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【大学進学の費用】学費・生活費・入学金それぞれいくらかかるのか徹底解説

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将来大学に進学しようと考えている中高生の中には、「大学の学費はどれくらいかかるんだろう?」と気になる人もいるのではないでしょうか。この記事では大学進学にあたって係る学費や生活費、節約のポイントなどを徹底解説します。文部科学省の「令和4年度学校基本調査(確定値)公表について」によると2022年度の大学進学率は60.4%と過去最高を記録しました。今や過半数が大学に進学する時代となったわけですが、大学の学費がどれくらいかかるのか気になる方もいるのではないでしょうか。この記事では大学の費用や節約のポイントについて解説します。参考URL:学校基本調査-令和4年度 結果の概要-:文部科学省 (mext.go.jp)大学進学の費用はいくらかかるのか大学にかかる費用は国立・私立、学部学科、通学方法によって大きな差があります。大学にかかる費用を事前に把握しておき、計画的にお金の準備を進めましょう。大学の学費は主に入学金・授業料・設備費大学の学費は、入学時に支払う入学金、前期・後期の授業料、学校の施設を維持するための設備の3つに分けることができます。入学金は大学の合格発表から1〜2週間を納付期限としている大学が多いです。支払期限に間に合わなかった場合は入学権利を失う可能性があるので注意しましょう。仮に併願受験等で複数の大学を受験する場合、複数の大学に入学金を支払わなければならない可能性もあります。授業料の支払は1年分を一括納付するほか、前期・後期の2回に分納して対応する大学も多いです。国公立大学は文系・理系を問わず年間50万円ほどで、私立大学は文系年間80万円、理系年間110万円、医歯系年間300万円程度かかります。設備費は建物やグラウンド、駐車場などの施設設備のほか、パソコンやサーバー管理維持費、実験・実習等に使われます。4年間でいくらかかる?詳しくは後ほど紹介しますが、大学・学部によって4年間でかかる学費の総額は大きく異なります。国公立大学が約240〜260万円なのに対し私立大学医歯系は約2,000万円以上もかかります。ただしこの金額はあくまでも目安の金額なので、各大学の年間の学費を調べ正しい数値を計算しましょう。大学の学費を支払うタイミングは?学費を支払うタイミングは各大学によって異なるので、大学合格後はきちんと支払期限を確認しましょう。一般的に入学金は合格発表から1〜2週間以内、授業料・設備費は一括納付の場合は例年4月頃、分割納付の場合は前期(4月頃)・後期(10月頃)が多いです。国公立大学の学費の目安ここでは国公立大学における大学別の学費の目安を紹介します。国立大学国立大学では学費の標準額が文部科学省によって定められているため、初年度の納付金額は入学金282,000円+授業料535,800円=合計817,000円で学部による差異はありません。参考URL:(参考2)国公私立大学の授業料等の推移 (mext.go.jp)公立大学公立大学では地元から進学する生徒と県外からくる生徒で入学金に差を設けている大学が多いです。そのため地域内の学生が初年度に納付する金額は約70〜80万円。地域外の学生は約90〜100万円です。参考URL:2022年度学生納付金調査結果 (mext.go.jp)私立大学の学費の目安ここでは私立大学における学部別の学費の目安を紹介します。参考URL:私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について:文部科学省 (mext.go.jp)理系学部の場合文部科学省の「私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」によると平成30年度私立大学入学者に係る初年度の納付金額は以下のとおりです。

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AO入試(現・総合型選抜)の志望理由書の書き方とは?ポイントを徹底解説

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大学受験における入試制度のひとつであるAO入試(現・総合型選抜)。受験生のなかには、一般入試ではなくAO入試(現・総合型選抜)を受験しようか迷っている人もいるのではないでしょうか?AO入試(現・総合型選抜)にて受験する場合には、なぜ大学に入りたいのかを示す志望理由書がとても大切です。本記事では、志望理由書の書き方やポイントについて分かりやすく解説します。これからAO入試(現・総合型選抜)を控えている人はもちろん、受けようか迷っている人もぜひ最後までお読みください。AO入試(現・総合型選抜)における志望理由書とは志望理由書はAO入試(現・総合型選抜)を受験する際に、ほとんどの大学で提出を求められます。