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高校生が起業するには?必要な準備や手順、コツについて徹底解説

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近年では、会社員を辞めて起業する人が増えています。また、高校卒業後に大学進学や就職をせずに起業する方もいます。高校卒業後にいきなり起業するのは不可能に思うかもしれませんが、実際には正しいステップを踏んでポイントを押さえれば、起業も夢ではありません。本記事では、高校生が起業に必要な準備や手順、コツについて解説します。起業を検討している高校生はもちろん、進路選択に迷っている高校生やその保護者は必見の内容となっているので、ぜひ最後まで読んでみてください。高校生でも起業は可能そもそも高校生が起業することは可能なのでしょうか。実は、起業するのに年齢は関係なく、実際に在学中や高校卒業と同時に起業している高校生も存在します。高校生が起業するための6ステップでは実際に高校生が起業したい場合には、どのようなステップが必要なのでしょうか?大きく、以下の6ステップを踏めば起業は可能です。ひとつずつ解説していきます。ステップ1.親の同意を得る高校生が起業するためには、まず初めに自分の保護者に同意を得る必要があります。高校生は年齢的にはまだ未成年にあたり、未成年が法律行為である会社登記を行うには親権者の同意が必要になるからです。親の同意なく勝手に起業した場合、法律違反になるので必ず事前に親の同意を得てから行動するようにしましょう。ステップ2.起業に関するセミナーやプログラムに参加してみる親の同意を得られた場合、少しずつ起業する準備を進めていきましょう。まずは、全国各地で定期的に開催されている、起業に関する各種セミナーやプログラムに参加してみることをおすすめします。実際に起業に関するリアルな情報が得られるほか、自分の考えていることを、既に起業されている方からフィードバックしてもらえる可能性もあります。すでに起業している方の経験談や考えを直接聞くことで、起業のアイディアや考え方をよりアップデートできる貴重な機会になるでしょう。ステップ3.お金があまりかからないビジネスモデルを模索する続いては実際に起業するにあたってのビジネスモデルを考えます。高校在学中や高校卒業後に起業するとなると、まとまったお金がない場合がほとんどです。加えて、高校生が資金調達をする方法も限られています。だからこそ、少額で始められるかつ、あまりお金のかからないビジネスモデルを考える必要があります。資金を必要としないビジネスモデルの場合、アプリ開発やプログラミングなどといったITスキルを軸に事業構築する場合が多いです。ステップ4.考えた事業について競合を調査する実現可能なビジネスモデルを考えたら、続いては実際に同じようなビジネスモデルで事業を展開している企業がないか、競合調査をします。その際、市場の需要と供給についてもチェックしておきましょう。自分が考えたビジネスモデルがどれくらい世の中に求められているのか、周りの人に聞いてみてもいいですし、起業家や頼りにしている人に聞いてみても良いでしょう。また、似たようなサービスやビジネスモデルを展開しているサービスがどれくらいあるかも、大局的に把握しておくことが大切です。ステップ5.事業名や内容を決定していく競合調査や市場調査が終わったら、続いては事業名や内容を決めていきます。事業名は自由に自分の好きなように決めて大丈夫です。その際、改めてなぜ自分がその事業をしたいのかだったり、事業を通してどんな問題や課題を解決したいのかだったり、ビジョンや目指すべき姿を深掘りして、より明確にしましょう。事業のビジョンを言語化することで、事業目的がはっきりし、かつモチベーションも上がりやすくなります。ステップ6.開業届の申請をするここまで来たら、最後は開業届の申請をすればいよいよ起業できます。起業する際、個人事業主か株式会社かで開業にかかる費用も異なります。株式会社も個人事業主も資本金は1円から開業できるのは同じですが、株式会社の場合には定款の収入印紙代4万円と、認証手数料3万円、謄本手数料2千円が追加でかかります。さらに、登録免許税が個人事業主の場合は3万円、株式会社の場合は15万円かかるのも覚えておきましょう。つまり、高校生が株式会社を設立するには最低でも約23万円ほどはかかることを理解しておく必要があります。また、事業収入を得た後の確定申告や支払う税金なども、個人事業主と法人では異なりますので、事前に調査をして自分に合った方を選びましょう。参考:https://support.so-labo.co.jp/articles/article-high-school-student-entrepreneurship.html 高校生で起業に成功する人の共通点3つ実際に高校生が卒業後に起業する手順について説明してきました。ここからは、実際に高校生で起業した場合に成功する人の共通点について解説します。1.アイディアを行動に移している起業で成功している人の特徴として、アイディアを実際に行動に移していることが挙げられます。思ったことは考えすぎずにいったん挑戦してみることで、仮に失敗したとしてもそこから新しい学びやフィードバックが得られます。それを次に活かすことで、成功できる確率を高めています。2.リスクを最小限にして起業しているリスクを最小限にとどめながら起業することで、大きく失敗する確率を下げられます。実際に高校在学中や卒業後に起業をして成功している人は、ビジネスを小さく始めて段々と大きくするケースが多いです。高校生起業に限らず、小規模で始めて、軌道に乗ってきたら少しずつ大きくしていくのは、ビジネス全般の鉄則と言えます。3.自分の得意な分野で起業しているビジネスで成功している人は、自分の得意な分野で起業した人が多いです。ビジネスは誰かの悩みや課題を解決するためにありますが、そのときに自分の苦手なことで挑戦しても上手くいく確率は大幅に下がってしまいます。これまでの自分の経験や体験を振り返り、自分が他の人に比べて秀でている領域で起業にチャレンジすることをおすすめします。高校生が起業する際の注意点最後に、高校生が起業する際の注意点について解説します。起業に関して注意すべき点は以下の2つです。1.資金調達に苦労する可能性がある高校生が起業する際にもっとも大きな障壁となるのが資金調達です。先述したとおり、いきなり会社を設立しようとすると最低でも約25万円程度はかかります。もちろん、その他事業を継続したり発展させていくために経費も追加でかかってしまいます。これらの課題の対策として、頑張ってアルバイトをしてお金を貯めたり、まずは個人事業主として初期費用の少ないIT系のスキルを活かして起業したりなどが挙げられます。起業してからお金に困らないように、あらかじめ対策を考えておきましょう。2.学業との両立が大変高校生が起業する場合、多くの人が学業とビジネスとの両立に苦戦するでしょう。起業すると、少なからずお客さんとの商談や面談などの予定が入ってきます。その際に、学業に励む時間が割けるかどうかはよく考える必要があります。学業とビジネスを両立するためにも、バランスよく両者に取り組めるスケジュール組みが大切です。高校生でもチャンスがあれば起業にチャレンジしてみよう高校生が起業する際の手順やコツ、注意点について解説しました。高校生は未成年なので、起業する際には必ず親の同意が必要となります。また、もし会社を設立する場合には少なくとも25万円ほどの初期費用がかかるのはもちろん、学業とビジネスの両立についても考えなくてはなりません。これらのことを考慮し、保護者や周りのお世話になっている人とよく相談し、慎重に検討しましょう。

