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“好き”と“得意”を伸ばし続けた大学受験【合格体験記2025】

目次目次

    中高生向けキャリア探究サービス『TANQ BASE(旧はたらく部)』は、子どもたちが「好き」を見つけて「やりたい」を極めるオンライン部活です。
    信じられる大人と出会い、仲間と繋がり、コミュニケーション能力や思考力など将来に役立つ力を養いながら楽しく世の中のことを学びます。

    先日、畿央大学に入学が決まったゆいさんは、はたらく部の総合型選抜アカデミーで学んだ仲間です。
    総合型選抜対策でのはたらく部のコーチとの関わり方や、どのように総合型選抜アカデミーを活用して合格を勝ち取ったのかなど、気になる質問に答えていただきました。

    【合格者プロフィール】
    ゆい(小西由唯)さん
    合格大学:畿央大学 教育学部
    受験形式:リーダーシップ選抜(総合型選抜)

    【はたらく部で利用していたサービス】
    ・総合型選抜アカデミー

    塾の掛け持ちから始まった総合型選抜

    ──進学する大学と学部を教えてください。

    ゆい 畿央大学の教育学部です。

    ──どうして総合型選抜で受験しようと思いましたか?

    ゆい 私の学校が探究活動に力を入れていて、SDGs から課題を見つけて生徒がグループで課外活動をするという総合的な学習がありました。私は高校2年生の時にそのグループのリーダーを務めることになったんですけど、その時は全然総合型選抜の受験は考えてなくて、何かしら自分の自信になればいいなとか、ちょっとだけ受験で使えたらいいなくらいの気持ちでした。その頃、学校の三者面談で先生に総合型選抜も考えてみたらいいんじゃないかって言ってもらって、総合型選抜での受験を目指すようになりました。

    ──いつから総合型選抜の準備を始めましたか?また、どんなことをしましたか?

    ゆい 高校2年生の春休みくらいからです。
    これはうちの経済的な話なんですけど、もし総合型選抜をメインで頑張るならその塾に通う代わりに一般選抜のための塾は辞めなきゃいけないということになりました。私は高校2年生の時にリーダーを頑張ってきたから、その強みを生かして総合型選抜で本気で受かるぞって思って塾を探して、はたらく部を見つけました。

    ──やっぱり経済的な問題ってありますよね。塾を掛け持ちするとなると特に。

    ゆい はい。結構悩みました。
    ただ(元々通ってた)一般選抜の塾はやめたんですけど、はたらく部なら安いからプラスで一般選抜対策ができるオンラインの塾にも入れることになって、2つの塾を掛け持ちしてました。私みたいな経済的な悩みを抱えてる人には、はたらく部はすごく良いと思います。

    コーチの励ましと強い意志に支えられた受験期

    ──受験期に大変だったことは何ですか?

    ゆい 気持ち的な面で言うと、もし落ちたらどうしようっていうのが強かったです。総合型選抜にめちゃくちゃ自信があった訳じゃないから、周りの子は一般選抜に向けて必死に勉強してる中で私は限られた時間を総合型選抜と一般選抜で分けて準備しないといけないことで葛藤がありました。
    あと、志望理由書を書き始めると思ったよりやり直しが多くて、とにかく大変でした。

    ──大変だったことをどうやって乗り越えましたか?

    ゆい 私がちょうどしんどいなってなったとき、Slack(チャットツール)でコーチが励ましてくれたり、両親も応援してくれました。
    あと、私は総合型選抜で落ちても一般選抜で畿央大学に行きたいと思っていたので、とにかく畿央大学に受かりたいっていう気持ちだけでがむしゃらにやってました。

    ──コーチからは具体的にどんな励ましをもらいましたか?

    ゆい 「今が一番しんどいときだと思うけど、頑張って乗り越えていこうね」みたいな声掛けなど、心理的サポートをしていただきました。
    また(志望理由書などの)添削をお願いしたときにすぐ返信が来たり、私が頑張ってるのと同じくらいの熱量でコーチが添削してくださって、「私以外にも期待してくれてる人がいるから頑張ろう」というように心を持ち直すことができました。

    課外活動が自信に

    ──志望理由書や小論文に書く活動績作りなど、総合型選抜に向けて取り組んでいた活動はありますか?

