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『16歳からのライフ・シフト』監修の宮田純也氏と「はたらく部」の中高生、人生100年時代におけるキャリア対話イベントを実施

目次目次

    株式会社NTTドコモの社内新規事業創出プログラム「docomo STARTUP」で企画検証された、中高校生向けキャリア教育事業「はたらく部」は、8月29日(火)に丸の内ユーザーベース本社にてキャリア対話のイベント「みんなで考える進路やキャリアの見つけ方」を実施しました。イベントでは、先日発売された『16歳からのライフ・シフト』を監修した宮田純也氏が登壇し、これからの「はたらく未来」について、集まった中高生たちと対話しました。

    イベント概要

    目的 人生100年時代、不確実な世界で中高生が社会で生きていく上でのヒントや進路の発見につながる場を提供する

    概要 宮田純也氏によるライフシフトの解説とワークショップの実施。グループワークでの発表

    形式 オープンイベント(はたらく部の生徒主体&外部参加募集)
    日時 2023年8月29日(火)15:30~17:30
    場所 ユーザーベース本社 2階 PARK ※オンライン配信(zoom)も同時に実施
    参加者 30名(高校生、学校関係者)
    参加費 無料

    『16歳からのライフ・シフト』について

    AIの発展や、仕事の内容やはたらき方の変化、日本人の平均寿命が伸びていることなど、変化の激しい時代に、「人生100年時代の人生戦略」としてベストセラーになった『ライフ・シフト』をもとに、高校生のみなさんが進路や将来を考える際に役立つ部分をわかりやすくまとめ直した一冊です。

    リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット 著 未来の先生フォーラム代表 宮田純也 監修
    特設サイトはこちら https://str.toyokeizai.net/-/book/life-shift/sixteen/

    本イベントでは、監修した未来の先生フォーラムの代表 宮田純也氏を迎え、現役の中高生とともにキャリアや人生設計について、みんなでざっくばらんに対話する時間となりました。

    これからの人生はマルチステージになる

    宮田氏からは、「ライフ・シフトの解説」として、自分らしい人生を描くための講義をしていただきました。

    「人生100年時代に『教育→仕事→引退』の3ステージ的な生き方には無理があります。心身ともに健康で長く働いたり、仕事以外の家族や友達との付き合いなど、お金以外の視点でも豊かな時間をすごすためには、人生を『マルチステージ』と捉えることが考えられます。長い人生では、仕事、子育て、学びなおし、介護など、さまざまなステージがありますが、それぞれの場面においてどのようなマインドセットが必要なのかを学ぶことで、人生をマルチステージとして前向きに楽しむことができます。」

    学ぶことにより、何度でも、何にでも変身できる!

    イベントに参加した中高生たちは、著書『16歳からのライフ・シフト』を手に、時にメモしながら、話に聞き入っていました。イベントに参加する動機は、「将来、起業したい。学校では学べないインプットをしたい」「将来のことについてなにか考える必要があると思った」など、自分たちなりに今将来どう生きるかを考えるきっかけとしたい、学びたい、と考える生徒たち。具体的な事例を挙げながら、丁寧にお話してくださる宮田氏に集中していました。

    「未来を過去の延長で考えるのではなく、発想の転換も必要です。長く働くことを前向きにとらえるためにも、産業の変化について知る・資産形成の方法を知るなど、みなさん(中高生)のうちから、自覚的に知っておくことで、備える時間ができます。また、自分について知ることも大切。未来を見据えて、自分の関心と情熱に合った教育を受けることや、価値観の合う仕事を見つけること。強い好奇心をもちながら、自分の人生の主導権をもって、すばらしい人生を創造していってほしいなと思います。自分次第で、何度でも、何にでも返信できる面白い時代です。みなさん世代が主人公となり、より良い社会を創ってほしいなと思います。」

    ワークショップ「タニモク」で将来についての対話

    続いて実施したのは「タニモク」。タニモクは、3人~4人の参加者同士で、互いに目標を立て合うワークショップです。他人に話を聞いてもらい、質問してもらい、対話をすることで、自分とは違う視点でアイデアが浮かんだり、選択肢がひろがったり、他人に目標を立ててもらうことで新たな切り口を得ることができます。目標をたてるだけに留まらず、多くの企業や団体で様々な研修に用いられ、キャリア対話の機会として広く活用されています。

    タニモク公式サイト https://tani-moku.jp/

    この日、参加したのは、既に「はたらく部」に参加している生徒に加えて、初対面の生徒や、遠方から参加してくれた中学生もいました。イベント開始前は少し緊張した様子も見られましたが、はたらく部代表の山本のファシリテーションで開始した「タニモク」は、スタッフも合間に混じって少し進行をアシストしながら、和やかな雰囲気で対話が始まりました。

    開催場所のユーザベース本社は「作業」する場所ではなく、「共創」する場所として設計されているおしゃれな空間で、本イベントを開催したスペースも、段差がありリラックスして対話できる設計です。時間が経つにつれ、笑顔が増えてきて、笑い声が起きるグループや、真剣に話を聞くグループなど、熱量が生まれていました。

    「はたらく部」はふだんオンライン部活なので全国各地の仲間とつながる良さがありますが、こうしてリアルイベントを実施すると、自然と雑談が生まれたり、ワークショップが終わってからも「もっと聞いてみたい」など話が尽きることがなく、良いコミュニケーションとなることを実感しました。

    ワークショップの終盤では、数名が挙手して本日の感想を述べました。「海外に挑戦したい」「とくかく目立ちたい」など目標を掲げる生徒や「人前で話すのがあまり得意じゃない」と課題感を話す生徒に「リアクションをもらえるまで継続すること」「まず世の中の人の喜びを知ること、自分からアクションすると仲間ができる」など参加者同士で意見が出るなど、みんなが一人の話に耳を傾ける良い時間となり、最後は会場の一体感も生まれました。

    参加者の感想

    ・自分で考えていた将来のこととは全く異なる、他人からの意見が刺激的でいい経験になりました
    ・いろいろな人と話せて、とても楽しかったです
    ・進路について、自分だけでは考えつかないアイデアももらえたので、参加してよかったです

    今回のイベントは、生徒たちが主体となり企画し、宮田純也氏から直接「ライフシフト」について直接お話を聞くという、これからの時代を生きる中学生や高校生のキャリア対話としてとても充実した時間でした。「はたらく部」はこれからも、仲間たちと一緒に社会について考えを深め、ワクワクする未来をつくる場所として、中高生のみなさんを後押しします。

    左:宮田純也氏 右:はたらく部代表 山本 将裕

    左:宮田純也氏 右:はたらく部代表 山本 将裕

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    この記事を書いた人

    高橋 亜美

    はたらく部 広報

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