志望理由書の内容は大学の合否に大きく関わるため、自分の経歴やアピールポイントはもちろん、なぜ自分が大学に入りたいのかをしっかりと伝えることが大切です。書類選考のなかでもっとも大切志望理由書は書類選考のなかでもっとも大切だと言われています。AO入試(現・総合型選抜)は「学力」ではなく、「人柄」を重要視しており、志望理由書は人柄や大学入学の希望理由を文面にて把握できるからです。つまり、大学側が志望理由書を見て、意思を感じられないと判断した場合には、不合格になる恐れがあります。そのため、自分がなぜ希望大学に入りたいのかをしっかりと大学側に伝えることが大切です。志望理由書は自分の情報を伝える手段志望理由書は自分がこれまでにどんなことをしてきたのか、将来どんなキャリアを歩みたいのかといった情報を伝える重要な書類です。だからこそ、志望理由書の内容が薄いと、不合格になる可能性が高まります。また、AO入試(現・総合型選抜)の面接では志望理由書をもとに質問されることもあるため、誤った情報を記載するのも絶対にNGです。面接官にどんなことを質問されても、堂々と自信を持って答えられるようにしっかりと準備しておきましょう。志望理由書を書く前にやっておきたいこと志望理由書を書く前にやっておきたいことがあります。大きく分けて、以下の2つです。大学のアドミッションポリシーを確認するそれぞれの大学が公表しているアドミッションポリシーを確認して頭に入れておきましょう。アドミッションポリシーとは、大学側が大切にしている理念や目的をもとに、受験生に求めている考え方のことです。言い換えると、どんな大学生に入学して欲しいか、といった基準を示すものです。自分が希望する大学のアドミッションポリシーを理解し、自分がやりたいことや学びたいことと関連付けて志望理由書を記載することで、受験の合格率は大幅にアップします。通常、アドミッションポリシーは各大学のホームページや募集要項に記載されているので、志望理由書を記載する前に必ずチェックしておきましょう。オープンキャンパスに参加する可能であれば志望理由書を書く前に、AO入試(現・総合型選抜)を受験する予定の大学のオープンキャンパスに参加するのをおすすめします。オープンキャンパスに参加することで、普段の授業風景だったりキャンパスの設備だったりといったハード面を肌で感じ取れるからです。また、オープンキャンパスに参加することで教授や学生課のスタッフなどに顔を覚えてもらえることもあります。実際に自分で足を運び、現地の雰囲気を掴むことで、本当に自分が希望する大学に合っているかを確かめられるため、日程的に可能であればぜひ積極的にオープンキャンパスに申し込んでみましょう。AO入試(現・総合型選抜)における志望理由書の書き方6ステップ続いて、AO入試(現・総合型選抜)に必要な志望理由書の書き方を簡単に紹介します。志望理由書の書き方は、主に次の6ステップです。【ステップ1】自己分析をする志望理由書を書き始める前に、まずは自分の自己分析をしてみましょう。今までの自分がどんな人間だったのか、また今後どうしていきたいのかについて考えることが大切です。自己分析をする際、以下の項目について考えてみると良いでしょう。 ・自分の長所と短所・自分の特徴・自分が大切にしている価値観・自分にしかない経験・志望理由 上記項目について、時間を取ってひとつずつ考えて紙に書き出してみることをおすすめします。【ステップ2】自分しかない強みやエピソードを掘り下げる自己分析が終わったら、さらに自分にしかない強みやエピソードをもっともっと掘り下げていきましょう。深く掘り下げて考えることで、人に質問されたときにより論理的に回答できるようになります。強みやエピソードを掘り下げるときは、「なぜ」や「なんで」など自分自身に質問を投げかけてみると、より深掘りしやすくなりおすすめです。【ステップ3】志望大学先の学部や分野をリサーチする自己分析をしたら、次は自分が進みたい志望大学先の学部や分野をリサーチしてリストアップしていきましょう。その際に、自分がなぜその大学を希望するのかについて、明確に答えられるようにする必要があります。【ステップ4】志望理由書の構成を考える志望大学の学部や学びたい分野が決まったら、志望理由書の構成づくりに取り掛かります。構成づくりのポイントは、「結論・理由・具体例・結論」の順番で書くことです。その順に書くと、志望理由を論理的にわかりやすく伝えられるようになります。【ステップ5】志望理由書を実際に記入していく構成ができたら、実際に志望理由書に記入していきましょう。志望理由書を書く際には、冗長な言い回しは避け、わかりやすく説得力を持たせて書くことが大切です。希望する大学の学部や学科によっては、文字数の指定があるので注意して書くようにしましょう。【ステップ6】ミスがないか見直す志望理由書を記入し終わったら、全体的にミスがないか必ず見直すことが重要です。特に、誤字脱字があるとそれだけで印象が悪く、大きなイメージダウンにつながります。2回〜3回ほど志望理由書を読み直し、ベストな状態で提出することが大切です。