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専門学校と大学の違い・実際どれくらい違うの?【給料編】

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専門学校と大学の違いについて自分なりに調べている人も多いでしょう。その中の1つに給料の違いについて調べている人もいるのではないでしょうか。進路や就職を考えるうえで、何を大切にするのかは人それぞれ違っていて良いと思います。それでも働いた対価として支給される給料が高いことに不満を感じる人はいないでしょう。今回は専門学校と大学の違い【給料編】と題して実際にどのくらいの違いがあるのかお伝えしたいと思います。専門学校と大学の違いについて自分なりに調べている人も多いでしょう。その中の1つに給料の違いについて調べている人もいるのではないでしょうか。進路や就職を考えるうえで、何を大切にするのかは人それぞれ違っていて良いと思います。それでも働いた対価として支給される給料が高いことに不満を感じる人はいないでしょう。今回は専門学校と大学の違い【給料編】と題して実際にどのくらいの違いがあるのかお伝えしたいと思います。専門学校と大学の違い【初任給】「専門学校と大学の違い」をまずは初任給で比較してみましょう。日本全国を対象にした初任給の資料はありませんが、学校数の多い東京の大学、短大、専門学校、高校を対象に調査した東京労働局の資料を参考にします。専門学校短大大学令和2年195,000円195,000円210,000円令和3年197,700円196,000円210,000円令和4年200,000円200,000円210,000円 (参考:Microsoft Word – 統計表(040310) (mhlw.go.jp))令和2年からの3年間は、専門学校と短大で初任給が上がっています。対して大学は、金額こそ一番高いものの、ここ3年の給料は21万円で変動がありません。令和2年の給料を比較すると専門学校・短大と大学では1万5千円の差がありました。令和4年になると、専門学校・短大と大学では1万円の差となり、だんだんと差が縮まっているのが分かります。初任給だけで給料を比較すると、専門学校と大学の違いはあまり大きくないように感じるかもしれません。むしろ専門学校に関しては給料が上昇傾向であり、「学歴は関係なくなるのでは」と思う人もいるかもしれません。他の観点でも比較してみましょう。専門学校と大学の違い【年齢別の給料】「専門学校と大学の違い」を年齢別の給料で比較をしてみましょう。厚生労働省の令和4年賃金構造基本統計調査で発表されているデータをもとに、学歴別の給料の違いをまとめましたは次の通りです。 学歴平均月収高校273,800円専門学校294,200円高専・短大292,500円大学362,800円大学院464,200円 参考:令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況|厚生労働省(学歴別参照) 専門学校と大学では、平均月収に70,300円もの差があります。65歳まで働き続けた場合の生涯年収で計算すると約2,800万円もの差があります(大卒者は22歳から、専門卒者は20歳から働き始めると仮定した場合)。実際にはボーナスもあるため、両者の差はさらに大きくなるでしょう(ボーナスの金額は基本給をベースに計算するのが一般的です。そのため、基本給が高い大卒者の方が、専門卒者よりも多くのボーナスをもらえることが多いです)。なお、表の平均月収はすべての年齢層の平均です。20~24歳では大学卒233,600円、専門学校卒215,600円の平均月収ですが、年齢が上がるほど両者の差は大きくなっていきます。男性と女性で比較した場合の給料の差専門学校と大学の違いを学歴を軸に給料面で比較してきましたが、少し視点を変えて性別でも比較してみましょう。厚生労働省の令和4年賃金構造基本統計調査を参考に、男女別の欄、ここでは最も金額に差が出る50歳からの給料で比較してみます。 学歴・性別平均月収専門学校(男性)316,000円大学(男性)392,100円専門学校(女性)269,400円大学(女性)294,000円 参考:令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況|厚生労働省(学歴別参照) 学歴による給料の差は男性の方が女性よりも大きいようです。なお、男女の給料に差があるのは職種や平均勤続年数などに違いがあるからでしょう。女性には出産や育児にともない休職・離職する人も多いです。管理職や総合職(※)に就いたり目指したりする人は、女性より男性が多いのが現状です。もちろん、男女間の給料に格差があるのは良くありません。国としてもこれを問題視し、法律の施行や改正を続けてきました。ただ、大切なのは自分の人生設計です。男性でも女性でも将来どんな風に働きたいのか、仕事と私生活のバランスをどのように取りたいのか、自分に合ったキャリアプランを早めに考えておきましょう。※総合職とは?総合職とは企業のコアな業務にあたるポジションです。転勤やジョブローテーションの機会が多く、その分給料も高いです。これに対して総合職や組織全体のサポートをするポジションを一般職と呼びます。総合職に比べて残業や転職が少なくライフワークバランスを取りやすいですが、その分給料は低めです。 男性(専門学校)男性(大学)女性(専門学校)女性(大学)50歳~54歳37万7900円50万29万4400円36万4200円55歳~59歳38万7200円51万3800円30万6200円37万5700円60歳~64歳30万2700円37万7300円27万1600円31万2400円 男性(専門学校)の50歳~54歳の給料と男性(大学)50歳~54歳の給料の差は12万2100円です。女性(専門学校)の50歳~54歳の給料と女性(大学)50歳~54歳の給料の差は、6万9000円です。男性と女性で比較してみると、5万円以上の差があります。こうして比較してみると、専門学校と大学の違いもさることながら、男性と女性での違いにも大きな差が出ることが分かります。