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「私を積極的な性格に変えてくれた」 はたらく部の高校生が、第一志望の大学に合格するまでのストーリー

目次目次

    中高生向けキャリア探究サービス「はたらく部」は、セッションによる社会人や同年代との対話を重ねる中で、「今、挑戦できること」を見つけたり、「将来、やりたいこと」が具体的になる体験をするなど、ひとりでは実現できない様々な可能性にあふれています。

    この春、はたらく部を卒業した高校生、さくらさんも、そのひとり。

    4月から、第一志望だった慶應義塾大学に進学しました。どのような体験が進路の決定に役立ち、彼女の未来に向けた後押しができたのか、高校生活の振り返りとともに、語ってくれました。

    プロフィール

    さくら 慶應義塾大学 文学部
    受験形式:自主応募制推薦入試

    はたらく部に入った動機

    高校2年生の夏、サマーキャンプに参加したことがきっかけです。当時の担任の先生が、そうした課外活動への参加を積極的に促す方だったこともありますが、私は入会特典の商品券が欲しくて、参加の申し込みをしました(笑)

    もともと、まわりの友達が課外活動に取り組む姿を見て、私もやってみようと思って他のオンラインサードプレイスに参加してみたこともあったのですが、毎週やることや会える人が決まっていなくて、居場所にはならなかったので、毎週継続的に仲間と会えたり、テーマがしっかりと用意されているはたらく部は、とても合っていました。

    ――初めて参加したイベント、高校二年生の夏休み「サマーキャンプ」

    ――初めて参加したイベント、高校二年生の夏休み「サマーキャンプ」

    高校生活が変化するきっかけになった、はたらく部

    高校1年生の頃は、丁度コロナということもあって課外活動はできなかったり、学校行事が中止されたりなど、楽しい思い出はありませんでした。授業も、ハイブリッド開催で、リアルもオンラインもあったのですが、あまり印象的な体験はできていません。また、私自身シャイな性格で、なかなか学校生活になじめず、孤独感を抱いていました。

    2年生になってから、はたらく部に出会って、それまでは勉強しか取り柄がなかったのですが、はたらく部がきっかけで、とても楽しくなりました。バーチャル空間を部室とするはたらく部は、継続的に同じ場所で会える社会人コーチや同年代の仲間が話を聞いてくれたり、心理的安全性の高い場所として居心地がよかったです。のびのびと素直に自分の意見を言ったり、対話を通して自分の良さに気づくことが出来たり、仲間と一緒にテーマに沿って取り組む活動から学ぶことが多かったです。また、挑戦する体験を経て、自分の潜在能力に気づくことができました。

    ――はたらく部のオンライン部室の様子と、出会いとなったサマーキャンプでの1枚

    ――はたらく部のオンライン部室の様子と、出会いとなったサマーキャンプでの1枚

    ~高校の担任の先生からのメッセージ~

    順天高校で担任をしておりました、尾近と申します。さくらは、はたらく部での活動を通して自分の世界や可能性を広げ、挑戦にとても前向きになったと感じています。サマーキャンプに参加させていただいて以来、別人になったかのように彼女の挑戦のスピードを上げることができたと感じました。
    学校では出会えない大人の方々と出会うこと、学校では経験できないことを経験することは凄まじい可能性を持っていると思います。
    この事業が今後さらに多くの生徒の利用するところとなり、変容する生徒が増えることを楽しみにしています。

    探究の面白さと、高校生にとって大切な「こころの居場所」に気づいた2つの体験

    高校生活において、私にとってインパクトの大きい体験が2つあります。

    まずは、2022年に開催された「ROCKET PITCH甲子園 U−18」に参加し、初めて大勢の前でプレゼンテーションをしたこと。

    はじめは「私にできるわけない」と思い込み、練習でも全く言いたいことが言えませんでした。悔しくて泣いたこともあります。でも、はたらく部のコーチたちに後押しされ、何度も練習を重ねた結果、本番は大成功!コーチや仲間たちにも褒めてもらい、自信がつくとともに、はたらく部が自分にとって大切な居場所であることを実感することができました。

    もう一つは、学校の探究学習で、「団地グループ」というのに所属して、高齢者の方との交流をしたことです。対話を通して、アパート周辺の歴史や伝統を文章に残す「ライフヒストリー調査」を実施しました。そこでは、「学生と話すのが楽しい」と言って頂けたり、とても嬉しかったのですが、私たちが一方的に質問する場面も多く、表面的な会話になるなどの難しさも感じました。