AO入試(現・総合型選抜)の志望理由書で見られるポイント4つAO入試(現・総合型選抜)の志望理由書を提出するうえで、大学側が特にチェックするポイントは以下の4つです。1.大学側が求める人材と一致しているかどうか大学側は、どんな人物に入学して来てほしいかをまとめたアドミッションポリシーを公表しています。公表しているアドミッションポリシーをしっかりと理解し、嘘のない範囲でそれに関連づけて志望理由書を記載していくのが、合格に近づくポイントです。2.将来のキャリアやこれから進みたい道が明確かどうか自分の将来のキャリアや理想のライフスタイルが明確かどうかの観点も志望理由書を書く上ではとても大切です。大学で学べることと自分の将来を関連づけて志望理由書を書くことで、大学に入学したい理由により説得力が増して、合格に近づきます。3.自分自身の強みや特別なエピソードがあるかどうか志望理由書を書くうえで、自分自身の強みや特別なエピソードがあると、他の人の志望理由書と差別化できます。これまでの人生のなかで頑張ってきたことや、他の人にはない特別なエピソードがある場合には、積極的に記載してアピールするようにしましょう。4.希望する大学で明確に学びたいことがあるかどうか大学側は、入学後にどんなことを学びたいかを重要視しています。自分がなぜ大学に入りたいのかを、再度簡潔にまとめて記載することで、大学側に熱意が伝わり合格率が上がります。志望理由書のポイントを抑えてAO入試(現・総合型選抜)を有利に進めよう志望理由書の書き方や記載時のポイントについて解説しました。志望理由書は、大学側に自分がなぜ入学したいかをアピールする絶好のチャンスです。それぞれの大学が発表しているアドミッションポリシーや自分が将来やりたいことと関連付けて志望理由書を記載することで、受験の合格率が上がります。本記事を参考にぜひ、よりよい志望理由書を作成してみてください。

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AO入試(現・総合型選抜)における活動レポートの書き方とは?ポイントやコツを徹底解説

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大学受験の入試方法のひとつであるAO入試(現・総合型選抜)(総合型選抜)を受験する際に提出を求められるのが活動レポート(活動報告書)です。活動レポートの内容や充実度は、AO入試(現・総合型選抜)の合格率に大きく影響します。本記事では、AO入試(現・総合型選抜)における活動レポートを書く際の、ポイントやコツについて分かりやすく解説します。これからAO入試(現・総合型選抜)を受験しようとしている方やその保護者、関係者は必見の内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください。AO入試(現・総合型選抜)に必要な活動レポートとは?AO入試(現・総合型選抜)における活動レポートとは、自分がこれまでにやってきた活動や成功体験などを大学側にアピールするために必要な書類です。活動報告書には自分が持っている資格や達成してきたこと、その成果をあげるまでに工夫したことについて記載しましょう。場合によっては、大学側から活動レポートの記載内容やテーマについて指定されることもあります。その際は、テーマや課題に沿って記載します。AO入試(現・総合型選抜)で高評価を受ける活動レポート構成例ここからは実際にAO入試(現・総合型選抜)において高評価をもらえる活動レポートの構成例をご紹介します。あくまで構成例なので、順番の入れ替えや差し引きなど、レポートのテーマや書きたい内容に応じて、活用してみてください。はじめに動機を示すまずはじめに、自分が行った活動の動機について記載しましょう。自分がどんなことに興味があり、どんな想いを持ち活動していたのかを示します。読み手に共感を与えると同時に、活動している意味に説得力を持たせることができます。課題やテーマを明示するあらかじめ大学側から課題やテーマ設定がされている場合があります。テーマや課題について事前に指定がある場合には、課題が設定されている背景を考えて汲み取り、それについてはっきりと自分の考えを示すことが重要です。課題解決のための行動と実績について記載するレポートで最も大切な部分ですが、課題に対して、どんな工夫や行動をして解決に導いたかを詳しく記載しましょう。大学側は自分で考えて行動できる人材を求めています。課題解決のエピソードを盛り込むことで、大きなアピールにつながります。また、自分が大学でやってきた活動実績についても記載することも、自分の評価獲得につながります。たとえうまく課題が解決できなかったとしても、自分の頭で考えて戦略的に行動したこと自体に価値があります。自ら思考し、行動したことをしっかりと大学にアピールしましょう。今後の動きや展望について記載する活動の実績や課題解決のエピソード以外にも、今後の展望についても言及しましょう。過去の実績も重要ですが、将来に向けてどう動くのかといった計画も重要視されます。