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立命館大学・立命館宇治高等学校と共に「起業キャンプ」を開催
目次
株式会社NTTドコモの社内新規事業創出プログラム「docomo STARTUP」で企画検証された、中高校生向けキャリア教育事業「はたらく部」(代表 山本将裕)は、2023年12月25日から二泊三日で、立命館大学・立命館宇治高等学校と共に「起業キャンプ」を開催しました。本イベントは、高校生たちが起業や新規事業について実戦形式で学ぶ取り組みで、立命館大学と立命館宇治高校が主催し、はたらく部と協力して実施したものです。
イベント概要
開催日時 2023年12月25日~26日
参加者 高校生
イベントテーマ
①本気の起業家やビジネスパーソンとの出会いを作り、高校生の心に火をつける
②成長マインドセット・当事者意識・自責思考などのマインドセットを身につける
③仮説思考・論理的思考・問題解決思考・発想法などの思考法を身につける
「EDGE-PRIME Initiative」について
本プログラムは、文部科学省「EDGE-PRIME Initiative」の採択を受けた「京阪神スタートアップアカデミア・コアリション(KSAC)」の高校生以下向けアントレプレナーシップ教育事業の一環として実施されました。
参照:文部科学省「EDGE-PRIME Initiative」
https://www.mext.go.jp/content/20230124-000027169_1.pdf
文部科学省はアントレプレナーシップ教育の裾野拡大に向けて「EDGE-PRIME Initiative」を打ち出し、高校生等へのアントレプレナーシップ教育の機会拡大を図っています。
京阪神スタートアップアカデミア・コアリション(KSAC)
https://ksac.site/
京阪神における起業家の裾野を拡大し、世界に伍するスタートアップ・エコシステムの構築をめざすプラットフォームです。
スケジュール
1日目
12:00 主催挨拶
12:20 アイスブレイク&チームビルディング 講師:篠田
13:20 【講演】キックオフ 講師:山本
14:00 新規事業概論/顧客と課題 講師:畠山
14:45 起業案作成&壁打ち
16:00 提供価値&ソリューション 講師:畠山
16:45 起業案作成&壁打ち
2日目
9:10 ユーザーヒアリング 講師:篠田
9:55 起業案作成&壁打ち
14:00 中間報告
14:30 ビジネスモデルについて 講師:畠山
15:30 起業案作成&壁打ち・プレゼンテーション
3日目
9:40 起業案作成&壁打ち
11:30 最終プレゼンテーション
13:30 スペシャルゲスト講演 横山創一氏
14:30 表彰・講評
15:00 振り返り/クロージング
1日目(12/25)@立命館大学 大阪いばらきキャンパス
1日目は、立命館大学・立命館宇治高等学校とはたらく部の開会挨拶のあと、生徒たちはアイスブレイクとチームビルディングを実施しました。3日間、一緒にワークに取り組むのは4人の仲間たち。早速笑顔で自分について話す姿に、会場の空気が温まりました。
はたらく部代表の山本から、はたらく部の活動案内が話されたのち「はたらくのイメージ」をそれぞれ考えました。高校生からは「自分が社会貢献につながっていると思えること」「自分ではたらき方のルールをつくってはたらきたい。自分でやりたいことをテーマにビジネスを興してやろうと考えている」など、等身大のコメントが聞かれました。
続いて、はたらく部の社会人コーチ畠山からは、新規事業概論として、起業するにあたって考えるポイントなどが語られました。この日の高校生たちの取り組みは、グループごとに起業案のアイデア出し(課題の発見)。高校生たちは、社会人コーチにも壁打ちしもらいながら、意見を出し合う姿が見られました。
2日目(12/26)@立命館大学 大阪いばらきキャンパス
1日目の素案を元に、グループワークで起業案を作成、内容を詰めていきます。はたらく部のコーチ畠山が、ビジネスモデルについて、より実践的なテーマで講義を行いました。
3日目(12/27)@毎日放送本社 ちゃやまちプラザステージ
いよいよ最終日は、グループごとにまとめた起業案をプレゼンテーションです。
各チーム、高校生の底力を感じる素晴らしい発表でした。どのチームもしっかりと、課題(顧客の「不」)に向き合い、それをデータに基づいて分析し、対策を提案していました。
審査員からは「二泊三日で考えたとは思えない内容で、大変素晴らしいと思いました。」など賞賛のコメントと共に、生徒たちの真剣なアイデアに対して、具体的には、どんな機能があるサービスなのか?どのように世の中に広げようと思っているのか?など、社会人同士さながら、ビジネスとして実施するにあたり、より掘り下げて考えるきっかけとなる質問が問われました。高校生たちは自分のアイデアに対して、実践的なフィードバックをもらうことができ、質疑応答の時間でも、各チームの特色が良く出ている素晴らしいコミュニケーションが繰り広げられました。
審査員のみなさま
白熱したプレゼンテーション、優勝したのは「あそすて」チーム。「外遊びを、習い事にしよう」というアイデアで、課題設定・ペルソナのシミュレーション・解決策まで、高校生の視点を活かした発表でした。
「ビジネスって、面白い!」
最後に行われた、横山創一さんによる講演は、みんな真摯なまなざしで、集中して聞き入っていました。
「起業をすることを目的とするのではなく、事業を行うことを意識してほしいです。会社として大切なことは何でしょう?先見の明をもつことを第一フェーズとして、売上を上げること、利益を上げること。そして、顧客を見つけた時点でそのお客様は、皆さんがやる会社のパートナーです。会社は1人ではできませんね。取引先、顧客、パートナー、会社の仲間。みんなを巻き込んで、挑むべきところに真摯に挑むことができると、共感が生まれて、大切な仲間が集まります。事業を継続すると、良いことばかりではありません。でも、落ち込んでも、積極的な姿勢を忘れずに果敢に上り坂を登っていける自分に出会えたときに、最高に幸せを感じられますし、その経験を踏まえて、自分が大切な仲間が悩んだときに、実体験として助言してあげられる自分になれることは、最高のごほうびですね」
本起業キャンプに参加したのは「何か新しいことにチャレンジしたい」「将来に向けて成長したい」といった、自分の意志、意欲を持って一歩踏み出すアクションができた生徒たち。探究学習のは経験あるものの、新規事業創出や、ビジネスに関しての体験はこれまで全く無かった生徒も多く参加しましたが、最後には「ビジネスって、面白い!」とポジティブな変化が見られ、会場全体で盛り上がりを見せてくれました。
二泊三日の起業キャンプは、参加した全員の熱をもって幕を閉じました。はたらく部は、これからも中高生のキャリア形成と、これからの時代で必要となる本質的な力が身につくよう、通常のオンラインセッションだけではなく、対面式のイベントを通じて、自分の頭で考えたプラン・アイデアを社会人にぶつけ、フィードバックをもらう体験など、能動的に社会と触れ合う機会を提供してまいります。
<プロジェクト概要:はたらく部>
「はたらく部」は、株式会社NTTドコモの新規事業開発プログラム「docomo STARTUP」の協力の元、株式会社アルファドライブが運営する中高生向けキャリア教育サービスです。バーチャル空間で、現役社会人コーチと同世代の熱い仲間と社会について考えを深める中高生向けキャリアのオンライン部活です。全国どこからでも参加可能!住んでいる地域に関係なく、都市や地方で活躍している大人から学ぶことができます。
■「はたらく部」公式サイト https://hatarakubu.jp
■ Instagram https://www.instagram.com/hatarakubu/
■ X https://twitter.com/hatarakubu
■ LINE https://lin.ee/LbYCnsJ
高橋 亜美
はたらく部 広報