはあまりおすすめできません。大学に入ってから「思ってた雰囲気と違う」「学びたいことがない」と後悔するのは非常にもったいないです。
大学に入ってから自分のやりたいことを明確にしたり、これまでの自分の活動が大学のアドミッションポリシーに合致しているかをよく確認してから総合型選抜で受験する大学を選ぶようにしましょう。
はたらく部LOG編集部
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