    ゆい 初めは違う大学を目指していたので、そこの受験に必要な英検を頑張って取りました。また、夏休みにはボランティアにも行きました。
    あと、学校でTOK(Theory of Knowledge)が必須教科だったので、私は教育分野に絡めて書いて、それも実績の1つとして大学に提出しました。「子どもが第二言語を学ぶにおいて、すでにある第一言語を脇に置いて第二言語を習得することは可能なのか。それが望ましいのか」というテーマで、色んな研究を参考にして最終的に自分の意見を論じました。これも、はたらく部で5回くらい添削してもらいました。

    ※TOKとは「Theory of Knowledge(知の理論)」の略で、「知識とは何か」「どのように知るのか」を探求する授業。

    ──はたらく部ではそういった書類の添削もやってくれるんですね。

    ゆい これも受験で使えるかもってコーチに言ったら「添削するよ」って対応してくれました。

    ──総合型選抜って、大学によって志望理由書以外にも提出書類がありますから、それもサポートしてもらえるのは心強いですね。
    次に、今までの活動で特にやっていて良かったと感じたものはありますか?

    ゆい 私はリーダーとボランティアです。
    元々私は自分に自信がなくて、リーダーの活動は自分には絶対できないと思ってたし、ボランティアも今まで積極的に活動してきた子が行くものなんだろうなって先入観があったんですけど、やってみたら自信につながりました。

    はたらく部アカデミーの“引き出しを増やす”勉強

    ──受験ではたらく部アカデミーを生かせたと思うものは何ですか?

    ゆい 面接です。面接内容を予想してそれに対する答えをメモするって方法で対策しましたが、正直私は途中まで「ここまでやる意味があるのかな」って思ってました。その作業がすごくしんどくて。添削も書き直しも何回もやったけど、それを全部覚えられるわけじゃないし。
    けど、書くことによってちゃんと自分のものにできるというか、大量の引き出しを作ることによって本番でもその場に適したことを話せるようになるんです。本番では、自分でも「面接は自信ある」って言えるぐらい上手くいきました。引き出しを増やすっていう考えは私にはなかったので、はたらく部アカデミーで教えてもらえてよかったです。

    ──たしかに、引き出しを増やすという発想に自分で辿り着くのは難しそうですね。地道でしんどい作業を続けるのも、誰かのサポートがあってこそかもしれません。
    はたらく部アカデミーの総合型選抜対策に特化した学習が役に立ってよかったです。

    総合型選抜は“好き”や“得意”を伸ばすべし

    ──総合型選抜で受験して良かったことは何ですか?

    ゆい 私は正直勉強が得意ではない方で、好きじゃないことを必死にやることが苦手だったので、その逆が総合型選抜でした。リーダーもボランティアもTOKの授業も自分の興味のあることだから楽しかったです。
    大学卒業後の将来に明確な目標があって本当にそれがしたいって思っている子は、私みたいに最初は総合型選抜を受けるつもりがなくても何かしら行動できている可能性があるので、そういう子はめっちゃ総合型選抜に向いてると思います。もし勉強が苦手でも、好きなことや得意なことを伸ばすのもいいことだなって。

    ──まさに総合型選抜のいいところですね。
    では、総合型選抜での受験を考えている方にアドバイスをお願いします。

    ゆい 私は大学卒業後の将来への計画があって、どういう風に社会に貢献したくてその分野に熱意を持っているかっていうのがありました。それだけとは言いませんが、その熱量があれば行動に移しやすいと思います。自分が熱意を持ってその分野に携わりたいと思うものがあるなら、高校1、2年生のうちからボランティアに行ってみるなど実績を残しておくと、後々総合型選抜で戦えるって自信が付きます。
    楽しみながら将来へのポジティブな気持ちを持って受験に挑めるので、好きなことがあってそれを職にしたいと考えているなら、私は総合型選抜をおすすめしたいです。

    志望校変更の決意

    ──受験前にオープンキャンパスなどの大学のイベントに参加しましたか?

    ゆい オープンキャンパスと、畿央大学主催の子ども向けの講義に参加しました。
    初めは別の大学を目指してたんですけど、学校の先生から併願先として畿央大学を勧められて見に行ったら「私には畿央大学の方が良いな」と感じました。オープンキャンパスと講義もとても楽しくて、それも含めて私は畿央大学だけ受けようって決めたので、やっぱり行ってよかったと思います。

    ──志望大学を変えたのはいつですか?

    ゆい 結構ギリギリで、8月の頭くらいです。畿央大学のオープンキャンパスがあったときに。

    ──総合型選抜対策自体はしていたと思いますが、志望理由書などは書き直しましたか?

    ゆい それこそコーチがすぐに畿央大学を分析して特徴やアドミッションポリシーをまとめてくださって、それを見て書き始めました。

    ──総合型選抜の出願は9月〜10月くらいですよね。ギリギリまでコーチに見てもらって、添削してもらったんですか?