    そこで気が付いたことは、私ははたらく部で得られたのは単なる体験ではなく、仲間から認められ、自分自身の潜在的な力に気づくことができ、探究活動を通して自信をつけることが「こころの居場所」となるということです。苦手だったプレゼンテーションや、自分をさらけ出してコミュニケーションすることも、コーチや仲間との関わりで「面白い」と感じられたり、達成感を得られることに変わりました。それは「エンパワーメント」だと考えています。

    また、高齢者を訪問して交流をする探究学習が、意義があると思いながらも、自信のもてる体験、つまりエンパワーメントと言えるものに出来なかったことは、大きな学びでした。高校生にとって、エンパワーメントを促進する探究の居場所や機会をつくっていきたい!という目標ができました。

    やりたいことを実現するための大学選び

    高校2年生の夏から受験を意識し始めました。一般受験の対策として塾に通いながら、総合型選抜に向けた準備をしました。大学選びにおいては、高校生活で得た学びや体験を活かしながら、目標に向かってやりたいことがやれる学部やゼミがある学校はどこだろう、という視点でリサーチしました。フィールドワークが盛んかどうかなど、学校のカリキュラムを中心に良く調べました。合格した慶応義塾大学は、文学部ですが、文学だけではなく、社会学や心理学など興味がある分野を多角的に学べることに魅力を感じて、受験に挑戦しました。探究における人とのつながり、またエンパワーメントされる機会の少ない高校生の課題感など、これから私が取り組みたいテーマについて、授業や研究で学べると考えています。

    はたらく部のサポートで、自主応募制推薦入試で合格!

    進路決定においての考え方や、そのベースとなる体験だけではなく、受験対策にも、はたらく部にはお世話になりました。高校3年生の春に総合型選抜のことを知り、「これまでの体験が活かせる!」と考えて挑戦することにしたのですが、一般受験向けの勉強とは全く異なるので、自分一人では何から始めたら良いかわかりません。そこで、はたらく部のコーチに相談し、主に「志望理由書」の対策において、これまで私が取り組んだ課外活動のまとめや、なぜその大学に入りたいのかという考え方をサポートしていただきました。

    公式Youtubeより:【推薦入試】慶應義塾大学に合格した女子高生に秘訣を聞いてみた!

    挑戦することで新しい世界がひらける!新規プロジェクトの立ち上げ

    今私は、はたらく部と、学校の探究の授業での経験をもとに、「高校生のエンパワーメントを促す探究の場」を創ろうとしています。ライフヒストリー調査調査の際に、とある男性から孤独死をしかけたというお話を聞きました。これは、私にとっては放っておけない問題だったので、新規事業として、「子どもが高齢者を定期的に訪問する仕組み」を考えて、第一回順天高校探究コンテストに参加し、3位を獲得しました。そこで、この事業をプレゼンテーションで終わらせず、実際に立ち上げたのが「東京レモンプロジェクト」です。東京レモンプロジェクトは、メーカー・非営利組織の協力を得て立ち上げました。

    都内大規模団地の高齢者にレモンを育ててもらい、その観察と高齢者の体調チェックのために学生が定期的に高齢者を訪問するというものです。高齢者と学生の交流の場になるとともに、高齢者の安否確認にもつながります。高校生は、高齢者・孤立者と他住民との仲介役にもなります。また、高校生は、高齢者との交流で感じた疑問等を自分の探究に持ち帰ることで、様々な視点から、プロジェクトをより良いものにすることができます。

    それは、高校生の居場所にもなると考えています。高校生の挑戦を応援することで、エンパワーメントを促したい。めざすのは、高校生が自分の魅力に気づき、自信をもって生きることのできる社会の実現!私も、これからも挑戦し続けたいです。

    <プロジェクト概要:はたらく部>

    「はたらく部」は、株式会社RePlayceが運営する中高生向けキャリア探究サービスです。
    バーチャル空間で、現役社会人コーチと同世代の熱い仲間と社会について考えを深める中高生向けキャリアのオンライン部活です。全国どこからでも参加可能!住んでいる地域に関係なく、都市や地方で活躍している大人から学ぶことができます。

    ■「はたらく部」公式サイト https://hatarakubu.jp
    ■ Instagram https://www.instagram.com/hatarakubu/
    ■ X https://twitter.com/hatarakubu
    ■ LINE https://lin.ee/LbYCnsJ 

     

     

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    この記事を書いた人

    高橋 亜美

    はたらく部 広報

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