あくまで今回参考にした資料による結果ではありますが、給料で比較した場合の専門学校と大学の違いは、こうして年齢や性別とともに差が大きく出てくるのが現状のようです。なぜ専門学校と大学で給料に違いが出るのか専門学校と大学の違いを給料面で比較してお伝えしてきました。そもそも、なぜ専門学校と大学の違いがでるのでしょうか。最初に答えをお伝えすると、専門学校と大学の違いで給料の差がでる理由には、明確なものや裏付けのあるものがありません。ただ、専門学校と大学を卒業した人を比べると、専門学校を卒業した人の方が資格取得者の総人口が多く給料の相場が下がりやすいという傾向にあります。また、専門学校を卒業してから進む業界はさまざまですが、専門学校は専門職に就くための知識や技術を学ぶ場所です。そのため大学と比べると卒業後の進路が狭まる傾向にある点、個人事業主や小規模事業者になる人が多いという点も給料が低くなる理由の1つになっていると考えられます。高学歴だからといって必ずしも高収入ではない今回は、専門学校と大学の違いを給料面に焦点をあててお伝えしました。数字だけで比較をすると「専門学校よりも大学を卒業した方が良い」と感じた人もいるかもしれません。しかし、必ずしも大学を卒業した人の方が給料が高いとは限りません。既存の統計から得た平均値であり、個人で見ると、専門学校を卒業した人の方が高い場合ももちろんあります。今後の選択や行動、もちろん個人の努力次第で、専門学校を卒業した人が大学を卒業した人よりも給料が高くなることは当然あり得ます。また、同じ大学を卒業しても、業種や職種が違うことで給料は変わってくることを忘れないようにしましょう。そして、仕事は給料だけで選ぶものではありません。

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起業家教育とは?自分らしい働き方を実現するために学校や家庭でできること

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企業家教育とは、個人が起業家精神や経営スキルを学ぶための教育プロセスを指します。企業の一社員としてではなく、自らスタートアップ企業の立ち上げを行ったり、フリーランスとしてクライアントの案件に携わることを学ぶのが主な目的です。起業家教育が注目されている理由や、実際に行ううえでのポイントを年齢や時期ごとに解説します。終身雇用の崩壊が始まりつつある現代社会において、起業家教育における事前知識を取り入れたい方は、是非参考にしてくださいね。「起業家教育」とは起業家精神や教育が注目されているのには、社会の動向や内閣府における意向が背景にあります。起業家精神とは、従来の考え方や働き方に囚われず、新しいアイデアやビジネスを考え、実現するための取り組みに対する積極的な姿勢を指します。起業家精神を持つためには、イノベーションに対する興味関心だけでなく、理想の実現に向けたステップを踏むうえでの知識や教育が必要不可欠です。内閣府の「スタートアップ育成5か年計画」内閣府は2022年11月より、日本の起業家精神およびスタートアップ企業立ち上げの促進を目指す「スタートアップ育成5か年計画」を打ち出しています。新たなビジネスを生み出す起業家の育成や、様々な業界・職種におけるイノベーションを促進する環境づくりの支援が主な目的です。 起業家教育が注目される背景起業家教育が注目されている背景には、日本の現状や国としてのスタートアップ企業増加促進における取り組みが挙げられます。それぞれ見ていきましょう。スタートアップは国家成長のブースタースタートアップ企業の誕生および成長は、経済を活性化させる起爆剤となりやすいことから、国家成長のブースターとも呼ばれています。イノベーションを通して新たなアイデアを産み出し、世の中に浸透させる流れが実現されることで、ビジネスの多様化や国家としての成長が期待されるのです。日本はスタートアップに対して消極的終身雇用や大企業への就職が一般的な理想の形でもある日本では、まだまだスタートアップに対して消極的です。日本では多くの方々における安定志向や、収入が途切れるリスクへの恐怖心により、起業への関心度が高い人材はまだまだ少なくなっています。日本はユニコーン企業が少ないユニコーン企業とは、評価額が10億ドル以上に達する創業10年未満のスタートアップ企業の総称です。東南アジアや中国など、一部の国々ではユニコーン企業が多く誕生し、各国のイノベーション力や起業家文化を象徴しているものの、日本ではまだまだ数が多くありません。世界で注目されるユニコーン企業が誕生しない現状を踏まえて、国内では政府や多くの民間団体がスタートアップ企業の支援や、人材育成の一環となる起業家教育に力を入れています。政府が掲げる「起業家教育の3本柱」起業家教育の3本柱とは、スタートアップ自体の促進から実際に企業の立ち上げを行う際の具体的なステップについての内容を含む思想です。それぞれの柱における意味合いや、具体的な取り組みについて解説します。スタートアップ創出に向けた人材・ネットワークの構築起業家教育を行ううえでは、まずスタートアップ企業を創出するための人材や人脈が欠かせません。起業家教育における内容を考えるときは、教育機関における起業家教育プログラムを活用したイベントや、スタートアップを創出するうえで必要な知識をスタートアップのための資金供給の強化と出口戦略の多様化起業家教育では、スタートアップ企業を立ち上げてビジネスを行うための資金調達や出口戦略の多様化についての学習が必要です。お子様に対して起業家教育を行う際は、ビジネスにおけるお金の流れを理解したうえで、資金供給やゴールの決め方を習得するためのプログラムを組む必要があります。オープンイノベーションの推進起業家教育の一環として、オープンイノベーションの推進も大切な要素の一つです。オープンイノベーションとは、他社の優れた技術を取り入れて新たなビジネスや商品・サービスを創り出すことを指します。お子様へ起業家教育を行う際は、オープンイノベーションの概念や考え方について、企業の成功事例を踏まえて説明しつつ、自分の意見をアウトプットするよう促しましょう。起業家教育の学校教育における取り組み今や起業家教育は、社会人になってからでは遅いとの声もよく聞かれます。起業家精神やスタートアップ企業の立ち上げにおける基礎を学ぶためには、小中学校から大学での教育が必要不可欠です。起業家教育について、小中学校や大学で何を学び、何を教えるべきかを具体的に解説します。小中高校での取り組み小中高校における児童・生徒に対して起業家教育を行う際のポイントは、それぞれが世の中の動向に興味を持ち、自分の意見を持つ習慣を付けることです。それぞれが関心のある分野について、世界では何が起こっているかを具体的に解説しつつ情報収集や基礎知識の習得に繋げましょう。