大学入学後にどんな姿勢で学ぶのか、何を成し遂げたいのかを記載することで、大学で学ぶ意味がより明確になり、合格率が高まります。データを示す場合には出典や根拠をしっかりと添付するレポート内で具体的な数字やデータを活用した場合には、最後に参考にした資料や出典を付けます。場合によっては、出典や根拠、参考資料がなければ不可となるケースもあるので、必ず活動レポートの規定は事前にチェックしておくようにしましょう。AO入試(現・総合型選抜)で評価される活動レポートを書く5ステップ続いて、AO入試(現・総合型選抜)で評価される活動レポートを書くためのステップを紹介します。主に5つのステップがあります。ステップ1.書きやすそうな内容を選ぶ活動レポートのテーマや課題の指定がない場合には、書きやすそうな内容を選ぶことをおすすめします。基本的には、自分で意欲的に取り組んだ経験をもとに書くのが良いですが、テーマや課題が決まっている場合にはそのテーマに沿って記載しましょう。以下が、テーマの参考例になります。 【テーマや課題例】・部活動での経験・留学経験・インターン活動の内容など・資格取得 ステップ2.書きたい内容が決まったら深掘りする書きたい内容が決まったら、それについて深掘りして記入する内容を書き出していきます。深掘りする際には、なるべく他の人がしていないような経験や、自分が活動を通して成長したことや学んだこと、達成したことなどを軸に考えると良いでしょう。ステップ3.活動報告書のコピーをとって下書きする活動レポートに書きたい内容が決まったら、いきなり記入するのではなく、原本をコピーして必ず下書きをするようにしましょう。いきなり本番の用紙に記入すると、誤字脱字や内容の修正に対応できないためです。ステップ4.活動レポートを再度見直してブラッシュアップする活動報告書の下書きが完成したら、自分が活動レポートを受け取る側の気持ちに立って読んでみましょう。客観的に活動レポートを読むことで、もっと良い言い回しが思いついたり、文法のおかしさや誤字脱字に気づいたりすることがあります。活動レポートを最良の状態でミスなく提出するためにも、客観的に見返してブラッシュアップすることが重要です。学校の先生や親、友人に見てもらうのもいいでしょう。ステップ5.活動レポートに直接記載するここまで来たら、あとは誤字脱字やミスがないように直接活動レポートに記載していきます。下書きを見ながら、一文字ずつ丁寧に書いていきましょう。AO入試(現・総合型選抜)の活動レポートを書くときのポイント4つ最後に、AO入試(現・総合型選抜)における活動レポートを記載するときに意識する4つのポイントについて説明します。1.自分の実績以外の情報も積極的に記載する1つ目のポイントは、実績はもちろん、それ以外の情報も積極的に記載することです。例えば、活動中に失敗した経験や、自分が感じたことなどです。また、活動していくなかで起きた気持ちの変化や、そこから学んだことなどについても積極的に記載していきましょう。2.大学側が求めている情報を推測して丁寧に記載する大学側が活動レポートをとおして、何を知りたいのか、どんな情報を求めているのかを推測します。そのうえで、嘘のない範囲で自分の活動と、大学側が求めていることを関連付けて活動レポートを記載することで、より良い評価を得られる可能性が高まります。3.主観ではなく、客観的に評価して事実を述べる活動レポートにおいては、自分のやってきたことを誇張せず、客観的に事実を述べて評価して書くほうが良いと言われています。頑張ったかどうかは自分ではなく周りが判断することなので、「〇〇について頑張りました」というような書き方よりも、「〇〇をした結果、〇〇の結果が得られました」といった事実を述べる書き方がおすすめです。4.自分が志望する大学や学科に即して記載するなぜその大学を志望しているのかや、なぜその分野で学びたいのかについて、頑張ってきた活動と関連付けて活動レポートを記載するとより良いです。関連性があることで、これまで活動してきたことに対して大学との接点を作ることができ、志望理由に説得力が増します。AO入試(現・総合型選抜)の活動レポートを充実させて合格率を高めようAO入試(現・総合型選抜)を受験する際に提出を求められる活動レポートの書き方や書く際のポイントについて解説しました。活動レポートのテーマや課題が決まっている場合はそれに沿って、もし決まっていない場合には自分が実際にやってきた活動や成果を出した出来事について客観的に事実を書くのがおすすめです。また、実際に大学に入って学びたいことと、やってきた活動を関連づけて説明することで、活動レポートの内容がより充実します。これからAO入試(現・総合型選抜)の活動レポートを記載する場合には、ぜひ本記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。

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AO入試(現・総合型選抜)とは?特徴やメリット・デメリットを徹底解説

