まずは無料体験

お知らせNews

火種を見つけて、大きくする。中高生の成長を実感できることが一番の喜び。はたらく部をつくるメンバー座談会・第二弾【前編】

目次目次

    「はたらく部」運営メンバーのインタビュー、第二弾【前編】です。はたらく部のコアな部分を担っている、サービスディレクター、企画・コーチ、オペレーションリーダーの3人に、参加した経緯や、どんな想いで日々運営に携わっているか、やりがいやビジョンなどを聞きました。

    プロフィール

    篠田 桂介
    サービスディレクター
    ・株式会社NTTドコモ 新事業開発部
    ・docomo STARTUP COLLEGE事務局

    荒川 雅矢
    オペレーションリーダー
    ・株式会社NTTドコモ コアネットワークデザイン部

    柴田 亜由美
    企画・コーチ
    ・株式会社NTTドコモ スマートライフ戦略部 

     はたらく部での役割と、参加したきっかけ 

    ――それぞれの「はたらく部」での役割を教えてください

    (篠田)サービスディレクターとして、サービス全体のデザインやコンテンツ企画など、ユーザーのみなさんの体験価値が良いものになるような設計をしながら、主にはたらく部の内側を見ています。

    (荒川)オペレーションリーダーです。はたらく部で生徒や保護者の方とコミュニケーションをしているLINEの運用や、クラス編成などのオペレーション全般、またアプリ開発の一部も担当しています。

    (柴田)主にコーチ業務をしながら、保護者の方とのコミュニケーションにも携わらせていただいています。

    ――参加したきっかけを教えてください

    (篠田)私は、ドコモアカデミー※に参加したことがきっかけですね。元々、日本の教育現場に対する課題感を感じていて、社内新規事業としてその構想を考えていました。代表の山本さんがアカデミーの学長をやっていたのですが、「こんなことやりたいんだけど」って感じで相談してみたら、なんかめちゃめちゃ共感して話を聴いてくれて。「なんでこの人こんなに共感してくれるんだろう?」って思ってたら、山本さんがすでに「はたらく部」の立ち上げをやってたんですよね。「俺まさにそれやってるよ。一緒にやろうぜ!」って。一瞬の出来事で、何が起こったかよくわかんなかったです(笑)

    ※ドコモアカデミー
    株式会社NTTドコモでは2020年度から、社内向けの人材育成プログラムとして、イノベーション統括部と人事部が共同で「ドコモアカデミー」を開設。ドコモ社内から、社会に新たな価値を生み出す変革人材の育成を目指している。スローガンは「デカいコトやろう!」

    (柴田)私も「ドコモアカデミー」がきっかけですね。新規事業を作るプログラムに取り組む際に、他のテーマとも並行してキャリア教育に高い関心があったので、はたらく部のことを聞く機会があり、面白そう!と思い、すぐに「やらせてください」と伝えました。

    (荒川)私は、2年半ぐらい前にドコモの新規事業のプログラムで、「ローンチチャレンジ」というものに応募しており、そこでの提案内容が「はたらく部」と似ていました。ローンチチャレンジ自体は、ヒアリング不足などもあり残念ながら審査は落ちてしまったのですが、同期が山本さんと同じ部署で「似ていることに挑戦してる人がいるよ」と繋いでもらって、お話したことがきっかけです。やりたいことをいろいろと会話して、「ちょうどエンジニアが欲しかったんだ!」と言って頂けて、こんなチャンスないなと思いました。

    (篠田)具体的な仕事内容としては、これからの世の中におけるキャリア教育サービスとしての「はたらく部」のあるべき姿や、それをどんな提供価値、体験に落とし込むかということを考えたり、一方で事業としてどんな形にしていくべきかをどちらも考えて、実際のサービスを形づくることが中心です。

    セッションは、私たちがはたらく部を通して「こういうことを知ってほしい」とか、「こんな力を身につけてほしい」「自分のやりたいことを見つけてほしい」と狙いに結びつくようにみんなで意見を出しながら作っていて、現在は中高生あわせて80テーマくらいあります。生徒たちのアンケートや対話の盛り上がりなども見ながら、ブラッシュアップを重ねています。とくに反応が良いテーマとしては、「新規事業を作ってみよう」「Tシャツを作ってみよう」は盛り上がりますね!