大学での取り組み大学生に対する起業家教育では、実際にビジネスを生み出すうえでのお金の流れやマーケティングの手法を具体的に学ぶことが求められます。経営学や金融に関する知識だけでなく、実際にビジネスを立ち上げるうえでの市場分析や時間・金銭におけるリソースに応じた行動プログラムの策定を促しましょう。起業家精神を育むために、家庭や自分でできること企業家精神を育むためには、企業や学校における教育をただ受けるだけでなく、ご家庭での取り組みや、自ら進んで行動することが必要不可欠です。企業家精神を身につけるうえで、家庭や自分自身で行える施策を解説します。家庭で仕事やキャリアの話をしてみるお子様の起業家精神を育むためには、まず家庭内で仕事やキャリアについての話題を積極的に振っていきましょう。ご飯の時間に食卓を囲む際に、自身の仕事に対するやりがいや目標を語ったり、将来の夢や叶えるために必要なアクションについて討論したりするのもオススメです。起業家の自伝や伝記を読んでみるお子様の起業家精神を促す際は、実際にビジネスで成功した方の書籍や自伝をオススメするのも良い方法です。成功者となった方が起業家としてどのような経験をして、道を歩んできたかを積極的に学習する機会を提供しましょう。SNSで起業家やアントレプレナーシップのある若者と交流するお子様の起業家精神を高めるためには、SNSを通して同じような目標を持つ方々との交流を促したり、関連するイベントへ誘ったりするのも良い選択肢です。自身の目標を語り、逆算して行動方針を立てている方の姿を実際に見せることで、お子様にとってもビジネスの創出に対する具体的なイメージが湧きやすくなりますよ。将来の選択肢に起業を加えてみよう現代社会では、会社員からの独立やフリーランスとしての開業におけるハードルは下がり続けています。終身雇用が崩壊し、給与が上がらず物価高が続く現代社会で成功するためには、会社に依存せず自らの力でビジネスを考え、産み出す能力が欠かせません。そして実際に起業家教育を行う際は、ただ知識を教えるだけでなく、自ら進んで行動する大切さを学ばせる必要があります。皆さんのお子様が自分らしい働き方を身につけるためにも、起業という選択肢を学生時代から取り入れ、視野を広げられるようサポートしましょう。

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中学校におけるキャリア教育・実施する目的とその効果

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キャリア教育とは、子どもたちや若者がキャリアを形成していくために必要な知識や能力などの育成を目指す教育のことを指します。働くことに対する理解を深め、キャリアを形成するために主体的に選択できる人材を目指すことは中学生からでも遅くはありません。社会の変化が激しい現代において、学校から社会への移行が円滑になるように中学校の学習過程でキャリア教育が推進されています。中学校のキャリア教育とはキャリアには、「職業の地位や経歴などを捉える考え方」と、「人生そのものを捉える考え方」の2通りがあります。キャリアと聞くと一般的には、仕事においてのキャリアをイメージしがちですが、人生を表すもっと広い意味でも使われる言葉です。そんなキャリアを教育する「キャリア教育」とはどういった意味を持つのでしょうか。キャリア教育の意味キャリア教育とは、子どもたちや若者がキャリアを形成していくために、必要な知識や能力などの育成を目指す教育のことを指します。中央教育審議会はキャリア教育を“一人ひとりの社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育”と定義しています。職業教育との違いキャリア教育に含まれるものとして職業教育があります。中央教育審議会は職業教育を“一定又は特定の職業に従事するために必要な知識、技能、能力や態度を育てる教育”としています。具体的な専門性を磨く職業教育に対して、キャリア教育は広い意味での能力や態度を身につける教育であることが分かります。引用:今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について|中央教育審議会キャリア教育で育つ4つの能力キャリア教育では、次の4つの能力を育てていきます。1.人間関係形成・社会形成能力自他の立場を理解し、協働しながら社会に働きかける力を指します。他者の立場や考えを理解することや自分の考えを伝えることができ、社会に参画していくことは社会生活の中で基本的な力です。具体的な要素としては、他者に働きかける力・コミュニケーション力・チームワーク・リーダーシップなどが含まれています。2.自己理解・自己管理能力自分がやりたいことやできることについて肯定的に理解し、主体的に行動しつつ進んで学ぼうとする力を指します。自信や自己肯定感が低い子どもや若者が多いと言われていますが、自分を理解したうえで、できると思ったことをやってみる力が求められています。具体的な要素としては、前向きに考える力、忍耐力、ストレスマネジメント、主体的行動などが含まれます。3.課題対応能力課題を発見してから解決まで、分析や適切な計画を立てながら対応できる力を指します。ただ単に課題に対応するのではなく、従来の考えに囚われず、情報収集しながら解決に向けた策を実行していくことが重要です。具体的な要素としては、情報の理解・選択・処理等、本質の理解、原因の追求、計画立案、実行力などが含まれます。4.キャリアプランニング能力働くことの意味を理解し、様々な情報を適切に選択しながら自らキャリア形成を主体的に判断していける力のことを指します。この能力は生涯にわたり社会人として生活していくために必要な能力とされています。具体的な要素としては、学ぶこと・働くことの意義や役割の理解、多様性の理解、将来設計などが含まれます。キャリア教育の目的キャリア教育はなぜ行われるのでしょうか?文部科学省は「中学校キャリア教育の手引き」において以下の目的とその効果について述べています。目指すものキャリア教育の目標は定義にあるように“一人ひとりの社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促すこと”としています。そして、これらを踏まえて、中学校のキャリア教育では、入学から卒業までの3年間で以下の4つを育成することを課題としています。 ・肯定的自己理解と自己有用感の獲得・興味・関心等に基づく勤労観・職業観の形成・進路計画の立案と暫定的選択・生き方や進路に関する現実的探究 中学校の3年間でキャリア形成の基本的な能力から、進路選択や生き方の選択における理解と判断力を身につけることを目標としています。キャリア教育の効果キャリア教育を実施することでどのような効果が得られるのでしょうか。文部科学省国立教育政策研究所が2014年に実施した「キャリア教育・進路指導に関する総合的実態調査」において、キャリア教育は学習意欲を向上させる傾向にあるとの結果を報告しました。中学校においてはキャリア教育の充実度が高い学校のうち55.1%の学校で学習意欲向上が認められ、キャリア教育の充実度が中程度・低い学校と比較し、明らかに差が生じています。