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これから大学入試を控えている受験生にとって、入試に失敗したくないと感じるのは当然です。大学入試を少しでも有利に進めるために、AO入試の受験を検討している方もいるのではないでしょうか。本記事では、AO入試の特徴やメリット・デメリットについて解説します。これから入試を控えている学生はもちろん、その両親や関係者の方も必見の内容となっているので、ぜひ最後までお読みください。AO入試(現・総合型選抜)とは?総合型選抜とも呼ばれているAO入試は、大学側が自分たちの学校に入学させるのにふさわしいかどうかを、総合的に判断するための制度です。各大学の学部や学科によって選考方法は異なるものの、学力試験以外にも論文提出や面談などを通して、合否を判断します。AO入試(現・総合型選抜)とほかの入試の違い大学入試は、大きく「一般選抜」「学校推薦型選抜」「総合型選抜(AO入試)」の3つに分けられます。それぞれどんな入試なのか、AO入試とはどう違うのかを解説します。一般選抜との違い一般選抜とは共通テスト(1次試験)と個別試験(2次試験)による入試です。最も一般的な入試方法で、主に学力により合否が決まります。これに対し、AO入試では学生の意欲や素質、大学との相性などを重視します。学科試験が行われないことも多く、一般選抜では難しい大学にもチャレンジしやすくなるでしょう。学校推薦型選抜との違い学校推薦型選抜(推薦)とは、高校の学校長から自分を推薦してもらう入試方法です。主に書類審査や面接、小論文などにより選考が進むため、AO入試に近いといえます。ただし、国公立大学には学力を測るために共通テストが課されることもあります。誰でも出願できるわけではなく、推薦を受けるには大学が指定した条件を満たさなければなりません。なお、選抜には「公募制」と「指定校制」があります。公募制は大学の指定条件を満たせばどんな高校からでも出願できますが、指定校制では大学が指定した高校の生徒しか出願できません。推薦には「専願」と「併願」があることにも気をつけましょう。専願で合格した場合は入学辞退ができません。指定校制では入学を辞退したことにより、翌年から大学から高校への推薦依頼がなくなってしまうこともあります。高校や後輩たちに迷惑をかけないためにも、推薦を受けるときはその大学に本当に入学したいのかをよく考えましょう。AO入試(現・総合型選抜)を受験するメリット3つ大学受験を控えた学生がAO入試を受験するメリットは、大きく分けて次の3つがあります。ひとつずつ解説します。1.学力的に難しい大学にも入学できるチャンスがあるAO入試は一般入試と異なり、学力試験よりも受験生の人柄だったり、大学側のビジョンと学生がどれだけマッチしているかだったりといった要素で合否を判断されます。そのため、自分が希望する大学が求める学力に達していなかったとしても、AO入試を利用すれば入学できるチャンスがあるのは大きな魅力と言えます。2.合格のチャンスが増えるAO入試を利用することで、希望する大学への合格のチャンスが増えます。詳しくは後述しますが、AO入試は一般入試よりも前倒しのスケジュールで実施されます。仮にAO入試で不合格になってしまったとしても、その後に行われる一般入試にチャレンジできるため、合格のチャンスが増えるのが大きなメリットです。3.特待生へもチャレンジできる各大学によっても異なりますが、1部の大学では、AO入試を利用することで特待生枠へのチャレンジが可能です。学力特待生入試や奨学金選抜試験などを受験し、合格した場合には入学金や授業料が免除されたり、奨学金を借りれたりできます。自分が希望する大学に、AO入試の合格者でも、特待生としてチャレンジできる募集枠があるかどうかをチェックしておくと良いでしょう。AO入試(現・総合型選抜)を受けるデメリット3つAO入試のメリットがあれば、当然デメリットもあります。AO入試の主なデメリットは次の3つです。デメリット1.一般入試と両立するのが大変AO入試は一般入試と両立するのがとても大変です。AO入試に備えて論文試験や面接の対策をしつつ、AO入試で不合格になってしまったときに備えて学力試験の勉強も必要です。両者をそれぞれ取り組むのは、時間的にも体力的にもかなり大変なのを理解しておきましょう。デメリット2.不合格時の精神的ダメージが大きいAO入試に限った話ではありませんが、不合格になってしまったときの精神的ダメージが大きいのがデメリットです。合格に向けてコツコツ努力して頑張ってきても、当然ですが誰しも全員が合格できるわけではありません。万が一不合格になってしまったら、なるべく早く一般入試に切り替えるのが大切です。デメリット3.大学入学後に学力のギャップを感じることがあるAO入試にで大学進学した場合、人によっては入学後に一般入学に合格して入学してきた周りの人と比べて学力ギャップを感じる場合があります。一般入試は学力試験で成績が良かった順から合格通知を出しているため、必然的に成績が良い人たちが集まります。