将来性のある職業ランキングを紹介！高校生向けに進路の決め方も解説

「将来性のある職業ランキング第1位は？」昨今、AI技術の発展に伴い、たびたび将来の仕事の変化が叫ばれます。本記事では「将来性のある職業ランキングベスト10」に加え、高校生向けに「将来の夢が見つからないときの進路の決め方」を紹介しています。将来に悩む高校生の方は、ぜひお読みください。

 

将来性のある職業・仕事ランキングベスト10

まずは、将来性のある職業ランキングベスト10を紹介します。

 

1. ITエンジニア
2. デジタルマーケティング・Web広告関連
3. 医療関連
4. クリエイター
5. 介護士
6. 保育士・幼稚園教諭
7. 心理カウンセラー
8. 建築・土木関連の仕事
9. 公認会計士・税理士
10. 日本語教師

 

長年聞かれる職業から、新たに名前を聞くようになった職業までさまざまです。

なかには、同じ職業でも求められる仕事内容や素質が変化したものもあります。

それぞれ、特徴やランクインした理由を解説していきます。

 

第1位.ITエンジニア

ITエンジニアは、情報技術を活用したシステムの設計・構築・管理などの業務を行う職業です。

特徴としては、高い専門性が求められる一方で、新しい技術の習得が必要不可欠な点が挙げられます。

ランクイン理由としては、情報化社会の進展によりIT業界は今後も拡大が続くこと、それに伴ってITエンジニアの需要も高まることが予測されているためです。

くわえて、テレワークやオンライン教育の増加により、IT技術の必要性が高まっている点もランクイン理由の一つとして挙げられます。

 

第2位.デジタルマーケティング・Web広告関連

デジタルマーケティング・Web広告関連の職では、ネット広告、ソーシャルメディア広告、SEO、アフィリエイトなどの分野で、マーケティングに関する知識と技術をビジネスに活用します。

高いスキルと知識が求められる反面、デジタル技術の進化に伴い、今後ますます需要が高まると考えられており、ランクインしています。

また、最近では専門学校や大学でのカリキュラムにも加わっており、今後さらに人気が高まる職業として注目されています。

 

第3位.医療関連

医療関連の職業には、医師や看護師といった従来の職種だけでなく、技術者やデータ分析者なども含まれています。

高齢化社会や医療技術の進化に伴い、ますます需要が増加する見込みであり、就職・転職において注目されています。

また、新型コロナウイルスの発生により、医療関連職種の需要が高まったこともランクイン理由の一つです。

 

第4位.クリエイター

クリエイターは、YouTubeやTikTokなどにおける映像制作や、その他デザイン制作、音楽制作など、創造的な作業に携わる職業を指します。

今後、グローバルな市場拡大や技術革新に伴い、求人数が増加すると予想されています。

また、SNSの台頭によって加速するコンテンツ産業やエンターテインメント産業の発展に伴い、ますます需要が高まるとも考えられています。

デジタル環境の進化に対応できる人材が求められる現代、クリエイターの職業人口はより増えていくことでしょう。

 

第5位.介護士

介護士は、高齢化社会が進むなかで必要性が高まる職業で、慢性的な人手不足が叫ばれる職種でもあります。

また、介護業務には人間力が求められることから「心の仕事」としての魅力もあります。

介護技術や知識を習得し、専門性を高めることで、医療現場でのキャリアアップも可能です。

 

第6位.保育士・幼稚園教諭

保育士・幼稚園教諭は、子どもたちの成長をサポートする職業です。

今後、働く女性の出産率の上昇に伴って需要が増加すると予想されています。

子どもたちの居住環境の多様化により専門的な知識の必要性が高まることから、前時代以上にスキルアップが求められます。

 

第7位.心理カウンセラー

心理カウンセラーとは、クライアントと対話を行い、心の問題を解決する職業です。

現代社会においてストレスやメンタルヘルスの問題は深刻化しており、需要が増加しています。

また、心理医療に社会保険制度が導入されるなど、社会的にも注目されています。

複雑化する現代、心に寄り添うこの職業は、将来的にもさらに需要が高まると予想されます。

 

第8位.建築・土木関連の仕事

建築・土木関連の仕事は、ECサイトの普及により物流網の強化が必要になり、都心やその近郊で物流施設の建築計画が持ち上がっていることがランクイン理由の一つです。

また、3Dプリンターを活用した建築技術の進展により、肉体労働による建築作業の需要は減少する反面、3Dプリンターを扱う技術者の需要が見込めます。

新しい技術や社会の変化に対応した仕事が求められる「未来の職業」として、昨今注目されています。

 

第9位.公認会計士・税理士

公認会計士・税理士は、企業や個人などの経理、税務のプロフェッショナルです。

ランクインの理由は、グローバル経済の時代において企業や個人の財務面でのアドバイスや税務申告を支援する需要が高まっているためでしょう。

法改正や国際会計基準への対応など、常に変化する経済状況への対応力が要求されるため、専門性も非常に高く、衰退しにくい職種でもあります。

 

第10位.日本語教師

日本語教師は、日本語を母語としない人に日本語を教える仕事です。

現代日本では外国人労働者や留学生が増えており、同時に日本語教師の需要も高まっています。

実際、2024年4月からは「登録日本語教員」という国家資格が設けられることから、国単位で注目されている職業といえます。

 

【高校生向け】将来の夢やなりたい職業が見つかっていないときの進路の決め方3選

ここからは、なりたい職業が見つからない高校生に向けて、具体的な進路の決め方を紹介します。

主な方法は以下の3つです。

 

• なりたい職業を見つける
• なりたくない職業から決める
• 汎用性の高さから決める

 

それぞれ解説していきます。

 

方法1.なりたい職業を見つける

なりたい職業が見つからずに進路で悩んでいるのであれば、進路に悩む原因となっている「なりたい職業が見つからない」を解決しましょう。

具体的には、周りの大人や先輩にアドバイスを求めたり、興味があることや得意なことから考えたりする方法が挙げられます。

そのためには、自分の興味や能力を探ることが大切です。

自分が興味を持っていることや得意なことについても、周囲の人に話を聞いたり、仕事や専門分野に詳しい人に相談をしたり、インターネット上で調べたりすることで、将来的に自分が進みたい道が見つかるかもしれません。

 

方法2.なりたくない職業から決める

この方法は、自分がやりたくない職業や仕事の要素をリストアップし、その反対の職業や進路を選択する方法です。

「なりたくない」を考えることで、自ずと「なりたい」の輪郭が見えてきます。

自分の好き嫌いや嗜好にもとづいて進路を決定することで、自分に適した進路を見つけましょう。

 

方法3.汎用性の高さから決める

最後に紹介するのは、さまざまな分野で活躍できるスキルや知識を身につけることを重視して進路を決める方法です。

たとえば、コミュニケーション能力やプログラミングスキル、ビジネス知識などはどの業界でも役立ちます。

将来の夢がはっきりと見つかっていない場合は、自分の持っているスキルや興味をもとに、幅広い分野で活躍できる汎用性の高いスキルや知識を身につけられる進路を選ぶのも良いでしょう。

 

将来性のある職業・仕事ランキング第1位は「ITエンジニア」

現代社会では、情報技術がますます重要視されており、経済の中心もIT産業に移りつつあります。

そのため、ITエンジニアという職業の需要が今後さらに高まっていくと予想されており、求人の増加や高い給与水準が見込まれています。

将来性を重視し、かつITに興味を持っているのであれば、この職業が選択肢の一つになるかもしれません。