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将来が見えない高校生必見!おすすめの進路や進学先の選び方

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将来が見えない高校生のあなたへ。本記事では、将来の夢がまだ決まっていないときの大学の選び方や進路の考え方、やりたいことの見つけ方について解説します。大人と子どものはざまとも言われる高校生、将来を思い悩む人も少なくないでしょう。最後には夢の根本論も紹介しています。ぜひご一読ください。高校生で将来の夢がない場合の進路3選まずは、将来の夢やなりたい職業がない高校生の進路について解説します。選択肢として考えられるのは以下の3つです。 就職起業大学進学 それぞれ特徴やおすすめ具合を解説していきます。 進路1.就職高校生のうちから夢を持ち、それに向かって進路を決めることは理想的ですが、夢がない場合は就職をするのも選択肢の一つです。ただし、大学進学率の高い現代で早々に就職することは、経歴や将来の年収に悪く影響することもあります。むしろ就職は、夢があり、向かうべき職種や業界がある程度イメージできている人こそ向いていると言えます。もしも夢がない場合でも、自分が将来どういう道を進みたいのか考え、それにつながる仕事やスキルを身に付けるなど、将来に向けての経歴を築くことが大切です。 進路2.起業高校生で将来が見えない場合、起業を選択することも考えられます。その場合「やりたいことがない」は一種の強みです。こだわりや好みに左右されることなく、市場のニーズを探り「勝てるビジネス」に取り組めます。その過程で、自分に合った分野やスキルを見つけることもできるかもしれません。さらに、起業は自由度が高く、自分でビジネスを創り上げることで社会に貢献することもできます。ただし、十分なマーケットリサーチやビジネスプランの策定など、事前の準備が必要で、難易度は高いでしょう。 進路3.大学進学高校生で将来が見えない場合にもっともおすすめなのは「進学」です。というのも、大学ではさまざまな分野について学ぶことができるため、夢を見つけるための探究の場となります。また、就職や起業の道は進学した後でも遅くなく、リスクの少ない進路と言えます。さらに、大学で得た知識やスキルは、就職や起業における財産や自己実現のための基盤となります。もちろん、ぼんやりとでも就きたい職業が決まっている人は、専門学校への進学もおすすめです。 将来が見えない高校生の大学の選び方3選次に、将来が見えないときの大学の選び方を紹介します。おすすめしたい方法は以下の3つです。 やりたいことを見つけて大学や学部を選ぶとにかく高偏差値の大学や学部を選ぶ人文学系の学部を目指す それぞれ異なった長所があるので、本人に合ったものを検討してください。 方法1.やりたいことを見つけて大学や学部を選ぶやりたいことがなく悩んでいる場合、まずはやりたいことを見つけましょう。もしかすると、やりたいことを見つける方法を知らないだけかもしれません。まずは授業や行事などを利用して、自分が興味を持てることや楽しめることへのセンサーを広げてみましょう。また、アルバイトやボランティア活動などを通じて、社会や人々のニーズに寄り添った仕事や活動に出会うことも一つの手です。ほかにもやりたいことの見つけ方は存在するので、詳しくは後ほど解説します。 方法2.とにかく高偏差値の大学や学部を選ぶ将来の夢が見つからない場合、高偏差値の大学や学部を選ぶことも良いでしょう。将来の選択肢を広げる賢い選択肢の一つです。当然、学歴がすべてではありませんが、高偏差値の大学出身者に社会的な信頼性や一定の就職優位性があるのは確かです。今後やりたいことが見つかった際、有利に働くことがあるでしょう。 方法3.人文学系の学部を目指す人文学系の学部は、文学や歴史、哲学、言語など、人文的な分野に特化した学問を扱います。こうした学問は、ビジネスやマーケティング、マスコミ、教育、国際関係など、多様な職業に役立つスキルを身に付けることができるため、就職先の選択肢に制限が少なく、現状夢がない人にとっては、汎用性が高いと言えます。また、自分自身の視野を狭めないという利点もあります。たとえば、薬学部であれば薬剤師に、法学部であれば弁護士をはじめとする法律家に、と入学時から決めている学生は多くいます。しかし、文学部に入学した時点で文学に関する職業を目指している人は少ないでしょう。在学中にも、おのずと多くの職業に視点を映せるかもしれません。 将来が見えない高校生にすすめたいやりたいことの見つけ方ここからは、実際に「やりたいこと」を見つける方法について解説しましょう。ここでは以下の2つの方法を紹介します。 「やりたくない」から考える「得意」から考える 「やりたい」が見つからないときは「やりたい」以外を足がかりにすることが大切です。それぞれくわしく見ていきましょう。 方法1.「やりたくない」から考える自分がやりたくないことを考えることで、逆説的に自分がやりたいことは見えてきます。たとえば「夜勤が嫌だから看護師になりたくない」と思ったとき、その反対に昼間に働ける仕事が向いているかもしれません。ほかにも「人並み以上に人混みが嫌い」という場合は、平日に休みが取れる仕事を選べば、休日の旅行は人混みを避けられ、心身豊かに過ごせるでしょう。自分が嫌だと感じることや、嫌いなことを考えることで、自分自身がどんな価値観を持ち、どんなことに興味を持っているかを再確認できます。この方法で見つけた自分がやりたいことを追求することで、将来の進路や自分自身の人生設計を立てることができます。 方法2.「得意」から考える「やりたい」や「好き」ではなく、ひたすらに自分が得意なことを分析し、その能力やスキルを活かせる仕事や活動を探すことも一つの方法です。自分が得意なことを見つけるためには、周りからのフィードバックをもらったり、自分自身で評価してみたりすると良いでしょう。また、得意なことは、日々の習慣や趣味、授業の成績などから見つけることもできます。これについては、より詳しく解説していきます。 才能の見つけ方「自分には才能がない」と嘆く高校生は多いですが、それは往々にして才能に気づけていないだけです。そして「才能に気づけない」というのは、実は至極当然。たとえば、買い物中の暗算に時間がかかったことがない経験と暗算で何度も躓いた経験は、後者の方が本人の印象に残ります。才能は「自分が当たり前にできること」に潜んでいます。褒められたことはないが作文で訂正されたこともない、得点したことはないがスポーツで苦手意識を抱いたこともない、それらはいまだ気づいていない「伸び代のある才能」かもしれません。