入学後に学力ギャップを感じないためにも、AO入試後も少しずつでも勉強を続けることが重要です。AO入試(現・総合型選抜)のスケジュール続いて、AO入試の大まかなスケジュールについて紹介します。私立大学と国公立大学ではAO入試のスケジュールが異なります。下記のスケジュールはあくまで参考なので、事前にしっかりと自分が受験する大学のAO入試のスケジュールを確認しておくのが大切です。私立大学私立大学のスケジュールは国公立大学に比べてより早い時期に始まります。早い地域や大学だと、8月下旬から9月にかけて出願がスタートし、選考は10月から始まる場合が多いです。そして年内には合否結果が判明します。国公立大学国公立大学は通常9月〜11月にかけて出願期間があり、選考期間も11月から順番に始まります。合格発表も受験する大学によって差がありますが、12月〜2月にかけて次第に発表される場合がほとんどです。AO入試(現・総合型選抜)を受験するうえで大切なこと3つAO入試を受験するうえで、大切なことは大きく分けて3つあります。それぞれひとつずつ解説します。1.徹底して自己分析を行うAO入試を受験する前には、徹底した自己分析が大切です。自分が将来何をしたいのかだったり、どんな人生を歩んでいきたいのかだったりを深掘りします。また、自分自身の強みや弱みを理解しておくのも重要です。自分自身についてしっかりと理解したのち、自分が大学でどんな領域を学びたいのかまで整理できているとさらに良いです。2.自分とマッチする大学を選ぶ自己分析をしたら、続いて自分とマッチする大学を探しましょう。実際に自分自身が長い期間を過ごす大学なので、より自分にあった大学選びが大切です。大学の偏差値やネームブランドで選ぶのではなく、自己分析の結果、自分自身の夢やキャリアの実現に向けて役に立ちそう、もしくは関連性がある領域を学べる大学に進学するのが理想です。3.志望校合格に向けて対策を練る自分が理想とする大学選びができたら、志望校合格に向けて実際に対策を練っていきましょう。具体的に行動するアクションとして、以下の3つがあります。 1.出願条件を満たすように努力する2.志望理由を考え直してみる3.大学側へ伝える力を身につける 上記が具体的なアクションです。まずは、希望する大学の出願条件を確認しましょう。そのうえで、AO入試を出願するにあたって最低限必要な評定平均をもらうために勉強に励んだり、語学資格を保有していたりなどの条件があります。そして学力試験を実施せず、代わりにさまざまな出願条件を設定している大学も多くあります。出願条件を満たしたら、続いては志望理由についてより深掘って考えることが重要です。大学側の立場に立って、どんな人材が欲しいかを意識して、そのうえでなぜ自分が入学したいのかといった想いと重ね合わせて考えてみましょう。最後に、それを上手く論理的に面談で伝えることで、AO入試の合格率はアップするでしょう。AO入試(現・総合型選抜)に向けて覚えておきたい用語AO入試の手続きをスムーズに進めるために、次のような入試用語は覚えておきましょう。 アドミッションポリシー学生の受け入れ方針のこと。大学の理念や特色などから、受験生がその学校に適合しているかを判定する。エントリーAO入試への主な登録方法で、出願の前に行う。志望理由や自己PRなどを記入するエントリーシートを提出することで、大学と学生のミスマッチを防ぐ目的も。面接・面談受験生が大学のアドミッションポリシーに合う人物かを判定するための面接・面談。受験生側でも、その大学で本当に学びたいのかを確かめる機会になる。出願大学が受験生の適性を認めると、出願ができるようになる。AO入試では専願を求める大学が多いため、出願の判断は慎重に。志望理由書エントリーもしくは出願のときに提出する、志望理由を書く書類。面接・面談は志望理由書をもとに進むため、提出の前に控えを取っておこう。入学前教育AO入試に合格すると、入学までの間に入学前教育が行われる。入学後に備えた講習、小論文やレポートなどが課せられることが多い。 AO入試(現・総合型選抜)の仕組みを理解して大学受験を有利に進めようAO入試の特徴やメリット・デメリット、スケジュールについて解説しました。AO入試は一般入試と比べて受験スケジュールが早く、試験方法も異なります。そして学力試験の結果だけでなく、面接や論文などといった受験生の人柄や想いなどをもとに総合的に判断するのが基本です。ぜひ本記事を参考に、AO入試の仕組みを理解して大学受験に活用してみてくださいね。

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【高校生向け】自分に向いてる仕事が見つかる5つの適職診断