    (荒川)私はオペレーションの面でいうと、普段のセッションの周知だったり、LINEの問い合わせ対応などの対応全般をやっています。アンケートをとったり、クラスの編成や調整などをやっています。はたらく部のセッションを実施している、オンライン部活の空間とアプリは、最近リニューアルしました!最初のアプリは自分で開発していたのですが、今のアプリはエンジニアさんがいるので、新機能を作っていただくなど、優先順位をつけながらディレクションしています。

     中学生の成長には本当に驚く。二ヶ月でものすごく変わる! 

    ――どんな面白さ・やりがいがありますか?

    (柴田)私は現在、中学生クラスの授業や体験会と、保護者の対応をしています。はたらく部のセッション内容は「社会を知る・自分を知る・やってみる」の三つで設計されているのですが、具体的には、職業理解の回だったり、Tシャツをデザインする回、新規事業を作っていく回などがあり、コーチとして授業に取り組んでいます。

    職業理解は、世の中にはどんな仕事があるのかを知るというもの。難しい印象がある仕事や、どんなことをしているのか中学生には分かりにくい仕事も、敢えてテーマに取り上げることもあります。例えば、「営業」の仕事って実際どんなことやって、本質的にはどんな面白さ、やりがいがあるんだろうね?みたいなことについて考えたり、500mLの1本の水を3,000円で売ってみましょうというお題を出して、誰に対して売るのか、どこで売ったらより売れるのか、そういうアイデアをみんなで考えてもらって、最後プレゼンをしてもらう・・というようなことをやっています。

    中学生だと、経験がない方も多いので最初はうまくディスカッションができなかったり、考えをうまく言語化ができないことも多いです。オンラインのセッションなので、グループワークの際には部屋を分けるのですが、新しいクラスで実施する時など、それぞれの部屋を見に行くと、お見合いしていて静か・・な瞬間も実際にはあります(笑)でも、慣れてくるとみなさん積極的に話して、ディスカッションも弾んでいきますね!

    体験会では、自分を知るというテーマで、自分診断のようなイメージで取り組みます。ワークショップで、性格、考え方、行動、日々の行動などを深堀しながら振り返ってもらって、それぞれ1分間の自己紹介をします。そこで、自分でも気づかなかった自身の価値観を知ることができます。人に伝えることで、この先どうしたいのか、自分がどうなりたいのかを考えるきっかけになればと思っています。

    やりがいで言うと、「やりたいことがなかったのに見つけられた!」「ビジネスコンテストに出ることになった!」など、はたらく部での経験を経て、少しずつできるようになることが増えていくのを肌で感じることができるので、中学生ってこんなに成長が早いんだなとか、純粋に何か吸収してる様子が、すごいな、素敵だなと思います。

    また、保護者から感謝の声をいただくとやはり嬉しいですね。「子どもがこういうふうに成長して・・」と言われると、同じ気持ちでお子さんの成長を見守っているんだなという、一体感までも感じられて、非常に嬉しいです。

    (篠田)中学生の成長の早さって、尋常じゃないです。本当にすごくて、2ヶ月とかで人が生まれ変わっちゃうような感じですよね。

    (柴田)本当ですね。日々の授業の中で、最初は全然発言できなかったのに自分の意見をいつの間にか言えるようになったり、ワークショップを主導している様子をみると、数ヶ月前まで全然できなかったのに・・!と、驚きます。

    (篠田)私は社会人向けのドコモアカデミーと中高生向けのはたらく部、どちらも事務局をしているのですが、昨年、はたらく部とドコモアカデミーのコラボイベントをやったことがあって(「高校生のデカいこと聞こう!」というピッチイベント)どちらの参加者の伴走支援もしたのですが、圧倒的に高校生の方が吸収力がありましたね。まだ自分の経験ベースでの世界観が出来上がっていないので、未知のことに対する好奇心がもの凄いんです。なんでも面白いと思って吸収しちゃう。アドバイスも素直に受け止めて、短期間でハイクオリティなものを出してきて・・・本当にびっくりさせられることが多かったです。

    ――はたらく部での対話やセッションを通して、生徒が自発的に学べているのが良いですね

    (篠田)高校生たちは、社会をまだ「知らない」ってことなんだと思います。自分の心がときめくものに出会う機会がないために、わくわくするものが無いと、思い込んでいる人が多い。はたらく部での対話を通して、自分が生きるこれからの社会の延長線上で、わくわくすることに挑戦できるんだと知ると、そこに向かって爆速で走っていける感じがします。