「どうしてこんなこともできないの」と人に苛立ちを覚えることにも、才能が潜んでいる確率は高いです。才能が見つからないという方は、人よりも楽にこなせていること、できない人にイライラしてしまうことを探してみてください。 将来が見えないのは高校生なら当たり前最後に少し「将来が見えない」という不安について話します。思い切って言ってしまえば、これは高校生ならば当たり前のことです。ここからは、その理由と、夢の本質について解説します。「どこの大学・職場に進むか」だけが進路ではありません。やりたいこと、いわば広い意味での「夢」を追い掴むため、何をすべきか考えながら読んでみてください。 高校生はまだ10数年しか生きていない人生100年時代とも言われる現代。16〜18歳の高校生は、およそ人生の17%しか生きていません。その時点で残りの83%を考えろと言われても難しいのは明白でしょう。高校生時点での選択がその後すべてに影響するわけでもなく、卒業後に舵を切る時間は十分あります。将来が見えないことを、そこまで不安がる必要はありません。 夢は見つけるのではなく見つかるものそもそも、夢は能動的に見つけるものではありません。好きなことや楽しいこと、理想や得意などを軸に、自ずと見えてくるものです。そして、夢が見つかるには何が必要か。月並みですが、多様な経験があなたに夢を見せてくれます。サッカーを見たこともしたこともない人は、サッカー選手を志しません。のめり込むかどうかは触れてからしかわからないため、さまざまな学問や娯楽に触れてください。 将来が見えない高校生は合理的に進路を決めよう将来が見えない高校生は、自分自身に合う進路を探すために合理的に検討しましょう。「やりたい」「なりたい」は感情ですが、自分の好きなことや得意なことを考慮し、将来的な職業や環境、社会情勢などを調べ、自己分析を地道に行うことで、その輪郭がくっきりと見えてきます。また、進路に関する情報収集や相談を積極的に行うことも重要です。将来が見えなくても、自分自身の選択に合わせた進路を選ぶことが、自分自身の未来を築くための第一歩となるでしょう。

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高校生のキャリア教育の実践例5選・自分らしい働き方を探す方法

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近年、キャリア教育が注目されています。特に高校生のキャリア教育は、注目を集めており、実践していくことで、自分らしい生き方や働き方を見つけることができます。この記事では高校生のキャリア教育の実践例や自分らしい働き方を探す方法について詳しく解説していきます。近年、日本でもキャリア教育が注目されており、さまざまな高校で実践されています。自分らしい働き方を見つけるためにも、高校生のうちからキャリア教育についてしっかりと理解しておきましょう。キャリア教育とはキャリア教育とは「キャリア教育を一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育」と定義されています。キャリア教育を実施するにあたって最も重要なのは、「キャリア発達」を促す教育です。「キャリア発達」とは、社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現していく過程を指します。複雑な出来事を主体的に判断し、自分をどのように位置づけ、他者とともに課題を解決していくための「生きる力」を持った若者の育成が必要なのです。高校生のキャリア教育に求められるもの高校生は社会人になる一歩手前の段階ということもあり、高校生に対するキャリア教育が重要視されています。高校生のキャリア教育には「他者の個性を理解する人間関係形成」「社会形成能力」「自己の役割を理解する自己理解」「自己管理能力」「課題の発見」「計画立案」「実行など課題対応能力」「学ぶこと・働くことの意義を学ぶキャリアプランニング能力」の育成が求められています。特に高校生のキャリア教育には、「学ぶことの意義」「学ぶことの価値」に触れつつ、自立する際に必要となる判断力や価値観を体験活動を通して学習できるように働きかけることが求められています。「学ぶことの意義」「学ぶことの価値」に触れつつ、自立する際に必要となる判断力や価値観を体験活動を通して学習できるように働きかけます。 参考:https://studystudio.jp/contents/archives/40794https://www.blog.studyvalley.jp/2022/07/15/career-education/ 人間関係形成・社会形成能力多様な立場を理解し、相手の考えを聞いて自分の考えを伝えられる力です。また、自分の役割を果たしながら他者と協働し、今後の社会を積極的に形成する力も含まれます。具体的には、他者の個性を理解する力、コミュニケーション・スキル、チームワークなどが挙げられます。自己理解・自己管理能力自分の可能性などについて肯定的に理解しながら主体的に行動し、今後の成長のために進んで学ぼうとする力です。具体的には、自己の役割の理解、前向きに考える力、自己の動機付けなどが挙げられます。課題対応能力仕事をする際の様々な課題を発見・分析し、適切な計画を立てて解決できる力です。具体的には、情報の理解・選択・処理等、本質の理解、課題発見などが挙げられます。キャリアプランニング能力「働くこと」の意義を理解し、多様な生き方に関する様々な情報を取捨選択・活用しながらキャリアを形成していく力です。具体的には、学ぶこと・働くことの意義や役割の理解、将来設計など挙げられます。 高校生のキャリア教育・5つのプログラムでは、高校生のキャリア教育プログラムにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは高校生のキャリア教育プログラムの例を5つ紹介します。1.ワークショップキャリア教育プログラムの1つ目の例は、「ワークショップ」です。ワークショップは学びや問題解決などに取り組めるものです。ファシリテーターと呼ばれる司会者を中心に、参加者全員が自発的に参加者が自発的に通常の授業よりも意見を活発に交わすことができ、自ら考え主張する主体的な経験をすることでより理解を深めることできます。2.職業体験キャリア教育プログラムの2つ目の例は、「職業体験」です。インターンシップや、社員とのワークショップ、オフィスの見学など高校生では体験できない実際の仕事を体験することで、将来の自分の仕事について考える機会になります。また直接目で見て感じることができるので、働くことの厳しさ、楽しさ、やりがいなどを学ぶことができ、高校生が社会との接点やつながりを持つこともできます。3.社会人講師による講義進路選択をしてきた先輩やすでに社会で活躍する方などを講師として招きます。