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自分に向いてる仕事がわからない高校生に本当に試してもらいたい、5つの適職診断を紹介します。適職診断の結果を仕事選びに活かしたり、自分に本当に向いている仕事を見極めたりするためのコツも解説します。高校生は進学か就職か、進学にしても就職にしてもどんな分野に進むのかを決めなければならない大切な時期です。そのために今すぐできる8つの方法を紹介しますので、できることから試してみてください。自分に向いてる仕事がわからない高校生に試してほしい、適職診断5選自分にどんな仕事が向いてるのか検討もつかないというなら、適職診断を受けてみましょう。適職診断は向いてる仕事をピックアップしてくれるだけでなく、性格や能力などの「自分の特性」も分析してくれます。これをヒントに、向いてる仕事を探しやすくなるでしょう。自分に向いてる仕事がわからないと悩む高校生に、特に試してほしい適職診断を、5つ紹介します。適性ややりがいから詳しく自己分析「日本の学校 適職診断」「日本の学校 適職診断」は全163問からなるとても詳しい適職診断です。質問は「パーソナリティチェック」「潜在能力チェック」「やる気・生きがいチェック」の3つに分かれ、性格や能力、何にやりがいを感じるのかをくわしく分析できます。自分の能力や価値観などの軸から、どんな仕事が向いているのかをピックアップしてくれます。「能力を活かせる仕事に就きたい」「とにかくやりがいを重視したい」など、自分らしい働き方を探したい高校生にぴったりです。日本の学校 適職診断 たった10問で性格と適性を診断「マナビジョン 適職・適学診断」「マナビジョン 適職・適学診断」はたった10問の質問に答えるだけで、性格や適性を診断できるサービスです。診断は「性格診断」と「適性診断」に分かれています。性格的に向いてる仕事と、興味関心や得意なことから適性がある仕事をそれぞれ診断してくれます。向いてる仕事だけでなく、自分の性格や特性をグラフとテキストで教えてくれるのもポイントです。自分について理解することで、仕事選びもしやすくなるでしょう。マナビジョン 適職・適学診断 具体的な質問で答えやすい「ハリケンナビ 高校生のための適職発見」「ハリケンナビ 高校生のための適職発見」もたった10問の質問に答えるだけのお手軽な適職診断ですが、質問内容が「あなたが死んだ時、墓石に刻まれたい言葉は次のうちどれですか?」「ついつい日常生活でやってしまうことは?」などと、ユニークで具体的です。他の適職診断ではどの選択肢を選ぶか迷ってしまう高校生でも、自分に当てはまる答えをスムーズに選んでいけるでしょう。診断結果では客観性や分析力などの自分の強み一覧と、特徴や適職について具体的なコメントが表示されます。どんな仕事が向いてるのかを、能力と関心の両面から教えてくれます。ハリケンナビ 高校生のための適職発見 自己分析と他己分析ができる「アクセス ネクステージ 親子で考える17歳の進路」「アクセス ネクステージ 親子で考える17歳の進路」は、自分の好きなことや興味のあることから適職診断ができる「自己診断」と、両親や友だちに自分を分析してもらえる「他己診断」ができる診断サービスです。自己診断(ぽいぽいぽんっ!)では自分の好きなことを「将来趣味として取り組みたいか」「仕事として取り組みたいか」に分類していき、適職をピックアップします。仕事にすべき「好き」と、仕事にすべきでない「好き」を整理できる、ちょっと変わった適職診断です。他己診断(たこしん!!)では「聞き上手」「協調性がある」などの要素のなかから、自分に当てはまるものを選んでもらいます。自分では気付いていない強みを見つけたり、その強みを活かせる仕事を探したりできるでしょう。アクセス ネクステージ 親子で考える17歳の進路 性格特性・長所・適職がまとめてわかる「ベネッセ教育情報 職業適性診断」「ベネッセ教育情報 職業適性診断」は興味関心と能力の2つの観点から、向いてる仕事をピックアップするサービスです。診断は前半と後半に分かれ、前半では自分の関心がある分野や価値観を、後半では能力や性格から自分の適性を明らかにします。自分の興味関心や価値観、能力などから適職をピックアップしてくれる、総合的な診断サービスです。ベネッセ教育情報 職業適性診断自分に向いている仕事がわからない高校生に試してほしい、今すぐできる4つのこと「適職診断で出てきた仕事がしっくり来ない」「診断でわかった自分の特性を、仕事選びにどう活かしたらいいのかわからない」ということもあるでしょう。そんな高校生にぜひ試してほしい、自分に向いてる仕事を探すためにできる4つのことを紹介します。適職診断で出てきた仕事について調べてみるまずは適職診断で出てきた仕事について調べてみましょう。たとえば適職診断で「インダストリアルデザイナー」と出てきたら、「インダストリアルデザイナーとは」「インダストリアルデザイナー なるには」のように検索してみます。「建築士」「弁護士」のような、仕事内容がイメージできる職業についても一度調べてみましょう。その仕事にはどんな工程がありどんな能力が求められるのか、どんなやりがいがあるのかなどを知ることで、自分に向いてる仕事かどうかを考えやすくなります。適職診断で出てこなかったが興味のある仕事について調べてみる適職診断で出てきた仕事だけが、自分に向いてる仕事ではありません。将来やってみたい仕事があるなら、その仕事についても調べてみましょう。