    ゆい そうです。結構焦りました。

    ──そこまでしても強い意思で志望校を変えたんですね。では、ゆいさんにとって特に参加してよかったと思う大学のイベントはオープンキャンパスだったんですか?

    ゆい はい。畿央大学はサポートがすごく手厚くて、初めは全然第一志望を変える気はなかったんですけど、やっぱり行ってこそ分かるんだって思いました。

    母の後押しとコーチのサポート

    ──第一志望を変更するにあたって、誰かに相談しましたか?

    ゆい 私はオープンキャンパスに行ったときはふわっと「すごくいい大学だな」って思ったんですけど、母親がすぐに「畿央大学を第一志望に変えたら?」って言ってくれて。シビアな話ですが元々の第一志望は有名なところだったので(大学の)名前も大事だなって思ってたところに「あんたは将来小学校教員になりたいって決まってるんだから、畿央大学に行って手厚くサポートしてもらった方がいいんじゃない」「ゆいには畿央大学が合ってる」って言ってくれたので、決心がつきました。

    ──志望校の変更前からはたらく部アカデミーには入ってましたよね。変更すると伝えたとき、どのような反応が返ってきましたか?

    ゆい 急だから驚かれるかなとは思っていたし、自分でも(自分の気持ちの変化に)驚いていたんですけど、今言ったような理由を話したら(私の選択を)尊重してくれました。急なことにも関わらず畿央大学の分析も一からしてくださって、すぐに書き始めて添削してもらってまた書き直すっていうのをすごくスムーズに対応していただきました。

    ──同じ大学・学部を受験する方にアドバイスをお願いします。

    ゆい 私が受けたのはリーダーシップ選抜っていう入試方式なんですけど、加点方式で実績をつくるほど加点されるので、何事にも挑戦することが大事です。怖がらずに自信を持って行動したら何やかんや上手く行くものなので、とりあえず実践して実績をつくってください。
    あと、志望理由書の自己アピールでは自分の魅力や頑張ってきたことを短い文字数の中に収めなければいけなくて、自分の力だけでは難しかったと思います。周りの大人やはたらく部の大人を頼って、伝えたいことを言語化するサポートをしてもらうのが大事です。

    目標は小学校の先生

    ──大学生活に期待していること・挑戦したいことは何ですか?

    ゆい 私は小学校教員になることが一番の目標なので、勉強を頑張って、しんどいこともあると思うけどブレずに努力していきたいです。楽しみながら将来の夢に向かって頑張っていきたいなって思ってます。

    ──大学生活に向けて今取り組んでいることはありますか?

    ゆい 12月の大学の説明会から入学前のオンライン学習が始まるので、しっかり勉強して一般選抜の子たちに劣らないよう、入学後に困らないためにも、少しずつ勉強していこうかなと思ってます。

    ──改めて、将来やりたいことと、その理由を教えてください。

    ゆい 小学校の先生になりたいです。初めは何となく幼稚園の先生を目指してたんですけど、高校生の間に年に3回小学校に行って先生として子どもと一緒に2時間の英語のアクティビティをするっていう貴重な経験をして、小学校の先生になりたいと思うようになりました。
    何に対しても、経験を積むことでやりたいことが明確になってくると思います。

    (小学校に授業訪問した際の小学生のアンケート)

    ──将来に向けて今取り組んでいることはありますか?

    ゆい 小学校教員に限らずコミュニケーション能力は大事だと思っていて、高校2年生くらいから日頃から色んな人と喋ることを意識してます。小学校教員になったら子どもはもちろん大人とも初対面のコミュニケーションが増えるので、今後もコミュニケーション能力を伸ばしていきたいです。

    ──最後に、迷っている生徒や保護者の方へのメッセージをお願いします。

    ゆい 本当に入ってよかったなって私は思ってます。具体的には、授業がない日でもSlackで返信してくださるっていうのが大きかったです。
    私の学校は総合型選抜のサポートが手厚い方だと思ってたんですけど、やっぱり先生数人に対して生徒の方が多いからいつでもサポートを受けられるわけじゃないし、学校の先生と総合型選抜対策をしていくのは難しかったです。
    それに対してはたらく部では、すぐに返信してくださったり、オンラインで繋がってお話できたり、(受験において)はたらく部の存在が大きかったなって思います。

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    この記事を書いた人

    岡田唯月

    「作ること」が好きで、高校時代には演劇部でパンフレットやポスターの制作に携わった。内向的な性格がコンプレックスだったが、はたらく部と出会い積極的に他人と関わることができるように。現在ははたらく部インターンにて広報の仕事の経験を積みながら、大学でも編集デザインについて学んでいる。SNSでの広報活動を通して、学生の興味を後押しする情報を伝えることを目指している。

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