実際に経験された方のお話を聞くことで、体験的で共感を得やすいため、知識としての学びではなく、生徒の具体的な挑戦、行動が期待できるからです。4.国際交流キャリア形成の可能性を広げ、生徒の将来の選択肢を増やすためにグローバル人材を育成します。高校生のうちから他国の言語を日常的に使う機会をもち、海外留学生の受け入れや高校在学中に留学する機会も設けることで、それぞれの国の文化や慣習の違いを認め、理解し合う気持ちを育むことでグローバルな人材としての態度を身につけます。5.ビジネス体験職業体験ではなく、自らビジネスを行うことで、自主性を育みビジネスとしてのマナーや情報処理力、課題解決力など社会を生き抜くために必要な多くの力、スキルの育成を行います。教えられるのではなく、直面した課題などを自発的に考えるので、高校生のうちに社会に出てから必要なスキルを必然的に学ぶことができます。高校生のキャリア教育の実践例では高校生のキャリア教育はどのように実践されているのでしょうか。ここでは5つの高校で実際に行われているキャリア教育の実践例を紹介します。秋田県立能代高等学校高校生のキャリア教育の実践例の1つ目は、秋田県立能代高等学校です。取り組まれているキャリア教育は「Will Project」です。これは生徒に「大きな夢と高い志」を持たせ、自己の可能性に挑戦する気概を育てることを目的とした取り組みです。1年生では、職業研究や社会人講話、2年生でインターンシップやオープンキャンパスなどの多くの進路講話、講演会が開かれます。3年間で将来の夢や志を含めたライフプラン、より近い未来についてのWillプランの達成を目指します。これによって、将来について考えて、そこに向けた行動をとることができます。参考:https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo10/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2010/02/12/1289068_2.pdf兵庫県立加古川北高等学校高校生のキャリア教育の実践例の2つ目は、兵庫県立加古川北高等学校です。ここで取り組まれているキャリア教育はジョブシャドウイングです。ジョブシャドウイングとは生徒が実際に企業に訪問して、社員の方が働いている姿を観察するものです。同校では、一般的な高校が行っている総合的な学習の代わりに「公共」という科目を設定し、この授業は「キャリア教育」「道徳教育」「課題教育」の3つを軸に進めています。キャリア教育でジョブシャドウイングに力を入れ、生徒は社員の方を観察するだけであるため、専門的な知識や作業を行う職場にも訪問することができ、自分が従事する可能性が高い仕事に生で触れられるようになります。同校のキャリア教育は生徒に将来の自分をリアルに体感させる機会になっているでしょう。参考:https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo10/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2010/02/12/1289068_2.pdf和歌山県立桐蔭高等学校高校生のキャリア教育の実践例の3つ目は和歌山県立桐蔭高等学校です。ここで取り組まれているキャリア教育は、「キャリアの桐の葉」という授業です。一般的な高校が行っている総合的な学習の代わりとして創られました。この授業では、まず学びの意味の理解を生徒に促します。教科・部活・特別活動で得られた学びを今後の人生にどのように役立てていくかがまとめられた教材「桐蔭の学び入門」を用いて授業が行われます。これを踏まえて、生徒数人がグループを作り、教員にインタビューをして、学びについてまとめた報告書を作成します。その後、キャリア設計に関するテーマの「桐蔭リーダー塾」という取り組みが行われます。これは社会人講師がテーマに合わせた講演を行い、生徒がグループでそのテーマについてまとめた発表をするものです。最後には講師からフィードバックをもらい、振り返りができます。実際に活躍する社会人が携わっているため、生徒はキャリア形成についてより考えるでしょう。参考:https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo10/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2010/02/12/1289068_2.pdf茨城県立日立工業高等学校高校生のキャリア教育の実践例の4つ目は茨城県立日立工業高校です。ここで取り組まれているキャリア教育は地域産業の担い手育成プロジェクトです。これは体験的な学習や地域企業と連携を図った現場での長期間の実習などです。小型機器を独自に作る過程や社会としてのルール・職業観・勤労観についても指導がなされています。週1回継続的に実習が実施されるため、生徒の技術・技能・職業観の向上やコミュニケーション能力の向上があります。この取り組みによって高等学校と地元企業に新たな協力関係が生まれるなど、地域全体で地域のものづくりを担う人材育成を図っています。参考:https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo10/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2010/02/12/1289068_2.pdf 県立取手第二高等学校高校生のキャリア教育の実践例の5つ目は県立取手第二高等学校です。ここで取り組まれているキャリア教育は各活動の関連付けを体系化し、組織的に実施するというものです。元々進路指導やキャリア教育を行っていましたが、生徒の主体的な進路選択において充分に機能をすることができていませんでした。そのためキャリア教育の推進のための組織づくりとして新しく委員会の設置、キャリア教育の全体計画の策定を行いました。またキャリア教育に対する共通理解の形成、校内での研修などを示した年間指導計画を策定し、各学年におけるキャリア教育の計画的・系統的な推進を行うことで目標設定を可視化し、行うべき指導内容が明確になり一貫性をもたせることができています。参考:https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo10/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2010/02/12/1289068_2.pdf 高校生はキャリア教育を通して自分らしい働き方を探そうここまで高校生のキャリア教育について詳しく解説してきました。高校生のキャリア教育は自身のキャリア発達に向けて重要なものになっています。キャリア教育によって、社会で求められる多くの力やスキルを身につけることができます。さまざまなキャリア教育が実践されているので、高校生の方はキャリア教育を通して、将来について考え、自分らしい働き方を探していきましょう。