適職診断の結果は参考程度にとらえ、それよりも「自分がやりたいこと」を大切にすべきです。診断でわかった自分の特性や能力から、向いてる仕事を探してみる診断を受けることで「協調性がある」「独創的」など、自分の特性や能力が見えてくるでしょう。「独創的な人 向いてる仕事」のように検索して、特性や能力を活かせる仕事を探してみるのもおすすめです。診断結果を家族や友だちに見せて、アドバイスをもらう診断結果を家族や友だちに見せてみることで、自分では気付けなかったことに気付けることもあります。たとえば「独創的な人」と診断されたとしましょう。どんなところが独創的なのか、人と違うのか、自分ではなかなか見つけられないものです。診断結果の適職一覧を家族や友だちに見せてみることで、「こういうところがこの仕事に向いてるよね」「この仕事は言うほど向いてないと思うな」などとアドバイスがもらえることもあるでしょう。 自分に向いてる仕事を見極めるために、高校生のうちにやっておきたい4つのこと適職診断を受ければ、自分にどんな仕事が向いてるのかがぼんやりとわかるでしょう。しかし、適職診断で出てきた仕事が本当に向いているとは限りません。「やってみたい仕事があるのに、診断では出てこなかった」ということもあるでしょう。適職診断は仕事選びのヒントにはなりますが、自分に向いてる仕事を見極めることまではできません。自分に向いてる仕事を見極めるために、高校生のうちにやっておきたい4つのことを紹介します。長期のアルバイトで自分の長所や特性を探してみる自分が仕事に対して何を求めているのか、どんなことにやりがいを感じるのかを知るには、実際に働いてみるのがいちばんです。高校生のうちからアルバイトをはじめ、自分にはどんな仕事が合っているのかを考えてみましょう。アルバイトを続けていると、「この作業は楽しい、楽しくない」「自分は意外と愛想が良くて、お客さんに好かれるようだ」「後輩に仕事を教えるのが得意」など、自分の長所や特性が見えてくるはずです。単発バイトでいろいろな仕事を体験してみる自分に向いてる仕事を探すには、その仕事を実際にやってみるのがいちばんです。夏休みや冬休みだけ短期バイトをしてみたり、「タイミー」や「ネクストレベル」などの単発バイトサービスを使って1日だけ働いてみたり、いろいろな仕事を体験してみましょう。仕事に関する本や小説を読んでみるいろいろな職業について紹介している「仕事図鑑」のような本を読めば、世の中にはどんな仕事があるのか、それぞれの仕事のやりがいや将来性について手っ取り早く知ることができるでしょう。このような本は「仕事図鑑 高校生」と検索すれば、たくさん見つかります。主人公が社会人の小説を読んでみるのもおすすめです。小説を読むことで、主人公の人生や考え方を追体験できます。小説は取材をしたうえで書かれていることも多く、主人公が働いているシーンを読むことで、その仕事がどんな仕事か想像することができます。いろいろな職業の大人と話をして、仕事のやりがいについて考えてみる実際に働いてみる以外にも、仕事や職業について深く知る方法があります。いろいろな職業の大人と話してみることです。その職業がどんな仕事なのか、何にやりがいを感じているのか、実際にその仕事をしている人に聞いてみるのです。まずは自分や友だちの両親、お正月やお盆に会える親戚などに仕事について聞いてみるといいでしょう。アルバイトをしているなら、社会人のアルバイト仲間に「他にもお仕事をされているんですか?」と聞いてみるのもおすすめです。自分に向いてる仕事に就くために、高校生のうちからキャリアプランを立てよう適職診断で自分に向いてる仕事が見えてきたら、高校生のうちに、卒業後のプランを立てましょう。将来どんな仕事に就きたいのか、その仕事でどんなキャリアを歩んでいきたいのか、具体的なプランを立てるのです。同じ仕事に就くとしても、ライフワークバランスを重視したい人とバリバリ働いてどんどん出世していきたい人では、キャリアプランが異なるはずです。その仕事に役立つ資格やスキルについて調べ、それをいつ、どうやって身に付けるのかもプランに組み込みましょう。自分に向いてる仕事がわからない高校生は、まずは適職診断を受けてみよう進路をこれから決める高校生には無限の可能性があります。大学生は学校で学んだことを軸に仕事を選ぶことになりますが、高校生は進学して何を学ぶのかをこれから決められます。進学せず早めに働きはじめてスキルアップ・キャリアアップを目指すのもいいでしょう。それ以前に「自分に向いてる仕事がわからない」という高校生は、自分にはどんな仕事が向いてるのか、どんな風に働いて生きたいのか検討もつかないなら、まずは適職診断を受けてみるのがおすすめです。自分でも気付いていない特性や能力についても分析できる適職診断は、何かのヒントにはなるはずです。適職診断の結果を参考に、実際に働いてみたり身近な大人と話してみたりして、自分に向いてる仕事ややりたい仕事を探していきましょう。

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