     学校以外の心理的安全性がある場所と知って、開花した子もいる 

    (柴田)とあるクラスで、自宅学習を続けてきて自分の部屋しか居場所がなかった子や学校の友達とうまく馴染めず苦労している子など、学校での居場所が見つけにくい子が多かったんですね。ある日のセッションで、みんな自分のプライベートのことや将来やりたいことを話してみたら、「ここは、心理的安全性があるんだな」と思ってくれたようで、結構みんなざっくばらんに話せるような空間になりました。それからは、「私実は、こう思ってるんです」「将来こういうことをやりたいんです」など、自分の意見が言えるようになった子たちが出てきて、非常に印象に残っています。

    また高校生になって、新しい学校の環境にうまく馴染めず辛い思いをしている子がいました。話を聞いて、じゃあ一緒に何かいろいろやってみようと「あの時話していたアイデアすごく良いから、ビジネスコンテスト出してみようよ!」と話をして一緒にビジネスコンテストにアイディアを出しました。また、オンラインでオープンキャンパスに行ったり、イベントサイトからワークショップに申し込みをし積極的に参加をしたり、半年間でいろいろなことに挑戦するようになった子もいます。自分を変えたい、現状を打破したいという思いがあってそれを自分自身で決断し実行できるようになったことが本当に嬉しかったです。

    ――コーチとして、工夫していることはありますか?

    (柴田)慣れないうちは、話が活性化しないまま言葉のキャッチボールがうまくできず、ポンッて投げたらそのままどこかへ飛んでいっちゃう・・・という感じで、ディスカッションにならないこともあります。そんな時は、なるべく役割をみんなに振ったり、なんでそう思ったのかの細かい問いを投げたり、分からないときは質問するんだよ、という感じでそっと伝えたり、本当に少しずつ教えています。

    (篠田)あゆさん(柴田)は生徒たちから、ほんとに親身に話を聞いてくれるって声を聞きます。私はこっそり、あゆさんのことを「保健室の先生の皮を被ったライザップのコーチ」って呼んでます(笑)ただ優しいというだけではなくて、可能性を引き出してくれる。中学生たちからとっても愛されていて、ヒューマンスキルが高いコーチです。

    (柴田)とんでもないです。私自身がそうなのですが、結局何か教えても自分自身が「やりたい」と思わないと、やらないと思うんですよね。教わることでその大事さは理解できても、実体験が無いと分からないことがほとんど。何より、はたらく部のセッションでは、私自身も学ぶことや発見が多いので、中学生のみんなと一緒に学んでいこう!というスタンスも持ち合わせています。

    (荒川)はたらく部の生徒たちはみんな、教えられてやるというより、体験を通して自発的に学んでいる様子が素晴らしいですよね。

    ~座談会【後編】「社会全体で次世代育成に関わるような世界にしたい」に続く~

    <プロジェクト概要:はたらく部>

    「はたらく部」は、株式会社NTTドコモの新規事業開発プログラム「docomo STARTUP」の協力の元、株式会社アルファドライブが運営する中高生向けキャリア教育サービス。バーチャル空間で、現役社会人コーチと同世代の熱い仲間と社会について考えを深める中高生向けキャリアのオンライン部活です。全国どこからでも参加可能!住んでいる地域に関係なく、都市や地方で活躍している大人から学ぶことができます。

    ■「はたらく部」公式サイト https://hatarakubu.jp/
    ■ Instagram https://www.instagram.com/hatarakubu/
    ■ Twitter https://twitter.com/hatarakubu
    ■ 生徒向けLINE https://lin.ee/LbYCnsJ
    ■ 保護者向けLINE https://onl.sc/azW4NX5

    この記事をシェアする

    • Twitter
    • Twitter

    この記事を書いた人

    高橋 亜美

    はたらく部 広報

    関連記事

    • 「私を積極的な性格に変えてくれた」 はたらく部の高校生が、第一志望の大学に合格するまでのストーリー

    • 新しい教育で社会にインパクトを与えよう! 「はたらく部」代表・コーチ・生徒の座談会【後編】

    • 新しい教育で社会にインパクトを与えよう! 「はたらく部」代表・コーチ・生徒の座談会【前編】

    • TOP
    • ニュース
    • 火種を見つけて、大きくする。中高生の成長を実感できることが一番の喜び。はたらく部をつくるメンバー座談会・第二弾【前編】