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高校生の仕事の選び方・探し方に役立つポイントを解説

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高校卒業後に大学進学ではなく、就職を選ぶ人も一定数存在します。高校卒業が近づくに連れ、将来どんな仕事を選ぼうかといったことついて、少しずつ考え始める人もいるのではないでしょうか。本記事では、高校生の仕事の選び方や探すときのポイントについて分かりやすく解説します。将来、どんな仕事を選ぼうか迷っている高校生やその保護者、学校関係者にとっては必見の内容なので、ぜひ最後までご覧ください。高校生が理想の仕事を選ぶときに大切なことは?どうすれば自分に向いている、理想の仕事を見つけることができるのでしょうか。理想となる仕事の選び方はいろいろとありますが、ひとつは自分が本気で熱中できる何かを、在学中に見つけることです。例えば、人を笑わせることが好きな場合にはお笑い芸人が理想かもしれませんし、パソコンを触って制作することが好きな場合には、IT系の仕事もしくはWebデザイナーが向いているかもしれません。自分が無意識に楽しみながら熱中できる何かを見つけることが、理想の仕事を探すうえでとても大切です。高校生の進路選択の際に仕事選びの際のポイント4つここからは高校卒業後、就職をする際の仕事選びにおいて軸になるポイントについて解説します。軸となるポイントは大きく分けて以下の4つがあります。1.自分が興味関心のある分野で考える先述したとおり、自分が高校生のときに熱中したことに関連付けて考えるのはもちろん、もし熱中したことが思い浮かばない場合には、自分自身が興味関心のある分野の仕事を選ぶことをおすすめします。例えば、身体を動かすことが好きな人は、スポーツ業界の仕事、ゲームをするのが好きな人はゲーム開発やシステム開発が向いているかもしれません。2.やりたくないことから考える自分のやりたい仕事が見つからない、という人におすすめなのが、「やりたくないこと」から考えることです。例えば、パソコンをずっと触っているのが苦痛だという人は、デスクワークではない接客業や身体を動かす仕事を、逆に運動するのが嫌だという人にはパソコン仕事が多い事務作業などがおすすめです。3.これから学びたいことを基準にして考えるこれから自分が何を学びたいのか、を軸にして仕事を選んでみてもいいでしょう。多くの高校生は、将来自分が学びたいことを軸に仕事を決める人が多いです。IT業界の知識やWeb上の広告について学んでみたいという人はIT業界や広告業界に、教育について学んでみたいという人は教育業界に就職するといった具合です。自分が学びたいことを軸に仕事を選ぶことで、よりモチベーション高く積極的に仕事を進められます。4.将来のキャリアをもとに考える将来の理想のキャリアから逆算して仕事を選ぶこともおすすめです。具体的にやりたい仕事があればそれをゴールにしてもよいですし、どんな人生を過ごしたいか、どんな自分でありたいのか、などといった、少し抽象的なゴールから逆算して仕事を選んでもよいでしょう。具体的にやりたい仕事がない場合は、なんとなくで大丈夫なので、「◯◯歳までに結婚する」や「〇〇歳までに家を建てる」のように、ざっくりとライフプランを立て、それを叶えられる収入や就職場所を決めていきます。 高校卒業後の仕事選びの際に注意点3つ続いて、高校卒業後の仕事の選び方について、注意するべきポイントについて3つ解説します。1.自分ひとりだけで考えない進路選択の際には、さまざまな選択肢で迷うと思いますが、自分ひとりで考えないようにしましょう。必ず親や信頼できる人、学校の先生の話も聞いたうえで、自分の考えと照らし合わせ、総合的に進路選択をすることが大切です。また、逆に周りの意見ばかりを重要視して、自分の意思を持たずに周りの意見のみで進路を選択するのも絶対にNGです。実際に人によっていろいろな意見があると思いますが、最終的には自分の人生なので、自分で責任を持って決めることが重要です。2.将来なんとなく役立ちそうという安易な理由で考えない「将来なんとなく役に立ちそうだから」といった安易な理由で仕事を選ぶのもやめましょう。興味があり、やりたいと思っている分野ならよいですが、好きでも得意でもない分野を、将来なんとなく役立ちそうという安易な理由で選ぶと、就職後に辛くなってしまい、自分が後悔することになります。また、徐々にモチベーションが落ちていき、仕事を辞めたくなってしまう恐れもあります。なんとなく役立ちそう、といった理由ではなく、自分の意思を持ち、少しでも興味のある分野の仕事を選ぶことをおすすめします。3.ネームバリューのみで考えない仕事選びの際に、有名な企業だから、といったネームバリューだけで選ぶのもおすすめしません。名前で選んでしまうと、そこに入社することが目的化してしまいます。なんとか入社できたとしても、入ることが目的になっているとその先の目標を見失ってしまったり、モチベーションが落ちてしまったりして、自分が苦しくなってしまいます。 男女別のなりたい職業ランキング最後に、高校生がなりたい職業ランキングを男女別にご紹介します。2022年12月にLINEリサーチ が行った調査結果を記載しています。どんな仕事を選ぶか、迷っている高校生はぜひ参考にしてみてください。 男子高校生がなりたい職業ランキング 順位職業1位国家公務員・地方公務員2位システムエンジニア・プログラマー3位機械エンジニア・整備士4位教師・教員・大学教授5位事務職・営業職6位ゲーム業界7位警察官・消防官・自衛官7位(同率)設計者・開発者・工業デザイナー9位学者・研究者10位医師10位(同率)公認会計士 女子高校生がなりたい職業ランキング 順位職業1位国家公務員・地方公務員2位看護師3位教師・教員・大学教授4位保育士・幼稚園教諭5位事務職・営業職6位臨床検査技師・診療放射線技師6位(同率)栄養士・管理栄養士6位(同率)薬剤師9位心理カウンセラー・臨床心理士10位シェフ・パティシエ・料理人 出典:https://lineresearch-platform.blog.jp/高校卒業後の仕事選びについてしっかりと考えて良い決断をしよう本記事では、高校生が卒業後に仕事を選ぶ際の選び方やポイント、注意点について解説しました。仕事を選ぶ基準としては、高校時代に熱中していたことを軸に、自分が興味のある分野や業界を選ぶのが理想です。しかし、それがわからないという人は自分がやりたくないことから逆算して、仕事を選ぶのもおすすめです。 高校卒業後の仕事選び次第で、今後の人生の行方が大きく変わってくるため、周りの人と相談しながらじっくりと後悔のない選択をすることが大切です。

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